知恵と工夫の詰まった、料理教室のレシピ本
「こんにちは、ベターホームのお料理教室へようこそ」
いつもの挨拶で、料理教室の幕が開きます。
私たち、一般財団法人ベターホーム協会は、日本全国で料理教室を展開している団体。
1970年より多くのレシピ本を出版し、2018年に創立55周年を迎えました。
ベターホームが、最初に出した本、『かあさんの味』(1970年)。
ごはんの炊き方、だしのとり方など、実生活にきわめて役立つ実用料理書。60万部のベストセラーとなりました。
タイトルに、なんだかほっこり。
この「かあさんの味」は、本のタイトルだけでなく、
のちに料理教室の講習会名としても使われています。
ベターホームの料理教室の先生たちは、家庭の主婦たち。
まるでお母さんに料理を教わるような、あたたかい雰囲気の中で
ふだんの食事に役立つ知恵の詰まった料理、まさに「かあさんの味」を学べるのが魅力です。
そんなベターホームが作っている料理本のレシピは、その先生たちが考案したもの。
本作りは、打ち合わせに始まり、
何度も試作しながらのレシピ考案を経て、
試食検討会でさらにレシピを練り直し、
・・・そしてようやく、原稿執筆や撮影にたどり着きます。
こうしてできあがるひとつひとつのレシピは、
どれをとっても本当においしく、調理の知恵が詰まったものばかり。
料理中、たとえば「塩小さじ1/2」をはかるために、
直前にしょうゆをはかった小さじを慌てて洗う、といった経験はありませんか?
ベターホームのレシピではそのようなことがないよう、
レシピに記載する順は塩が先、しょうゆがあと。
洗いものを増やさず調理できる、ちょっとした工夫です。
ベターホームのレシピが大切にしていること。それは、
レシピのとおりに作れば、だれが作っても、必ずおいしい料理ができること。
味を決めるのに重要な調味料の量は、「適量」でなく実際にきちんと計量した量を示し、
材料も道具も、身近で手に入りやすいものを使う。
料理を教えるノウハウをもつ、ベターホームならではのレシピなのです。
さてここで、教室のサブテキストにもなっている本をいくつかご紹介します。
近刊『元気ごはん 栄養素密度が高い食事のすすめ』(2019年3月)
毎日のごはんが、あなたの将来の健康を決める!
食事や健康が気になる人に人気のコース〈健康寿命をのばす元気ごはん〉のサブテキストです。
すぐに役立ち、一生使える料理の教科書『新・ベターホームのお料理一年生』(2015年9月)
キッチンに1冊おいておくと便利! 肉、魚、野菜などの扱い方を、素材ごとにていねいに解説します。
こちらは、包丁の持ち方からていねいに教える〈お料理入門コース〉のサブテキストになっています。
『ベターホームの和食の基本 五七五で覚える調理のコツ』(2002年3月)
肉じゃがや味の塩焼きといった和食の定番料理を、五七五の川柳で覚えます。
だしのとり方や魚の下ごしらえなど、和食作りに自信がつく〈和食基本技術の会〉のサブテキストです。
書店に並ぶ数ある料理本の中で、ロングセラーが多いのも自慢のひとつ。
見かけたらぜひ、手にとってみてください。
本だけでなく料理教室にも興味をもったぞ、という方は、
1回単位で受講できるチケット制で、ぜひ一度遊びにいらしてください。
お母さんのような先生たちが、笑顔でお迎えします。
http://www.betterhome.jp/
ごはんがおいしいって、しあわせなこと。
ベターホームの料理で、今日もだれかがしあわせになっていますように!