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受け継がれたローカル線 ~富山・石川・福井 北陸三県鉄道賛歌~ 上田聡子(小説) - parubooks
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受け継がれたローカル線 ~富山・石川・福井 北陸三県鉄道賛歌~ (ウケツガレタローカルセン トヤマイシカワフクイ ホクリクサンケンテツドウサンカ)

趣味・実用
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発行:parubooks
B5判
120ページ
並製
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-909824-13-4   COPY
ISBN 13
9784909824134   COPY
ISBN 10h
4-909824-13-8   COPY
ISBN 10
4909824138   COPY
出版者記号
909824   COPY
Cコード
C0065  
0:一般 0:単行本 65:交通・通信
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2024年10月31日
書店発売日
登録日
2024年9月2日
最終更新日
2024年10月28日
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書評掲載情報

2024-12-08 北國新聞  朝刊
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紹介

走る、つなぐ、希望の鉄路たち

北陸新幹線開業で、日本海側の300km超の路線が「並行在来線」として第三セクター鉄道会社へと移管されました。各社とも沿線人口の減少や設備の維持などの課題を抱えながらも、地域に根ざし愛され続ける路線へ生まれ変わろうと努力しています。富山県・石川県・福井県の「並行在来線」を運行する第三セクター鉄道と、1/1の能登半島地震で被災しながらも全線復旧を果たしたのと鉄道、並行在来線から伸びる第三セクター鉄道・民営鉄道が運行するローカル線のありのままの姿に、豊富な撮りおろし写真と取材記事、書きおろし短編小説で迫る一冊です。

取材協力(順不同):あいの風とやま鉄道株式会社、IRいしかわ鉄道株式会社、株式会社ハピラインふくい、のと鉄道株式会社
監修協力(順不同):富山地方鉄道株式会社、北陸鉄道株式会社、えちぜん鉄道株式会社、福井鉄道株式会社

※この本の売上の 5%を、令和6年能登半島地震の被災地への義援金として寄付いたします。

目次

《富山県》
連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 富山篇 ― 2023年秋
あいの風とやま鉄道
富山地方鉄道
 ・富山地方鉄道本線とその沿線
 ・富山地方鉄道立山線とその沿線
富山県が舞台モデル アニメ『クロムクロ』について

《石川県》
連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 石川篇 ― 2023年冬
IRいしかわ鉄道
北陸鉄道とその沿線
 ・北陸鉄道石川線

コラム 北陸三県を走り抜ける521系電車

《福井県》
連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 福井篇 ― 2024年春
ハピラインふくい
北陸三県取材点描
福井鉄道とその沿線
福井鉄道・えちぜん鉄道相互乗り入れについて
えちぜん鉄道とその沿線
 ・えちぜん鉄道三国芦原線
 ・えちぜん鉄道勝山永平寺線
福井県が舞台モデル アニメ『グラスリップ』について

《能登半島》
のと鉄道
 ・常務取締役 兼 鉄道部長 小林栄一氏インタビュー
 ・能登中島駅の鉄道郵便車
石川県が舞台モデル アニメ『花咲くいろは』について
アニメ『花咲くいろは』から生まれた 湯涌ぼんぼり祭り
連作短編小説 ローカル線と、季節を越える 能登篇 ― 2024年夏

参考資料一覧
あとがき ― ほくりくカルテット

前書きなど

発刊にあたって

2024年3月16日、北陸新幹線の金沢~敦賀間が延伸開業しました。1月1日に発生した、令和6年能登半島地震の影響も残る中の開業でしたが、新たに首都圏と直接結ばれた福井県には連日多くの観光客が訪れ、活況を呈しています。その開業と同時に、金沢駅から敦賀駅までの北陸本線は、それまで運行主体となっていたJR西日本から「並行在来線」として経営分離され、沿線自治体が主体となった第三セクター鉄道会社へと移管されました。

新潟・富山・石川・福井の4県を結んでいた北陸本線は、長年多くの特急列車が行き交い、経済や観光の大動脈となってきました。それが2015年の北陸新幹線・長野~金沢開業で、新潟県の直江津~金沢間が3つの新しい第三セクター鉄道会社(えちごトキめき鉄道・あいの風とやま鉄道・IRいしかわ鉄道)へ移管され、今回の金沢~敦賀の経営分離に合わせて誕生した福井県の第三セクター鉄道会社(ハピラインふくい)への移管で、日本海側に300kmを超える第三セクター鉄道の長大ネットワークが形成されることとなりました。

特急列車が全廃され、普通・快速列車主体の地域輸送へと移行した第三セクター鉄道は、各社とも沿線人口の減少や少子化、JRから引き継いだ鉄道設備の老朽化など、多くの課題を抱えながら運行を続けています。一方で沿線ニーズの細やかな取り込み、積極的な社員の地元採用など、地域に根ざし愛され続ける路線へと生まれ変わろうとしています。その現場のリアルな姿に、第三セクター鉄道の沿線在住者としての視点で迫りたいと考え、この本を出版することにしました。取材・編集に携わった4名が住む、富山県・石川県・福井県の「並行在来線」を運行する第三セクター鉄道と、そこから伸びる第三セクター鉄道・民営鉄道が運行するローカル線のありのままの姿に、豊富な撮りおろし写真と取材記事、書きおろし短編小説で迫っていきたいと思っています。

また、令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けながら、命がけで全線復旧へとこぎつけられた第三セクター鉄道・のと鉄道のみなさんも、今回特別に取材することができました。弊社で「物語の生まれる里」というコンセプトで、北陸三県を舞台モデルにしたアニメ作品の地域振興や観光振興企画でご一緒してきた、地域の皆様や作品権利元の皆様にもご協力いただきました。震災の被災地の復旧・復興が道半ばの中、ローカルな魅力あふれた北陸へと足を向けていただく一助に、この本がなれば幸いです。

版元から一言

この本の売上の5%を、令和6年能登半島地震の被災地への義援金として寄付いたします。皆様には被災地へ心寄せていただくよう、富山県にある出版社としてお願い申し上げます。

上記内容は本書刊行時のものです。