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隔離の文学 : ハンセン病療養所の自己表現史 荒井 裕樹(著) - 書肆アルス
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隔離の文学 : ハンセン病療養所の自己表現史 (カクリノブンガク ハンセンビョウリョウヨウショノジコ ヒョウゲンシ)

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発行:書肆アルス
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ27mm
344ページ
上製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-9905595-4-0   COPY
ISBN 13
9784990559540   COPY
ISBN 10h
4-9905595-4-1   COPY
ISBN 10
4990559541   COPY
出版者記号
9905595   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2011年11月30日
書店発売日
登録日
2015年8月20日
最終更新日
2023年11月27日
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受賞情報

《池田晶子記念》わたくし、つまりnobody賞(第15回)

書評掲載情報

2012-01-29 朝日新聞
評者: 中島岳志(北海道大学准教授)
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重版情報

3刷 出来予定日: 2017-06-30
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紹介

ハンセン病者への隔離政策が確立する一九三〇年代から、軍靴の音響くアジア・太平洋戦争期を経て、民主主義を謳歌する一九五〇年代まで-この激動の時代に、病者自身が描いた文学作品を研究・考察した十章から成る。ハンセン病者たちは、自分たちを抑圧し、抹消しようとする社会風潮や国家権力と、いかに向き合ってきたのか。また逆に、どのような言葉を駆使して抗してきたのか。終生隔離という極限状況に置かれた者が、いかにして「抑圧された生命を生きる意味」を紡ぎだすのかという普遍的な問題に挑む。

目次

隔離する文学-「癩予防協会」と患者文学の諸相
「断種」を語る文学-ハンセン病患者の文学にみる優生思想
"身振り"としての「作家」-北條民雄の日記精読
「癩」の「隠喩」と「いのち」の「隠喩」-北條民雄「いのちの初夜」と同時代
御歌と"救癩"-近代皇族の文学はいかに問い得るのか
「病友」なる支配-小川正子『小島の春』試論
ハンセン病患者の戦争詩(近くて遠い詔勅
隔離の中の"大東亜")
「療養文芸」の季節-"弱さ"の自画像
文学が描いた優生手術-ハンセン病患者は「断種」をいかに描いてきたか?

著者プロフィール

荒井 裕樹  (アライ ユウキ)  (

1980年、東京生まれ。2009年、東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。専門は日本近現代文学・障害者文化論。ハンセン病・身体障害(脳性麻痺)・精神障害の当事者たちの文学活動や社会運動の研究、および医療施設における自己表現活動の支援に取り組む。著書に『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』(現代書館、2011年2月)。

上記内容は本書刊行時のものです。