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出版者情報
国際社会を支配する地政学の思考法 歴史・情報・大衆を操作すれば他国を思い通りにできる
- 書店発売日
- 2019年12月12日
- 登録日
- 2019年11月11日
- 最終更新日
- 2024年1月24日
書評掲載情報
2020-02-22 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
隣国を出し抜き、大衆をコントロールする権力者たちの「16の戦略」とは?
国防・諜報の裏の裏まで知り尽くしたトップレベルの軍事戦略家が、勝ち残る国がやっていること・やらないことを、歴史上の出来事や最新の世界情勢をもとに明かす。
世界はまるで、学校の教室のようなものだ。権力を握り影響力をおよぼす「リーダータイプの子」は、その力をみんなのために使うとは限らない。自分のパワーを誇示し、弱い者や気に入らない子を徹底していじめることもある。
リーダーの周りにいる「取り巻きの子」は、強いリーダーにこびへつらって自分の立ち位置を守る。「いじめられっ子」を残酷にいびるのは、リーダーよりも取り巻きの子のほうだったりする。
リーダーのグループには入らず、べつに権力も望まない「マイペースを貫く子」も存在するが、彼らとは別に「どんな活動にも参加しない子」もいる。彼らはかたくなで、誰かに馬鹿にされたら、思ってもみないような過剰反応する。
さあ、どの国が、どの子だろう?
権力者の偽善とかけひき、カネ、情報、大衆、宗教、善意さえも武器にするしたたかな権力者たち。国際社会のパワーゲームで、これからの世界が地政学的に見えてくる。
〇世界一“隣人”が多い国・中国の黒い本音
〇“善人主義”を掲げる米国の野心
〇あえて“マッドマン”を装う? 金正恩とトランプ
〇キューバ戦争とイエロージャーナリズムの誕生
〇金が欲しければ、戦争を準備せよ
〇ソロスが操る多国籍グループ企業
地政学とはそもそも、地理的位置や歴史に基づいた政治や国家戦略だった。
だが、グローバル時代を迎えた今、「地球全体」を隣国として考える必要が出てくる。
つまり現代の地政学とは、「国際規模の事柄に影響をおよぼす目的で展開される、すべての活動」である。
目次
〇地政学と地政戦略学
〇世界とはどのようなものか
〇武器としての経済
〇歴史の確かな重み
〇抑止力と包囲網のゲーム
〇民族性への無理解
〇地政学上の8つの大罪
1 “ハシゴを蹴り倒す”戦略
2 “隣人“を弱らせる戦略
3 上手にあざむく“演技派”の戦略
4 “ブレイキング・ポイント”の戦略
5 分裂させる戦略
6 間接的に支配する戦略
7 法を歪曲する戦略
8 権利と権力の戦略
9 敵をつくり出す戦略
10 大衆を操る戦略
11 フェイクニュースの戦略
12 貧者の名のもとの戦略
13 不和の種をまく戦略
14 宗教を使った戦略
15 善人主義という戦略
16 マッドマン戦略
上記内容は本書刊行時のものです。