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出版者情報
易、風水、暦、養生、処世 東アジアの宇宙観(コスモロジー)
発行:講談社
四六判
272ページ
定価
1,700円+税
- 書店発売日
- 2016年2月11日
- 登録日
- 2016年1月8日
- 最終更新日
- 2024年1月9日
紹介
万物を生み出す気の循環。陰陽五行の八卦。古代中国から江戸の日本社会まで、深く浸透してきた東アジアの宇宙観(コスモロジー)を、易、風水、暦、養生、処世の5章に分けて、はじめてその全体像を描き出した力作。ここに、21世紀を生きる知恵がある!
恵方巻、鬼は外、端午の節句などなど、日本の風俗には、古代中国から東アジアに脈脈と伝わってきた、さまざまな習慣があります。それは、伝わったと言うより、われわれの生活そのものと言ってもいいでしょう。
古代中国に発し、広く、東アジア全域に伝播していった「コスモロジー=宇宙観」が、その根底にあります。
その本質は、世界を陰と陽、そして木火土金水の、陰陽五行でとらえるかんがえかたです。
これは、進化前進をむねとする西欧思想とちがって、陰がきわまれば陽になり、陽がきわまれば再び陰になる、というように、循環型の思想です。
そこには、古くて、かつ未来型の考え方があります。
本書では、宇宙観でありながら、あくまで実用に供した東アジアのコスモロジーを、暦、易、風水、養生、処世の五つの要素から解説していきます。
われわれの身体深くに浸透しているコスモロジーの新たな、未来への可能性を示唆する一冊です。
目次
序章 なぜいま東アジアの宇宙観(コスモロジー)なのか
第一章 暦――四季のめぐりと自然のリズムを感じる暮らし
第二章 易――万物の有機的連関と共生
第三章 風水――大地と人、人と人がつながりあう空間
第四章 養生――未病に処する身体と楽天的人生
第五章 処世――身を修め、国家を治め、人の絆を重んじる
上記内容は本書刊行時のものです。