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秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜 マエストロたちはどのように映画の音をつくってきたのか? 秋山 邦晴(著/文) - DU BOOKS
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取次: ニ|楽天|鍬谷|JRC
直接取引: なし

秋山邦晴の日本映画音楽史を形作る人々/アニメーション映画の系譜 マエストロたちはどのように映画の音をつくってきたのか?

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発行:DU BOOKS
A5判
672ページ
並製
価格 5,800円+税
ISBN
978-4-86647-107-5   COPY
ISBN 13
9784866471075   COPY
ISBN 10h
4-86647-107-7   COPY
ISBN 10
4866471077   COPY
出版者記号
86647   COPY
 
Cコード
C0073
一般 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年12月23日
最終更新日
2021年2月25日
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書評掲載情報

2021-05-08 朝日新聞  朝刊
2021-05-01 ミュージック・マガジン  5月号
評者: 大谷隆之
2021-03-17 音楽の友    4月号
評者: 小沼純一

紹介

日本初の本格的トーキー映画公開80周年記念出版。
日本映画史の第一級資料。
映画ファン必読の最重要文献の書籍化。

「キネマ旬報」伝説の連載「日本の映画音楽史を形作る人々」( 戦前~戦後編) を、「 アニメーション映画の系譜 」篇も含めて収録。

武満徹、伊福部昭、 黛敏郎、佐藤勝、 芥川也寸志、 林光ほか、当時現役で活躍中だった音楽家たちの生の声を収録。監督の演出術にも及ぶ本格的な「映画音楽評論・史論」でありながら、平易な文体で映画を語る喜びに満ち溢れた、映画ファン必読の最重要文献。
秋山邦晴夫人・高橋アキさんインタヴューも新録。

「戦前からの日本の作曲家たちがこころみた映画音楽への創造をぼくなりに追ってみた、これはひとつのささやかなマニフェストでもある」-ー秋山邦晴

「山田宏一「シネ・ブラボー!」、小林信彦「架空シネマテーク」、和田誠「お楽しみはこれからだ」、渡辺武信「日活アクションの華麗な世界」、竹中労「日本映画縦断」etc、と一九七〇年代前半の「キネマ旬報」には、後世に残る名連載が掲載されていた。これらの連載は、ほとんどが単行本化され、今でも目に触れる機会は少なくないが、唯一、当時、私が毎回、むさぼるように読んでいた超弩級のある長期連載だけは、陽の目をみないままになっているのがずっと気になっていた。それが音楽評論家、秋山邦晴の「日本映画音楽史を形作る人々」だった」― ―高崎俊夫(本書「編者より」)

