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スリナム産昆虫変態図譜1726年版 マリーア・ズィビラ・メーリアン(著/文) - 鳥影社
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スリナム産昆虫変態図譜1726年版 (スリナムサンコンチュウヘンタイヅフセンキュウヒャクニジュウロクネンバン)

芸術
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発行:鳥影社
A3
186ページ
上製
価格 32,000円+税
ISBN
978-4-86265-915-6   COPY
ISBN 13
9784862659156   COPY
ISBN 10h
4-86265-915-2   COPY
ISBN 10
4862659152   COPY
出版者記号
86265   COPY
Cコード
C0671  
0:一般 6:図鑑 71:絵画・彫刻
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2022年2月23日
最終更新日
2022年8月17日
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書評掲載情報

2023-04-18 東京新聞/中日新聞
2023-03-20 TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」  
2022-12-17 毎日新聞  朝刊
評者: 養老孟司(解剖学者)
2022-11-27 読売新聞
2022-11-25 NHK Web特集  
評者: ネットワーク報道部 デスク 斎藤基樹
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紹介

世界の昆虫学、植物学、博物学、芸術に大きな影響を与えた史上最高の昆虫図譜
本邦初となる全訳と全72点の図版を収録、最高のキャストが贈る至極のA3判

母国ドイツではお札の肖像画としても採用され、その名を知らぬものはいないメーリアン。彼女が遺した図譜の中でも最も有名で、最高傑作とされるのが『スリナム産昆虫変態図譜』である。日本でも荒俣宏が原書を所有し、その図版は彼の書籍でも紹介されている。本書は製作総指揮を執る白石雄治が所有する非常に状態が良く、彩色の良い1726年版を、黒澤明映画のスチール写真などを担当したイサム高野が撮影、昆虫界の大御所である岡田朝雄と奥本大三郎が解説文を翻訳、装幀を司修が担当。史上空前のオールスターキャストが贈る原書に近い超大型のA3判による極上の一冊である。

