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取引情報
26文字のラブレター
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2019年12月6日
- 登録日
- 2019年11月8日
- 最終更新日
- 2022年10月14日
書評掲載情報
2020-02-02 | 産經新聞 朝刊 |
2020-01-11 | 朝日新聞 朝刊 |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2020-12-24 |
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紹介
「恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす」
江戸末期~明治にかけて流行した26文字の唄「都々逸(どどいつ)」。本書では、恋愛にまつわる60作品を現代解釈を交えたイラストとともに紹介します。
さらに、スペシャルコラム「都々逸を詠む」では、現代の作家やアーティストの方々による、オリジナル都々逸を掲載。
時代を超えてよみがえった珠玉の恋の唄を、じっくりと味わってみてください。
○都々逸とは?
俳句が「5・7・5」、短歌が「5・7・5・7・7」であるのに対し、都々逸は基本的に「7・7・7・5」の形式になっているのが特徴です。
寄席で三味線を弾きながら唄われるなどして親しまれ、唄い継がれてきたものが多かったため、思わず口ずさみたくなるような独特のリズムを持っています。
目次
○恋に落ちる
○恋に破れる
○恋に溺れる
○恋に笑う
○恋こがれる
○恋に狂う
○SPECIAL COLUMN「都々逸を詠む」
・川嶋あい (シンガーソングライター)
・伊波真人 (歌人)
・わかつきひかる (作家)
・ボンジュール鈴木 (シンガーソングライター)
○都々逸の作り方
前書きなど
「都々逸」をご存知でしょうか?
「ザンギリ頭をたたいてみれば文明開化の音がする」
教科書に載っていることでも知られる一節です。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「都々逸」は「どどいつ」と読み、江戸時代の終わりから明治時代にかけて、主に庶民の間で流行した唄のことを指します。俳句が「5・7・5」、短歌が「5・7・5・7・7」であるのに対し、都々逸は基本的に「7・7・7・5」の形式になっているのが特徴です。
寄席で三味線を弾きながら唄われるなどして親しまれ、唄い継がれてきたものが多かったため、思わず口ずさみたくなるような独特のリズムを持っています。時代を経て、日常的に触れる機会は少なくなったように思えますが、歌謡曲の歌詞にもそのリズムが応用されているなど、実は今でも都々逸は日本文化の中に息づいているのです。
また、韻を踏んだり掛詞を用いたりと、言葉遊びの要素もあり、洒落っ気に満ちています。いわゆる「粋」とでも言いましょうか。人気テレビ番組「笑点」の大喜利のお題として目にすることもありますね。即興で唄われることも多かったようで、気取らず自然に楽しめるからこそ、広く世間に親しまれたのでしょう。
そんな都々逸には、恋愛にまつわる唄も数多く、心地よいリズムとともに、ストレートに情感に訴えかけてくる力があります。本書では、古くから唄い継がれてきた都々逸の中から、恋愛にまつわる60作品を選びぬき、現代解釈を交えたイラストとともに紹介します。
さらに、スペシャルコラム「都々逸を詠む」と題して、現代の作家やアーティストの方々に、オリジナル都々逸を制作していただきました。
時代を超えてよみがえった珠玉の恋の唄を、じっくりと味わってみてください。
上記内容は本書刊行時のものです。