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検証・80年代日本のロック
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月5日
- 書店発売日
- 2024年10月7日
- 登録日
- 2024年9月13日
- 最終更新日
- 2024年10月3日
書評掲載情報
2024-10-26 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
1980年代―それは日本のロックが独り立ちした時代だった‼
60年代にビートルズやローリング・ストーンズが世に知らしめて、70年代にハード・ロックやプログレッシヴ・ロックのバンドたちが発展させたロックを吸収し、それを自分たちなりの新たな形で提示し、日本のロックもようやく「日本語の」、また「日本人の」なんて但し書きをつけずに、ただ「ロック」と語られるようになった1980年代の日本のロック・アーティストたちの姿を、音楽雑誌『ミュージック・ステディ』(※)編集長として、また数々の音楽雑誌の記事執筆やケーブル・テレビの音楽番組の制作などを手がけた音楽ジャーナリストとして深くかかわりを持った著者が検証、考察。また、レーベルやイヴェント、ライヴハウス、音楽メディア等々についても、あまり知られていない裏話的なことも盛り込みながら記す!!
※『ミュージック・ステディ』
日本のロックをメインに取り上げた音楽雑誌。1980年代初頭に、当初は季刊としてスタート、のちに隔月刊になり、84年半ばに月刊化する。著者・小島智は85年初頭から、その2代目の編集長を休刊まで務める。RCサクセションやハウンド・ドッグ、また佐野元春や浜田省吾、サザンオールスターズといったロックのビッグ・ネームとともに、ムーンライダーズなどの個性派やスターリンなどのパンク系も同列に取り上げた誌面作りが話題を集めた。モッズやシーナ&ザ・ロケッツなどのビート系、尾崎豊や吉川晃司、渡辺美里や中村あゆみら新世代にも早い時期から注目していた。
目次
1. 独り立ちした日本のロックの象徴/ RCサクセション
2. 思い出深い3バンド/ハウンド・ドッグ、ARB、ザ・モッズ
3. 日本のロックに色を添えた/ストリート・スライダーズ、BOØWY
4. 元気だったビート系とパンク系/ルースターズ、ロッカーズ、シーナ&ザ・ロケッツ、アナーキー、スターリンetc.
5. 圧倒的に人気が高かった二人のシンガー・ソングライター/佐野元春、浜田省吾
6. 80年代に登場した新型ポップ/大沢誉志幸、大江千里etc.
7. 女性によるロックの道筋をつけた/山下久美子・白井貴子
8. 祭り上げられたカリスマ像との葛藤/尾崎豊
9. 尾崎に続いたティーンエイジ・ガール二人/渡辺美里、中村あゆみ
10. 黄色人種独特のチャンキー・ミュージックを世界に発信/ YMO
11. 独自の活動を続けた都会派実力バンド/ PINKほかキリング・タイム、リアル・フィッシュetc.
12. イカ天から登場した本格派/ザ・ブランキー・ジェット・シティ
13. 80年代後半から脚光を浴び始めたヴィジュアル系/ BUCK-TICK、X(X JAPAN)etc.
14. ロックと歌謡曲のはざまで/チェッカーズと吉川晃司etc.
15. バンド・ブームの立役者たち/ザ・ブルーハーツ、アンジー、ジュン・スカイ・ウォーカーズetc.
16. 粘り強く活動を続けたキャリア組・1 /竹田和夫、チャー、カルメン・マキetc.
17. 粘り強く活動を続けたキャリア組・2 /上田正樹とサウス・トゥ・サウス、ウエスト・ロード・ブルース・バンド、ソー・バッド・レビューetc. 出身の、関西ブラック・ミュージック系アーティスト
18. 80年代に支持を得た、ほかのアーティスト何組か
19. 80年代はアンダーグラウンド・シーンからも発信があった
20. 活況を呈したライヴハウス・シーン
21. やはり80年代から盛り上り始めたコンサートや大規模イヴェント
22. 注目を集めた80年代の音楽雑誌
上記内容は本書刊行時のものです。