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彼岸花が咲く島
発行:文藝春秋
文庫判
重さ 116g
208ページ
定価
720円+税
- 書店発売日
- 2024年7月9日
- 登録日
- 2024年5月9日
- 最終更新日
- 2024年7月13日
書評掲載情報
2024-07-13 |
朝日新聞
朝刊 評者: 鳥飼否宇(ミステリー作家) |
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紹介
【第165回 芥川賞受賞作!】
彼岸花を採りに砂浜にやってきた島の少女・游娜(ヨナ)は、
白いワンピース姿で倒れていた少女を見つける。
記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので「宇実(ウミ)」と名付けられた。
この島では、〈ニホン語〉と〈女語(じょご)〉、二つの言語が話され、
白い服装のノロたちが指導者、歴史の担い手、司祭だった。
宇実は游娜 、その幼馴染の拓慈(タツ)という少年に〈ひのもとことば〉を教え、
〈女語〉を教わって仲良くなるが、やがて進路を選ぶ時期がくる。
「成人の儀」にのぞむ3人それぞれの決意とはーー
国籍・言葉・性別などの既存の境界線を問い直す世界を描いた問題作。
文庫解説:倉本さおり
文庫装画:高妍(Gao Yan)
上記内容は本書刊行時のものです。