目次

<目次>
編者より
第1回 佐藤勝
第2回 紙恭輔 創成期としてのP・C・L時代~P・C・Lが初めて製作して大成功を収めた〈ほろよい人生〉
第3回 黛敏郎 その1 戦後派作曲家の登場~ユニークなメロディのうごきと新鮮な感覚で人々を驚かせた〈カルメン純情す〉
第4回 菅原明朗~菅原明朗が映画音楽の作曲へかけた気慨、誠実な探究がみごとに結晶した〈藤十郎の恋〉
第5回 早坂文雄 その1~いくつかのバラバラなシークェンスをボレロの展開が巧みに結びつけ、生き生きとまとめあげた〈羅生門〉
第6回 芥川也寸志~日本映画の〝エフェクト〟とは、まったく異なったユニークな音の演出がみられる〈太平洋ひとりぼっち〉
第7回 伊藤昇~浪花節のメロディを採って、シンフォニックな重々しい曲にした〈桃中軒雲右衛門〉
第8回 早坂文雄 その2~重々しく悲しみのこもった、それでいて勇壮なメロディー。素朴で単純な音のうごき。〈七人の侍〉
第9回 林光~小編成のオーケストラと女声ヴォーカリーズを使って、主題曲ともいえるものを主体においた〈裸の島〉
第10回 深井史郎
第11回 武満徹 その1~一種のミュージカルといえるような作品にリリカルなメロディで特色をだした〈涙を獅子のたて髪に〉
第12回 山田耕筰~トーキー音楽の黎明
第13回 松村禎三 記録映画と劇映画のあいだ
第14回 伊福部昭 映画音楽の過去の意識をみる~単純明快なリズム音楽を繰り返しくりかえし執拗に反覆しつづけていくオスティナートを用いた〈ゴジラ〉
第15回 武満徹 その2 〈怪談〉を中心に~映画音楽は、かならず演出されなければならないのですという彼の理念に基づいてかかれた〈怪談〉
第16回 黛敏郎 その2 〈赤線地帯〉論争~〈赤線地帯〉の音楽をめぐるあの論争は、創造的な批評の不毛をさらけだしたひとつの出来事だった
第17回 池野成~〝映画〟における映像と音楽の真のありかたを知っている監督と作曲家との結びつきが表われた〈雁の寺〉
第18回 堀内敬三 松竹の主題歌・映画音楽の誕生~蒲田撮影所に松竹少女歌劇団全員を集めて撮影された〈微笑む人生〉はわが国最初のレビュー映画だった
第19回 早坂文雄 その3 〈近松物語〉の一音の論理~日本の伝統音楽が初めて映像と音の新しい意味を持って登場した記念碑的作品〈近松物語〉
第20回 八木正生 モダンジャズからの出発~ジャズっぽいブルース的な音楽をつけた〈殺人〉は、アニメーション音楽として傑出していた
第21回 湯浅譲二~静かにおごそかでしかもエロティックな官能的な音楽が特にすぐれていた〈黒い雪〉
第22回 服部正 その1~トーキー音楽の抒情
第23回 服部正 その2~「これは歌舞伎の〈勧進帳〉を音楽劇に直したような作品なんだな」と監督自身が語る〈虎の尾を踏む男達〉
第24回 早坂文雄 その4~映画音楽のひとつの新しい表現としての〝対位法〟的な方法が実験された〈酔いどれ天使〉と〈野良犬〉
第25回 木下忠司~〈わが恋せし乙女〉のころ
第26回 早坂文雄 その5~森田たま原作による明治後期の北海道を舞台にした「社会派メロドラマ」ともいうべき〈リボンを結ぶ夫人〉
第27回 早坂文雄 その6~映画音楽における「日本的音楽論」
第28回 柴田南雄 その1~記録映画の勃興期1
第29回 柴田南雄 その2~記録映画の勃興期2
第30回 大木正夫~記録映画の勃興期3
第31回 早坂文雄 その7~シェリーの有名な詩句を作品の根底において構成した戦後最初のアニメーション映画〈ムクの木の話〉
第32回 真鍋理一郎 その1~1960年代の独立プロ運動の先頭にたってそれを推進した大島渚のデビュー作〈愛と希望の街〉
第33回 真鍋理一郎 その2~ジャズ的なイディオムを使って作曲し、そのあいだに器楽的な表現を挿入した〈青春残酷物語〉
第34回 市川綱二~映画の録音技術者として
第35回 團伊玖磨 その1~第四期の人たちの中にあって
第36回 團伊玖磨 その2~画面の大型化時代の映画音楽
第37回 團伊玖磨 その3~録音技術の可能性との格闘
第38回 古関裕而 その1~発見されたフィルム〈戦う兵隊〉1
第39回 古関裕而 その2~発見されたフィルム〈戦う兵隊〉2
第40回 アニメーション映画の系譜1 政岡憲三 その1~松竹の援助で作られたフィルム式トーキー漫画映画の最初の一本〈力と女の世の中〉
第41回 アニメーション映画の系譜2 政岡憲三 その2~戦前の日本の動画映画の代表作であり政岡憲三の代表作でもある〈くもとちゅうりっぷ〉
第42回 アニメーション映画の系譜3 戦前篇総論
第43回 アニメーション映画の系譜4 戦後篇 (1945~1957)
第44回 アニメーション映画の系譜5 瀬尾光世
第45回 アニメーション映画の系譜6 〈王様のしっぽ〉顛末
第46回 アニメーション映画の系譜7 東映動画のスタート
第47回 アニメーション映画の系譜8 宇野誠一郎
第48回 アニメーション映画の系譜9 東映動画の発展と停滞
第49回 アニメーション映画の系譜10 手塚治虫と虫プロの足跡 その1
第50回 アニメーション映画の系譜11 手塚治虫と虫プロの足跡 その2
第51回 アニメーション映画の系譜12 手塚治虫と虫プロの足跡 その3
第52回 アニメーション映画の系譜13 人形劇アニメの創造と展開 その1
第53回 アニメーション映画の系譜14 人形劇アニメの創造と展開 その2
第54回 アニメーション映画の系譜15 人形劇アニメの創造と展開 その3
第55回 アニメーション映画の系譜16 人形劇アニメの創造と展開 その4
第56回 アニメーション映画の系譜17 草月アニメーションの実験 その1
第57回 アニメーション映画の系譜18 草月アニメーションの実験 その2
第58回 アニメーション映画の系譜19 草月アニメーションの実験 その3
第59回 アニメーション映画の系譜20 総括と明日への展望
第60回 篠田正浩 その1~〈はなれ瞽女おりん〉と〈恋の片道切符〉の音楽
第61回 篠田正浩 その2~〈乾いた湖〉のブルース・コードから〈乾いた花〉の音の冒険まで
第62回 篠田正浩 その3~〈暗殺〉の革命的な映画音楽から〈あかね雲〉の緻密な設計図
第63回 篠田正浩 その4~〈心中天網島〉のソヴァージュの音楽から〈桜の森の満開の下〉の日本の美意識まで
秋山邦晴夫人・高橋アキ インタビュー~秋山は、「歴史を知ることの重要性」を意識していたのだと思います
索引

