書店員向け情報 HELP
出版者情報
在庫ステータス
取引情報
ボンボニエールと近代皇室文化
掌上の雅
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2015年11月30日
- 書店発売日
- 2015年11月20日
- 登録日
- 2015年10月15日
- 最終更新日
- 2024年5月17日
紹介
皇室からの小さな贈り物……明治初期、宮中晩餐会の引出物としてはじまった掌サイズの美しく、粋な工芸品「ボンボニエール」(元は菓子器)を学術的に研究・紹介。貴重な画像をふんだんに使い、皇室文化としての変遷を、明治初期から現代まで、関連する事象などにも目配りしながら丁寧にたどる。たんなる「引出物」ではなく、皇室の文化的使命の一翼を担い。華やかな意匠が施された工芸品として、独自の発展を遂げたボンボニエールを様々な角度から考察した唯一の本格的研究書。オールカラー。
目次
Ⅰ 贈り物のはじまり
1 近代国家への歩みとともに~不平等条約改正
2 鹿鳴館
3 洋食の始まり
4 饗宴の手土産品~ボンボニエールの萌芽
5 ボンボニエールの正式登場
Ⅱ ボンボニエールをみる
1 素材からみる歴史変遷
2 家紋をみる
3 文様をみる
4 さまざまな形をみる
5 開けてみる
6 刻印をみる
7 史料からみる
8 比べてみる
9 作り置きされたボンボニエール
10 おなじデザインのボンボニエール
11 誰がデザインを決めるのか
12 広がりをみる
13李王家ボンボニエール
14 弔事の際のボンボニエール
Ⅲ
ボンボニエールをいただく
1 宮中の正餐会でいただく~招待状を読み解く
2 大礼でいただく
Ⅳ 現代に続くボンボニエール
版元から一言
学習院大学史料館ほか、各所に秘蔵されているボンボニエールを一挙掲載!貴重な資料であるとともに、今後の研究の道標となる良質な研究成果です。
上記内容は本書刊行時のものです。