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出版者情報
転生する文明
発行:藤原書店
四六判
328ページ
定価
3,000円+税
- 書店発売日
- 2019年5月24日
- 登録日
- 2019年4月4日
- 最終更新日
- 2019年5月15日
書評掲載情報
2019-08-10 |
朝日新聞
朝刊 評者: 長谷川逸子(建築家) |
2019-06-16 | 毎日新聞 朝刊 |
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紹介
文明は、時空を変えて生き続ける!
ユネスコ「世界遺産」の仕掛け人であり、「文明間の対話」を発信した著者が、世界100か国以上を踏破するなかで見出した、文明の転生と変貌の姿を描く、初の「文明誌」の試み。
「この書は、この青い惑星の上に現れた人類文明という虹の大河の歴史ではなく、一つの「文明誌」の試みであった。すなわち世界の文明が絶えず旅をし、伝播と収斂によって対話している姿を、「転生と変貌の物語」として描き出したかったのだ。それが少しでも出来たかどうかは読者の判断に待つほかはないが、私のこころに世界各地で立ち現れてきたその姿を、できる限り忠実に書きとどめたつもりである。」(本書より)
目次
はじめに――文明は旅をする
1 失われた時を求めて
2 カラの思想――天は黒い・北方シルクロードの宇宙観
3 南海の大乗仏教の道――ボロブドゥール・アンコール・セイロン・ジャワ・長安・奈良を結んだ思想を追う
4 竜は太平洋を渡ったのか?――マヤ文明とインドネシアに命を生み出す水の転生を見る
5 聖樹の旅――雲南・ジャワ・日本をつなぐもの
6 大和民族の成立――海の道から考える
7 菩薩の誕生と大乗仏教の成立――ガンダーラにおける四思想の出会いと転生
8 ナイルの畔りに穀霊を見る――ファラオを迎えるオシリスの霊所
9 エッフェル塔はピラミッドか?――文明は死なず時空を超えて転生する
10 エデンの園の変貌――バビロンとヴェルサイユを繋ぐもの
11 秘められた地下の水脈
おわりに――深みにおける出会い
上記内容は本書刊行時のものです。