版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
文書館のしごと 新井 浩文(著/文) -  吉川弘文館
..
詳細画像 0
【利用不可】

文書館のしごと (モンジョカンノシゴト) アーキビストと史料保存 (アーキビストトシリョウホゾン)

歴史・地理
このエントリーをはてなブックマークに追加
四六判
284ページ
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-642-08448-2   COPY
ISBN 13
9784642084482   COPY
ISBN 10h
4-642-08448-7   COPY
ISBN 10
4642084487   COPY
出版者記号
642   COPY
Cコード
C1021  
1:教養 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年4月10日
書店発売日
登録日
2024年1月12日
最終更新日
2024年3月23日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2024-06-09 読売新聞  朝刊
評者: 清水唯一郎(慶應義塾大学教授・政治学者)
2024-04-27 朝日新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

全国各地の文書館で地域の歴史資料を守るアーキビスト(公文書館専門職員)。長年、地方文書館に勤務する著者が地域史料の保存・公開や収蔵資料を用いた高校生への授業、行政文書の劣化状態の調査、教会資料の残し方などを平易に解説。現場の視点から、今後の文書館のあるべき姿や展望を提示する。資格取得のテキストにも使える図書館・文書館必備。

目次

プロローグ―文書館施設って何ですか?
  1 アーカイブズとは?
  2 図書館・博物館との違い
  3 文書館設立の経緯
  4 「公文書館法」と「公文書管理法」
  5 図書館へのアプローチ

 コラム アーカイブズに関する入門書

Ⅰ 文書館の仕事
 一 民間所在史料(古文書)
  1 公文書館法
  2 古文書の保存をめぐるこれまでの動き
  3 「公文書館法」での古文書の取り扱い
  4 古文書を遺すための環境整備
  5 今後の課題
 二 どこへ行く古文書―史料の保存と公開―
  1 各地の文書館
  2 「公文書館法」と日本の文書館
  3 古文書の保存・公開をめぐる状況
  4 古文書を保存している類縁機関
  5 「公文書館法」に期待するもの
  6 古文書を残すために
  7 市町村合併と古文書
 三 文書館の収蔵史料を用いた授業モデル―高校生に向けた文書館利用の取り組み―
  1 高校教育との連携
  2 埼玉県教育課程改善委員会地理歴史部会における取り組みの開始
  3 文書館史料を活用した授業の実践
  4 高校生へ伝えるべきこと

Ⅱ 文書館における史料保存
 一 行政文書の劣化状態調査―起案用紙の劣化―
  1 行政文書を取り巻く環境
  2 行政文書の現況と調査の実施方法
  3 調査結果
  4 文書保存管理規則と保存管理
  5 保存における文書館の役割
 二 記録の残し方
  1 教会資料の収集
  2 教会資料の整理
  3 教会資料の保存と公開
  4 編さん史資料からアーカイブズへ
 コラム 地域のアーカイブズ「和戸教会のアーカイブズ」
 三 文書館における保存管理
  1 文書館の設立経緯
  2 文書館の立地と建物の構造
  3 文書館の収蔵資料とその特徴
  4 文書館所蔵資料の保存対策
  5 今後の課題

Ⅲ 文書館と地域社会
  一 市町村合併と編さん事業―昭和と平成の合併―
  1 市町村合併と合併史誌
  2 昭和の大合併と編さん事業
  3 平成の大合併と編さん事業
  4 「公文書管理法」と編さん事業
  二 地方文書館の役割と民間アーカイブズ―地方創生に向けた新たな取り組みを目指して
  1 古文書の環境
  2 近年の「古文書」を取り巻く環境の変化
  3 自治体史編さんの再開と修史事業に向けた取り組み
  4 地方の文書館は創生の担い手となれるか
  5 改めて地方文書館の役割とは
 三 公文書館専門職のこれまでとこれから―認証アーキビストの拡充へ―
  1 認証アーキビスト制度誕生
  2 「公文書館法」と文書館専門職問題
  3 「公文書館管理法」~現在までの動向
  4 現状と課題
  5 専門職に関する全史料協のこれから役割

エピローグ―明日のアーキビストへ
  1 アーキビスト元年を迎えて
  2 「公文書館法」から「公文書管理法」へ
  3 「アーキビストの職務基準書」から認証アーキビスト誕生へ
  4 公文書館とアーキビストの必要性

あとがき
アーキビストの倫理要綱
全国の自治体公文書館
アーキビストに関するこれまでの動き
図表一覧

上記内容は本書刊行時のものです。