著者プロフィール

マリーア・ズィビラ・メーリアン  (マリーアズィビラメーリアン)  (著/文

マリーア・ズィビラ・メーリアン(Maria Sibylla Merian)
1593 9月22日、父、マテーウス・メーリアン、バーゼルに生まれる。
1617 2月11日、マテーウス・メーリアン、マリーア・マグダレーナ・ドゥ・ブリと結婚。
1619 4月21日、長女、ズザンナ、生まれる。
1621 3月25日、長男、マテーウス-ジュニア、バーゼルで生まれる。
1623 4月13日、次女、マルガレーテ、生まれる。
1624 メーリアン一家、バーゼルからドイツのフランクフルトに転居。
1625 4月25日、3女、マリーア・エリーザベト、生まれる。
1627 2月13日、次男、カスパル生まれる。
1629 2月1日、4女、マリーア・マグダレーナ生まれる。
1630 マリーア・マグダレーナ死去。
1635 3男 ヨアーヒム生まれる。
1645 5月8日、長女、ズザンナ死去。
1646 父、マテーウス、ヨハンナ・カタリーナ・ハイムと再婚。
1647 4月2日または4日(両説がある)、マリーア・ズィビラ・メーリアン生まれる。(5女、再婚後最初の子)
1649 5月27日、4男、ヨーハン、生まれる。
1650 6月19日、父、マテーウス、シュヴァールバッハ鉱泉で死去。
1651 長男、マテーウス-ジュニア帰国。1月1日、画家ヤーコプ・マレル、3人の子供とフランクフルトへ移住。8月5日、母、ヨハンナ、画家マレルと再婚。ミニョン、マレルのもとで修業、メーリアンの兄弟子となる。
1659 屋根裏部屋で、絵画に熱中する。義父マレルに認められ、アトリエで修業をする。マレル、オランダへ行く。メーリアンは兄弟子ミニョンから絵画、銅板彫刻を習う。
1660 メーリアンは13歳で、カイコの飼育・変態観察を始める。これが彼女の生涯の生態研究を決定づけることになる。 
1665 5月16日、メーリアン18歳で、28歳の画家グラフと結婚。
1668 1月5日、長女、ヨハンナ・ヘレナ誕生。
1670 グラフ一家、ニュルンベルクへ転居。メーリアンは生徒を集めて絵画・スケッチを教える。
1675 メーリアンの『初めての花束』出版、ザンドラルトの著書で高く評価される。
1677 『もう一つの花束』出版。異母兄、カスパル、ラバディストになる。
1678 5月15日、次女、ドロテーア誕生。
1679 『幼虫の驚異的変態とその風変わりな食草』第1部出版。
1680 『第3の花束』出版。同時に3部をまとめた『新しい花の本』出版。
1681 11月11日、義父、マレル死去。メーリアン、娘2人と共にフランクフルトの母のもとに戻る。
1683 『幼虫の驚異的変態とその風変わりな食草』第2部出版。
1685 夫と別れ、母と娘を連れて、オランダ、西フリースランドのヴァルタ城(ラバディストのコミューン、義兄カスパルがいた)に避難し、ここで5年間過ごすことになる。
1686 4月12日、義兄カスパル、ヴァルタ城で死去。夫が連れ戻しに来るが、応じず。
1687 2月15日、義兄マテーウス-ジュニア死去。
1690 母、ヴァルタ城で死去。
1691 娘たちとヴァルタ城のコミューンを去り、オランダのアムステルダムに転居。
1692 長女ヨハンナ・ヘレナがヤーコプ・ヘンドリック・へロルトと結婚。
1699 4月23日、遺書を作成する。7月、メーリアン次女ドロテーアと、南米のオランダ植民地スリナムへ出発。以降、帰国まで、スリナムでチョウとガを中心とする昆虫の飼育と写生に専念する。
1701 9月23日、メーリアンと次女ドロテーア、数百のチョウ・ガ・昆虫の標本、ヘビ、ワニなどの標本や貴重な絵画・スケッチをもってアムステルダムに帰る。12月2日、次女ドロテーア、東インド会社の外科医長フィリップ・ヘンドリックスと結婚。
1705 『スリナム産昆虫変態図譜』オランダ語版、ラテン語版出版。大きな反響を呼ぶ。
1711 フィリップ・ヘンドリックス死去。10月3日、メーリアン2度目の遺書作成。次女ドロテーア、スイス人の画家ゲオルク・グゼルと再婚。
1713 『幼虫の本』オランダ語版出版。
1715 メーリアン脳卒中の発作、半身不随となる。次女ドロテーアに介護される。グゼル、メーリアンの肖像画を描く。
1717 1月13日、マリーア・ズィビラ・メーリアン脳卒中で死去。69歳。ドロテーア、夫グゼルとペテルスブルクへ移住。
1719 グゼル、ピョートル大帝の宮廷画家になる。『スリナム産昆虫変態図譜』ラテン語版、オランダ語版再刊される。初版の60図版に12図版とその解説がつけられた。この第2版は国立国会図書館に所蔵されている。
1725 ドロテーアもペテルスブルク・アカデミーの絵画教師になる。
1726 『スリナム産昆虫変態図譜』第3版、第2版と同様に72点の図版にラテン語・フランス語の解説が併記されている。これは本書の原本(白石雄治氏所有)である。
1730 『スリナム産昆虫変態図譜』1719年の増補オランダ語版再刊される。

岡田 朝雄  (オカダ アサオ)  (翻訳

岡田 朝雄(おかだ あさお)
ドイツ文学者。昭和10年(1935)東京生。
中央大学大学院修士課程修了。
東洋大学名誉教授。
日本蝶類学会会員(前理事)、日本昆虫協会前副会長、日本文藝家協会会員。
著書に『ドイツ文学案内増補改訂版』(共著)、
訳書にヘルマン・ヘッセ『庭仕事の愉しみ』など多数。

奥本 大三郎  (オクモト ダイサブロウ)  (翻訳

奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう)
フランス文学者、随筆家。昭和19年(1944)大阪生。
東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。
埼玉大学教授、大阪芸術大学教授などを歴任、埼玉大学名誉教授。
1991年より2010年まで日本昆虫協会会長。
現在NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、
訳書に『完訳版 ファーブル昆虫記』(全10巻)など多数。

白石 雄治  (シライシ ユウジ)  (企画/原案

白石 雄治(しらいし ゆうじ)
オーレリアン。昭和20年(1945)生。
日本鱗翅学会会員、日本蝶類学会会員。
本書の元となった『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』の所有者。
幼少より世界各地で昆虫採集をする熱烈な愛好家。洋書の稀覯本収集家としても知られている。

上記内容は本書刊行時のものです。