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生きるということ 海老坂武(著/文) - みすず書房
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生きるということ (イキルトイウコト) モンテーニュとの対話 (モンテーニュトノタイワ)

文芸
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発行:みすず書房
四六判
重さ 390g
304ページ
定価 4,200円+税
ISBN
978-4-622-09695-5   COPY
ISBN 13
9784622096955   COPY
ISBN 10h
4-622-09695-1   COPY
ISBN 10
4622096951   COPY
出版者記号
622   COPY
Cコード
C1010  
1:教養 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2024年3月1日
書店発売日
登録日
2024年1月25日
最終更新日
2024年2月22日
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書評掲載情報

2024-06-22 日本経済新聞  朝刊
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紹介

宗教戦争の動乱のただなかにあった16世紀フランスに生き、ギリシア・ローマの思想家の著作を繙きつつ、時代に向き合い、〈わたし〉という人間の自画像を描いたミシェル・ド・モンテーニュ。
そのモンテーニュの『エセー』を枕頭の書としてきた著者は、この文人を「愛すべき人物」と呼ぶ。モンテーニュの言葉を読む愉しさに浸り、『エセー』の言葉を検討し、自分の考えと突き合わせる。人生を振り返りながら、モンテーニュの言葉に立ちもどり、考え直す。
〈生きるということ〉への問いかけの前に立ち、頭の中を去来する日々の泡のような思いをすくい取りながら綴る、随筆/随想(エセー)。

目次

はじめに
1 忘却への抵抗
2 生き直す試み
3 わたしはあらゆる面で、自分の主人でありたい
4 倚りかからず
5 習慣について・ながら族
6 人生の貸しと借り
7 人付き合いについて
8 好奇心は疫病神か
9 すぐにページをめくる人間
10 学問――私の愚行について
11 書物との付き合いについて
12 名誉と栄光
13 旅=〈脱自己〉の喜び
14 パリとローマ
15 弱虫人間の覚悟
16 結婚のルール、恋愛のルール 性愛のルール
17 孤独への誘い
18 人間はいかなる動物か
19 静かにこっそりと死ぬ
20 想像力について
21 快楽こそ人生の目的
22 書くことと生きること
あとがき

著者プロフィール

海老坂武  (エビサカタケシ)  (著/文

1934年東京に生まれる。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院(仏語・仏文学)博士課程修了。著書 『フランツ・ファノン』(講談社、1981、みすず書房、2006)『戦後思想の模索』(みすず書房、1981)『雑種文化のアイデンティティ』(みすず書房、1986)『シングル・ライフ』(中央公論社、1986)『パリ ボナパルト街』(ちくま文庫、1990)『記憶よ、語れ』(筑摩書房、1995)『〈戦後〉が若かった頃』(岩波書店、2002)『かくも激しき希望の歳月』(岩波書店、2004)『祖国より一人の友を』(岩波書店、2007)『サルトル』(岩波新書、2005)『戦後文学は生きている』(講談社現代新書、2012)『加藤周一 二十世紀を問う』(岩波新書、2013)『戦争文化と愛国心』(みすず書房、2018)など。訳書 ニザン『番犬たち』(晶文社、1967)ファノン『黒い皮膚・白い仮面』(共訳、みすず書房、1969、1998)ボーヴォワール『別れの儀式』(共訳、人文書院、1989)サルトル『植民地の問題』(共訳、人文書院、2000)『自由への道』(共訳、岩波文庫、2000)。

上記内容は本書刊行時のものです。