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しをかくうま
発行:文藝春秋
四六判
重さ 270g
176ページ
定価
1,500円+税
- 書店発売日
- 2024年3月12日
- 登録日
- 2024年1月31日
- 最終更新日
- 2024年3月21日
書評掲載情報
2024-06-30 |
読売新聞
朝刊 評者: 池澤春菜(作家・書評家・声優) |
2024-05-11 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 長谷部浩(評論家) |
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紹介
第45回野間文芸新人賞受賞作。
疾走する想像力で注目を集める新芥川賞作家が描く、馬と人類の壮大な歴史をめぐる物語。
太古の時代。「乗れ!」という声に導かれて人が初めて馬に乗った日から、驚異の物語は始まる。この出逢いによって人は限りなく遠くまで移動できるようになった――人間を“今のような人間”にしたのは馬なのだ。
そこから人馬一体の歴史は現代まで脈々と続き、しかしいつしか人は己だけが賢い動物であるとの妄想に囚われてしまった。
現代で競馬実況を生業とする、馬を愛する「わたし」は、人類と馬との関係を取り戻すため、そして愛する牝馬<しをかくうま>号に近づくため、両者に起こったあらゆる歴史を学ぼうと「これまで存在したすべての牡馬」たる男を訪ねるのだった――。
上記内容は本書刊行時のものです。