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青い壺 有吉 佐和子(著/文) - 文藝春秋
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青い壺 (アオイツボ)

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発行:文藝春秋
文庫判
重さ 190g
352ページ
定価 710円+税
ISBN
978-4-16-713710-6   COPY
ISBN 13
9784167137106   COPY
ISBN 10h
4-16-713710-0   COPY
ISBN 10
4167137100   COPY
出版者記号
16   COPY
Cコード
C0193  
0:一般 1:文庫 93:日本文学、小説・物語
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2011年7月
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2025年1月10日
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書評掲載情報

2025-01-12 産經新聞  朝刊
2023-12-23 朝日新聞  朝刊
評者: 大竹昭子(作家)
2011-09-18 読売新聞
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紹介

NHK「おはよう日本」(11・28) 
   「100分de名著」有吉佐和子スペシャル(12・23) 
  で話題沸騰!
  
半世紀前に書かれた小説が、ついに累計60万部を超えました。
昭和も令和も変わらぬ人間模様、リアルな生活描写を
青い壺が絶妙に映し出す、絶対品質保証のエンタメ作。

シングルマザーの苦悩、すれ違う夫婦、
相続争いに悩む娘の言葉を聴いてドキリとする親…

人間の奥深く巣食うドロドロした心理を
小気味よく、鮮やかに描き出す絶品の13話の中には
あなたの知っている人が必ずいます。

「誰かと語り合いたくなる」―-
壺にハマる人、ますます増えています!


(内容)

第一話
青磁ひとすじに制作を続ける陶芸家の省造。ある日デパートの注文品とともに焼きあがったその壺は見る者を魅了した。

第二話 
定年後、家でぼんやりする夫を持てあました妻は、世話になった副社長へのお礼にデパートで青い壺を買い、夫に持たせた。

第三話
副社長である夫の部下の女性と、甥っ子を見合いさせるため二人を自宅に呼んだ芳江は、今どきの人たちに呆然とする。

第四話 
青い壺に美しく花を生けようと奮闘する芳江。孫を連れた娘の雅子が急に帰ってきて、婚家の醜い遺産争いを愚痴るのだが。


第五話
老いて目が見えなくなった母親を東京の狭いマンションに引き取った千代子。思いがけず心弾む生活だったが……。

第六話
夫婦ふたりで、戦後の焼け跡から始めたこぢんまりとしたバア。医師の石田は、「御礼」と書いた細長い荷物を置いて帰った。

第七話
息子の忘れ物としてバアのマダムが届けてくれた壺をみて、老婦人は、
戦時中に外務官僚だった亡き夫との思い出がよみがえり、饒舌に語りだす。

第八話
長女が嫁ぎ、長男はアメリカに留学。姑が他界したある日、夫にレストランに誘われ……


第九話
女学校の卒業から半世紀、弓香は同級生たちと久しぶりに京都で集まる。戦争を経て子育ても終えた彼女たちは、家庭の状況も経済状態もそれぞれで。


第十話
母校だったミッションスクールの初等科に栄養士として就職した、弓香の孫娘の悠子。野菜を食べさせたいと工夫を凝らすが、ある日……。

第十一話
世話になったシスターが45年ぶりにスペインに帰郷するときいた悠子は、青磁の壺をプレゼントする。壺はついに、海をわたる!


第十二話
スペイン旅行中に急性肺炎になったという入院患者の男は、病室に飾った青い壺に触られそうになると、怒鳴るのだった。

第十三話
高名な美術評論家を訪ねた陶芸家の省造。スペインで見つけた「12世紀初頭」の掘り

上記内容は本書刊行時のものです。