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マオイズム(毛沢東主義)革命
二〇世紀の中国と世界
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2021年9月1日
- 書店発売日
- 2021年9月15日
- 登録日
- 2021年8月19日
- 最終更新日
- 2022年9月14日
紹介
中国の革命は
人類文明に対する破壊であった
毛沢東主義が東南アジア、南米、アフリカ、ヨーロッパ、日本など、
世界各地に波及し混乱を招いた様を克明に描く。
習近平体制の中国が世界への進出をはかる今、
待望の日本語版
目次
第一章 マオイズム(毛沢東主義)と中国モデルの東欧や北ベトナムへの影響
―「百花斉放・百家争鳴」と「反右派」運動の再検討―(茅野雅弘訳)
第二章 世界への革命の輸出
―文革のアジア、アフリカ、ラテン・アメリカへの影響に関する端緒的研究―(劉燕子訳)
第三章 毛沢東主義はどのようにシンガポールの左翼運動を破滅させたか?(茅野雅弘訳)
第四章 「新人」を製造する
―ソ連、中国、キューバの共産主義革命の比較研究―(茅野雅弘訳)
第五章 マオイズムの変種
―クメール・ルージュの大虐殺の研究―(茅野雅弘訳)
第六章 〝革命の攻勢〟
― キューバの〝大躍進〟と 〝文革〟―(平野愛訳)
第七章 ペルーのマオイストとセンデロ・ルミノソ(輝ける道)(平野愛訳)
第八章 キューバのマオイスト、ゲバラはなぜ脱出したのか?
―ゲバラの再評価に関連して―(平野愛訳)
第九章 西側知識人によるマオイズム革命への傾倒
―「政治的聖地巡礼」の背景―(平野愛訳)
第十章 キューバの砂糖キビ畑で〝再教育〟を受けるアメリカ青年
―「政治的聖地巡礼」の事例として―(劉燕子訳)
第十一章 カストロは毛沢東「延安文芸座談会での講話」の影響を受けたか(和泉ひとみ訳)
第十二章 エンクルマ失脚と文革初期の「クーデター」疑惑(和泉ひとみ訳)
第十三章 余柱業とマラヤの「赤い記憶」(和泉ひとみ訳)
第十四章 『毛沢東語録』の世界的伝播(劉燕子訳)
日本語版へのあとがき 程映虹(劉燕子訳)
証言 文化大革命の日本への影響 宮原勝彦
日本人の文革認識 福岡愛子
訳者あとがき 劉燕子
前書きなど
毛沢東が押し進めた国内革命も「共産主義を実現する」と呼号した世界革命も、人類文明に対する破壊以外の何ものでもなかった。人類文明の最も基本的な制度や規範である家族、地域共同体、経済、教育、倫理、信仰、芸術などは共産主義革命の最も過激な時期に徹底的に改造され、破壊された。(本文より)
上記内容は本書刊行時のものです。