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思いがけず利他 中島岳志(著/文) - ミシマ社
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思いがけず利他 (オモイガケズリタ)

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発行:ミシマ社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
184ページ
並製
価格 1,600円+税
ISBN
978-4-909394-59-0   COPY
ISBN 13
9784909394590   COPY
ISBN 10h
4-909394-59-1   COPY
ISBN 10
4909394591   COPY
出版者記号
909394   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年10月25日
書店発売日
登録日
2021年9月14日
最終更新日
2022年8月29日
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書評掲載情報

2021-12-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 辻山良雄(本屋「Title」店主)
2021-10-23 朝日新聞  朝刊
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重版情報

3刷 出来予定日: 2021-11-22
2刷 出来予定日: 2021-11-08
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紹介

It’s automatic(イッツ オートマティック)!?
誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。

自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。
**
偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。――「はじめに」より


本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ――本文より

意思や利害計算や合理性の「そと」で、
私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?

目次

はじめに
第一章 業の力――It’s automatic
第二章 やって来る――与格の構造
第三章 受け取ること
第四章 偶然と運命
おわりに

著者プロフィール

中島岳志  (ナカジマタケシ)  (著/文

1975年大阪生まれ。大阪外国語大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専攻は南アジア地域研究、近代日本政治思想。2005年、『中村屋のボース』で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。著書に『パール判事』『秋葉原事件』『「リベラル保守」宣言』『血盟団事件』『アジア主義』『下中彌三郎』『保守と立憲』『親鸞と日本主義』『利他とは何か』など。ミシマ社からは『現代の超克』(若松英輔との共著)、『料理と利他』(土井善晴との共著)を刊行。

上記内容は本書刊行時のものです。