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わが町を知ってもらうなら! 北海道の図書館員が薦めるブックガイド
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2023年3月31日
- 書店発売日
- 2023年3月29日
- 登録日
- 2023年3月17日
- 最終更新日
- 2023年3月29日
書評掲載情報
2023-05-07 | 読売新聞 朝刊 |
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紹介
ようこそ、北の「知」の館へ!
広大な北海道には、地域の特色を活かしたユニークな図書館がたくさんあります。
今回、道内の図書館・図書室に「わが町を知ってもらうなら!」というテーマで本の紹介アンケートをお願いし、170市町村から寄せられた208タイトルの回答を編集。さらに現地を訪れ取材した26館のインタビュー、書店や図書館・教育関係者などから寄せられたコラムを掲載しました。
多くの情報が手元の端末で手に入る今の時代に、その土地を知るために読んでほしい「本」を図書館員の言葉で紹介。ご当地の図書館・図書室を巡り、「そこにしかない本」に出会う旅へと誘う、「ブックツーリズム」の媒介ともなる一冊です。
目次
はじめに
空知
図書館が協力し合って、一緒に、元気に! 滝川市立図書館
コンパクトで住みやすい町ですよ 沼田町図書館
ブックガイド
コラム 氷室冴子青春文学賞創設と図書館 元岩見沢市立図書館 杉原理美
石狩
図書館は魔女の館? 札幌市中央図書館
チラシやポスターからの情報 石狩市民図書館
ブックガイド
コラム1 幸せのおすそ分け 恵庭市教育委員会 黒氏優子
コラム2 地域とコラボした小学校の学習レポート! 恵庭市立和光小学校 井上陽子
後志
小樽図書館とコラボしませんか? 市立小樽図書館
ラベンダーご自由にどうぞ! 蘭越町花一会図書館
ブックガイド
コラム 電子図書館と旅する男 札幌市中央図書館 淺野隆夫
胆振
見て!見て!見て! 苫小牧市立中央図書館
地域おこし協力隊の底力 豊浦町中央公民館図書室
ブックガイド
コラム1 「炭鉄港」と室蘭の鉄道 室蘭市教育委員会 谷中聖治
コラム2 みんなが持ち寄る「まちライブラリー」 まちライブラリー@ちとせ 古谷 綾
日高
レ・コードと音楽によるまちづくり 新冠町レ・コード館図書プラザ
文化・芸術がまぶしく光るまち 浦河町立図書館
ブックガイド
コラム 馬のまちにある図書館 日高町立門別図書館郷土資料館 只石美由紀
渡島・檜山
幕末からの歴史を後世につなぐ 函館市中央図書館
ブックガイド
コラム 佐藤泰志と函館の思い出 いわた書店 岩田 徹
上川
旭川といえば? 旭川市中央図書館
美瑛つながりラボ 美瑛町図書館
走れ!エホンキャラバン179 剣淵町絵本の館
ブックガイド
コラム アイヌ民族を知らない子どもに知ってもらう絵本 こども冨貴堂 山本公美
〔解説〕 「図書館」「図書室」「図書コーナー」等の違いについて
留萌
留萌図書館と三省堂書店は二人三脚 市立留萌図書館
ブックガイド
コラム 「北方資料」の収集はみなさんと共に 北海道立図書館 宮本 浩
宗谷
樺太への思いを大切に 稚内市立図書館
町民の娯楽 BOOK愛ランドれぶん
ブックガイド
コラム 離島で本を○○する~利尻島での本の複業 淡濱社 濱田実里
オホーツク
心の赴くまま自由に 北見市立中央図書館
オホーツク海に面した知床半島の町 斜里町立図書館
書物で置戸を知るための4つのアプローチ 置戸町立図書館
ブックガイド
コラム1 地方資料のすごみ~網走市立図書館の場合~ 網走市立図書館 永吉くみ
コラム2 滝上町とふたりの作家 滝上町図書館 辻めぐみ
十勝
十勝食料自給率1339%! 帯広市図書館
「わが町を思わせる1曲」で企画やりませんか? 芽室町図書館
ブックガイド
コラム1 唯一無二の本棚「北の本箱」 幕別町図書館 民安園美
コラム2 私が薦める十勝を知ってもらうならこの1冊! ザ・本屋さん 高橋智信
〔インフォメーション〕 僕たち『グラブを本に持ちかえて』も、すごいんです!
釧路
文学館を併設した図書館への誘い 釧路市中央図書館
釧路湿原を図書館バスが走る 標茶町図書館
ブックガイド
コラム 公共図書館が育むシビックプライド 一般社団法人北海道ブックシェアリング 荒井宏明
根室
北方領土返還要求運動原点の地 根室市図書館
『地平線の見える街』 中標津町図書館
ブックガイド
コラム 酪農資料と図書館 別海町図書館 吉田美奈子
ブックガイド掲載図書館・図書室リスト
解説 専修大学文学部教授 野口武悟
編集後記 北海道図書館研究会 加藤重男
参考文献・サイト
前書きなど
ようこそ、北の「知」の館へ!
(略)
国土の22%を占める広大な大地をもつ北海道には、地域の特色を生かしたユニークな図書館がたくさんあります。書店やメディアなど本に関わる仕事をしている人も巻き込み、北海道の活字文化を盛り上げていくのが当会の趣旨です。
この度、北海道179全市町村に連絡を取ることができました。集まってきた知識は当会の宝です。そこで紹介された書物とその背景をこの本に詰め込みました。本書が北海道のアーカイブ資料として、多くの人の手に取られたらとても嬉しいです。
(略)
179市町村の図書館・図書室のみなさまに、本書のタイトル『わが町を知ってもらうなら!』というアンケートへの協力をお願いし、170市町村からご回答いただき、大変ありがとうございます。
アンケートの回収は、原則2022年6月1日から8月15日までとして、メール、もしくはFAXで受け付けました。
人口がおよそ5万人を超える市町には、2~4冊紹介してもらいました。傘下の地区館を統括して紹介してくれた図書館もありました。
(略)
本書に登場するフクロウは、北海道を代表する鳥であり「知」のシンボルです。地域に根づいた情報の担い手として、人との縁を大切にし、文化を次世代へつなぎます。
必ず手に取りたくなる書物を発見できます。
空知から参りましょう!
編著者
上記内容は本書刊行時のものです。