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らくご動物園
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2019年2月21日
- 書店発売日
- 2019年2月11日
- 登録日
- 2019年1月15日
- 最終更新日
- 2019年2月21日
書評掲載情報
2019-02-18 |
大阪日日新聞
朝刊 評者: (畑) |
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紹介
落語に登場する動物を一堂に集めて102話を収録。登場する動物は
大別すると、獣(けもの)・鳥・魚・貝・虫の五種。2015年の天王
寺動物園開園100年にちなみ、大阪の地域情報紙「うえまち」の5
年におよぶ連載50話分に新たに52話加え、動物名の五十音順に排列。
冒頭に落語の簡単なあらすじを配し、その動物に関するあれこれを
面白おかしくご紹介します。写真100葉。
目次
■目次抄(全102檻)
第1檻 あかがい『赤貝丁稚』/第2檻 あなご『穴子でからぬけ』/
第3檻 アリ『鳥獣戯画』/第4檻 アワビ『鮑のし』/
第5檻 イカ『てれすこ』/第6檻 イタチ『雪てん』
第7檻 いなご『いなご芝居』/第8檻 いぬ『鴻池の犬』/
第9檻 いのしし『池田の猪買い』第10檻 イモリ『いもりの黒焼』/
第11檻 イワシ『畳鰯』/第12檻 うぐいす『鶯宿梅』/
第13檻 ウサギ『猫と兎』/第14檻 うし『池田の牛ほめ』/
第15檻 うなぎ『鰻屋』/第16檻 うま『馬の田楽』/
第17檻 エビ『海老床』/第18檻 おうむ『鸚鵡返し』/
第19檻 おおかみ『狼講釈』/第20 檻 おに『鬼笑い』/
第21檻 かえる『蛙の牡丹餅』/第22檻 カツオ『形見分け』/
第23檻 かっぱ『河童の皿』/第24檻 か と ぼうふら『蚊いくさ』/
第25檻 かに『庭蟹』/第26檻 かば『カバ君の日記』/
第27檻 がま『蝦蟇の油』/第28檻 カマキリ『後に心』/
第29檻 かめ『亀の天上』/第30檻 カモ『鉄砲勇助』/
第31檻 からす『鍬烏』/第32檻 かれい『四枚鰈』/
第33檻 がん『雁風呂』/第34檻 キジ『蘭方医者』/
第35檻 きつね『吉野狐』/第36檻 きゅうけつき『ドラキュラ』/
第37檻 キリギリス『虫捕り』/第38檻 きんぎょ『金魚の芸者』/
第39檻 クジャク『捥取り』/第40檻 くじら『大仏の背くらべ』/
第41檻 くま『熊の皮』/第42檻 クモ『住吉駕籠』/
第43檻 こい『鯉舟』/第44檻 こうのとり『コウノトリ』/
第45檻 こうもり『こうもり』/第46檻 ゴキブリ『ごきぶり亭主』/
第47檻 さぎ『鷺捕り』/第48檻 さなだむし『工夫の医者』/
第49檻 サバ『地獄八景亡者戯』/第50檻 サヨリ『魚の狂句』/
第51檻 さる『猿後家』/第52檻 さわら『日和違い』/
第53檻 さんま『さんま火事』/第54檻 しか『鹿政談』/
第55檻 しじみ『蜆売り』/第56檻 しゃちほこ『石川五右衛門』/
第57檻 しらみ『虱茶屋』/第58
檻 すずめ『抜け雀』第58檻 すずめ『抜け雀』/
第59檻 スッポン『提灯屋』/第60檻 セミ『無筆の女房』/
第61檻 せんきのむし『疝気の虫』/第62檻 せんにん『久米仙』/
第63檻 ぞう『象の足跡』/第64檻 たい『さくら鯛』/
第65檻 たこ『蛸芝居』/第66檻 たぬき『権兵衛狸』/
第67檻 タラ『棒鱈』/第68檻 チョウ『西行』/
第69檻 つる『鶴』/第70檻 てんぐ『天狗裁き』/
第71檻 ドジョウ『どじょう買い』/第72檻 とら『虎狩』/
第73檻 とんび『通い鳶』/第74檻 とんぼ『トンボとり』/
第75檻 なめくじ『日高川』/第76檻 ニシン『寄合酒』/
第77檻 にわとり『べかこ鶏』/第78檻 ねこ『猫の茶碗』
第79檻 ねずみ『ぬの字鼠』/第80檻 ノミ『蚤の歌』/
第81檻 ハクチョウ『白鳥の死』/第82檻 ハチ『田舎芝居』/
第83檻 はまぐり『蛤殻買い』/第84檻 はや『魚づくし』/
第85檻 ヒバリ『野辺』/第86檻 ふか『兵庫船鱶の魅入れ』/
第87檻 ふぐ『河豚鍋』/第88檻 ぶた『考える豚』/
第89檻 フナ『こいがめ』/第90檻 ぶり『ロボ・G』/
第91檻 へび『蛇含草』/第92 檻 ホウボウ『七草』/
第93檻 ほたる『蛍の探偵』/第94檻 ほらがい『うそつき地獄』/
第95檻 マグロ『ねぎまの殿様』/第96檻 みずむし『水虫』/
第97檻 ムカデ『俵藤太』/第98檻 もぐら『もぐら泥』/
第99檻 ライオン『連獅子』/第100檻 ラクダ『駱駝の葬列』/
第101檻 りゅう『龍の天上』/第102檻 わに『ワニ』
前書きなど
さて、落語にも多くの動物が主役で、ある時は脇役で登場する。擬人法で人の言葉を発することもあれば、もの言わぬ存在で物語の重要な役を熟しているものもある。
犬・猫・鼠・牛・馬など人間生活に近い存在の動物は、当然登場頻度が高くなる。また狐と狸は人を化かすと信じられていたせいか、多くの落語に登場して、人々の心胆を寒からしめている。
落語は、人間同様にどの動物も愛すべき存在として描いており、噺を聞いていて憎憎しい登場は
していない。
この書は、そうした動物たちの躍動ぶりを出来るだけ多く集めてご紹介するものである。冒頭に、簡単なあらすじを配し、それぞれの動物が、落語以外の所でどのような形で扱われているかをご案内したものである。
だから、動物の生態や特長などをつぶさに記した科学書ではない。あらかじめおわび申し上げておく。
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。