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戦後日本の武器移転史
1945~2024
発行:緑風出版
四六判
240ページ
定価
2,700円+税
- 書店発売日
- 2024年11月11日
- 登録日
- 2024年10月4日
- 最終更新日
- 2024年12月11日
書評掲載情報
2024-12-21 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 斎藤貴男(ジャーナリスト) |
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紹介
戦争や紛争がトレンドとなってしまったかのような現代の世界。年間100兆円に達する武器が世界中で売買されている。それが戦争や紛争を引き起こし、拡散させる一大要因ともなっている。
本書は、日本敗戦直後に解体されたはずの軍需産業が復活を遂げ、やがて武器生産大国化していく過程を追う。同時に武器の輸出と輸入の現状を「武器移転」の用語で一括して検証し、批判の俎上に挙げる。
日本は平和憲法の下、戦争放棄と戦力不保持を掲げ、非武装国家として出発したはず。だが、平和憲法を基軸とする平和実現は遠のき、重武装国家日本に変貌を遂げてしまう。「武器移転」の現状を明らかにしつつ、いま一度平和国家とは何か、を問い直す。
上記内容は本書刊行時のものです。