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出版者情報
絞首刑
- 初版年月日
- 2012年11月
- 書店発売日
- 2012年11月15日
- 登録日
- 2015年8月20日
- 最終更新日
- 2024年1月9日
書評掲載情報
2012-12-09 | 読売新聞 |
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紹介
国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年に発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年3名への取材は、精緻を極める。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。(講談社文庫)
国家の名のもとに命を奪う「死刑」。著者は、数々の証言から執行現場を再現し、実際に起きた5つの事件を再取材しながら処刑に至る道程を検証する。なかでも、1994年(平成6年)に大阪・愛知・岐阜の3府県で発生した、いわゆる「木曽川・長良川連続リンチ殺人事件」で逮捕され、死刑判決を受けた元少年たち3名への取材は、精緻を極める。何度となく拘置所内で対面取材を行い、彼らの発する言葉を丹念に追うことで、罪を悔恨する彼らの心情を描き上げている。また、被害者側の遺族たちのもとへの足を運び、いまだ晴れぬ苦しみ、元少年たちの更生を願う気持ち、あるいは絶対に許せないとする感情に接している。死刑制度に対して是とする人々、非とする人々、あらゆる立場の人々に一読していただきたい、渾身のルポルタージュ。
目次
プロローグ~憂鬱な儀式
第1章 元少年たちの罪と罰(1)
第2章 栃木・今市四人殺傷事件
第3章 元少年たちの罪と罰(2)
第4章 愛知・半田保険金殺人事件
第5章 元少年たちの罪と罰(3)
第6章 埼玉・熊谷四人拉致殺傷事件
第7章 元少年たちの罪と罰(4)
第8章 福岡・飯塚女児殺害事件
第9章 元少年たちの罪と罰(5)
エピローグ~元少年たちと私の「その後」
文庫版のあとがき
解説……高村薫
- 旧版ISBN
-
9784062155519
上記内容は本書刊行時のものです。