版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
フーコーの〈哲学〉 市田 良彦(著/文) - 岩波書店
..
詳細画像 0
【利用可】
ウェブの承諾表明により「利用可」にしています

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

受注センター:
貴店担当者:
注文電話番号:
注文FAX番号:
注文サイト:

フーコーの〈哲学〉 (フーコーノテツガク) 真理の政治史へ (シンリノセイジシヘ)

哲学・宗教
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:岩波書店
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ24mm
重さ 572g
366ページ
定価 5,400円+税
ISBN
978-4-00-061604-1   COPY
ISBN 13
9784000616041   COPY
ISBN 10h
4-00-061604-8   COPY
ISBN 10
4000616048   COPY
出版者記号
00   COPY
Cコード
C3010  
3:専門 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年7月13日
書店発売日
登録日
2023年6月21日
最終更新日
2024年4月4日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ミシェル・フーコーとは何者なのか。常に変化した思想家の変わらぬ核心には、真理をめぐる〈哲学〉が存在した。「私は哲学者ではない」と語ったフーコー自身の言葉に抗いながら「言語」「存在(論)」「歴史」というフーコーの重要概念を読み解いていく本書は、異色のフーコー論にして、現代思想の到達点である。

目次

 はじめに

第1部 言 語

 第1章 〈知の考古学〉
  1 考古学という方法
  2 言説の理論あるいは「社会形成体」と「言説形成体」
  3 言表なるもの
  4 〈知の考古学〉における「真理」
 第2章 ソフィストとパレーシアスト──古代の真理ゲーム
  1 「真のなかにいる」と「真理のなかにいる」──アリストテレスを読むフーコー
  2 ソフィストと最初の「ソフィスト」
  3 オイディプスの「半分ゲーム」
  4 イオンの「半分ゲーム」

第2部 存 在

 第3章 フィクション、真理、主体
  1 パレーシアから〈奇怪な存在論〉としての文学へ──「ニーチェ講義」を経由して
  2 フィクションである言語、非存在である存在──「距たり・アスペクト・起源」
  3 フィクション、寓話、経験、真理──「寓話の背後」
  4 主体とその真理──「外の思考」(1)
  5 バンヴェニストの影──「外の思考」(2)
  6 一九六七年の合流
 第4章 歴史の分割と「存在関数」
  1 哲学のはじまり──イポリットの影
  2 ニーチェと系譜学の概念
  3 言表と言説、再び

第3部 真理─政治─歴史

 第5章 一九七〇年代の「転換」
  1 真理と誤謬と規範──カンギレムの影
  2 「真理の政治学」──デュメジルの影
  3 人間学から「生物」学へ、あるいは白痴の「放下」
  4 〈性の歴史〉と〈統治性の歴史〉
  5 中間地帯〈かつet〉で起きること
  6 真理ゲーム──デュメジルとともに

 注
 あとがき
 文献一覧

著者プロフィール

市田 良彦  (イチダ ヨシヒコ)  (著/文

市田良彦(イチダ ヨシヒコ)
1957年生まれ.神戸大学名誉教授.著書に,『ルイ・アルチュセール──行方不明者の哲学』(岩波新書),『存在論的政治──反乱・主体化・階級闘争』(航思社),『革命論──マルチチュードの政治哲学序説』『アルチュセール ある連結の哲学』『闘争の思考』(以上,平凡社),『ランシエール新〈音楽の哲学〉』(白水社)など.訳書に,ルイ・アルチュセール『終わりなき不安夢──夢話 1941─1967(附:二人で行われた一つの殺人)』(書肆心水),『哲学においてマルクス主義者であること』(航思社),『政治と歴史──エコール・ノルマル講義 1955─1972』(共訳,平凡社),『アルチュセール哲学・政治著作集』全2巻(共訳,藤原書店)など.

上記内容は本書刊行時のものです。