著者プロフィール

秋山 邦晴  (アキヤマ クニハル)  (著/文

1929年生まれ。音楽評論家、作曲家。戦後を代表する芸術グループのひとつである「実験工房」に武満徹や湯浅譲二らとともに参加。音楽作品に、「東京オリンピック選手村 食堂のための環境音楽」など。著書としては前掲書の他、『現代音楽をどう聴くか』(晶文社)、『日本の作曲家たち 戦後から真の戦後的な未来へ』上下(音楽之友社)、『エリック・サティ覚え書』(青土社)、『昭和の作曲家たち』(編:林淑姫、みすず書房)、武満徹との共著に『シネ・ミュージック講座―映画音楽の100年を聴く』(フィルムアート社)などがある。1996年逝去。

高崎 俊夫  (タカサキ トシオ)  (編集

1954年、福島県生まれ。編集者・映画批評家。『スターログ日本版』『月刊イメージフォーラム』編集部を経て、フリーランスの編集者に。編著に、女優・芦川いづみのスチール写真や最新インタビューをまとめた『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(朝倉史明との共編・文藝春秋)、『日活アクション無頼帖』(ワイズ出版)、『わが封殺せしリリシズム』(大島渚、清流出版)、『スクリプターはストリッパーではありません』(白鳥あかね、国書刊行会)、ほか多数。著書『祝祭の日々 私の映画アトランダム』(国書刊行会)はキネマ旬報「映画本大賞」を受賞。

朝倉 史明  (アサクラ フミアキ)  (編集

1974年、神奈川県生まれ。編集者。大映映画スチール写真集『いま見ているのが夢なら止めろ、止めて写真に撮れ。』(責任編集・監修:小西康陽、DU BOOKS)や、2016年版から毎年発行している『名画座手帳』(企画・監修:のむみち、往来座編集室)、1968年に引退し今も根強い人気を誇る女優・芦川いづみのデビュー65周年記念の単行本『芦川いづみ 愁いを含んで、ほのかに甘く』(高崎俊夫との共編、文藝春秋)などの編集の他、日活映画『事件記者』シリーズのオリジナル・サウンドトラックCD(CINEMA-KAN Label、音楽:三保敬太郎)のプロデュースを手掛ける。

上記内容は本書刊行時のものです。