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出版者情報
生きるということ
モンテーニュとの対話
発行:みすず書房
四六判
重さ 390g
304ページ
定価
4,200円+税
- 初版年月日
- 2024年3月1日
- 書店発売日
- 2024年3月5日
- 登録日
- 2024年1月25日
- 最終更新日
- 2024年2月22日
書評掲載情報
2024-06-22 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
宗教戦争の動乱のただなかにあった16世紀フランスに生き、ギリシア・ローマの思想家の著作を繙きつつ、時代に向き合い、〈わたし〉という人間の自画像を描いたミシェル・ド・モンテーニュ。
そのモンテーニュの『エセー』を枕頭の書としてきた著者は、この文人を「愛すべき人物」と呼ぶ。モンテーニュの言葉を読む愉しさに浸り、『エセー』の言葉を検討し、自分の考えと突き合わせる。人生を振り返りながら、モンテーニュの言葉に立ちもどり、考え直す。
〈生きるということ〉への問いかけの前に立ち、頭の中を去来する日々の泡のような思いをすくい取りながら綴る、随筆/随想(エセー)。
目次
はじめに
1 忘却への抵抗
2 生き直す試み
3 わたしはあらゆる面で、自分の主人でありたい
4 倚りかからず
5 習慣について・ながら族
6 人生の貸しと借り
7 人付き合いについて
8 好奇心は疫病神か
9 すぐにページをめくる人間
10 学問――私の愚行について
11 書物との付き合いについて
12 名誉と栄光
13 旅=〈脱自己〉の喜び
14 パリとローマ
15 弱虫人間の覚悟
16 結婚のルール、恋愛のルール 性愛のルール
17 孤独への誘い
18 人間はいかなる動物か
19 静かにこっそりと死ぬ
20 想像力について
21 快楽こそ人生の目的
22 書くことと生きること
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。