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出版者情報
源氏物語の舞台装置
巻次:596
平安朝文学と後宮
発行: 吉川弘文館
四六判
208ページ
定価
1,700円+税
- 初版年月日
- 2024年6月1日
- 書店発売日
- 2024年5月24日
- 登録日
- 2024年2月10日
- 最終更新日
- 2024年5月23日
書評掲載情報
2024-07-13 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 渡辺祐真(書評家) |
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紹介
弘徽殿・藤壺・梅壺など『源氏物語』で光源氏をとりまく后妃たちが暮らした場所には、それぞれ深い意味があった。平安京内裏に存在した天皇の家族の住まい「後宮殿舎」に光を当て、さまざまな平安朝物語の記述と比較しながら、その意味を探る。素材となった史実や物語に込めた作者の意図を知れば、後宮世界への理解が深まり、物語がより楽しめる。
目次
紫式部と内裏―プロローグ
平安時代の後宮
天皇と后妃の住まい
天皇と后妃の夫婦生活
「殿」と呼ばれる建物
弘徽殿と常寧殿―悪役の住まい
承香殿―後宮第二位のキサキの住まい
麗景殿―転落するキサキの住まい
その他の殿―后妃の使用頻度の低い殿
「舎」(壺)と呼ばれる建物
淑景舎(桐壺)―『源氏物語』主人公一族の拠点
飛香舎(藤壺)―ヒロインの住まい
凝華舎(梅壺)―劣勢に立つキサキの住まい
その他の舎―東宮に使用される空間
後宮殿舎の役割―エピローグ
あとがき
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。