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オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る 石川 尚子(著) - 七つ森書館
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オランダ流コーチングがブレない「自分軸」を作る (オランダリュウコーチングガブレナイジブンジクヲツクル)

ビジネス
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発行:七つ森書館
四六判
176ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-8228-1790-9   COPY
ISBN 13
9784822817909   COPY
ISBN 10h
4-8228-1790-3   COPY
ISBN 10
4822817903   COPY
出版者記号
8228   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2017年12月
書店発売日
登録日
2017年10月25日
最終更新日
2018年11月6日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2018-11-09
2刷 出来予定日: 2018-07-25
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紹介

 ビジネスコーチとして、多種多様な方と接する中で「自信がない」「もっと自信をつけたいです」と言う方が、最近は非常に多いと感じています。実は私も、そんな自信のない自分に随分と苦しんできました。
 でも、さまざまなご縁があって、コーチングとめぐりあい、コーチングを実践するなかで、それを乗り越えることができました。だから、今、自信がないあなたも大丈夫!
 本書では、著者自身の体験を交えながら、「教えない」ことで、人が本来持っている力を発揮し、「自分軸」を鍛えていきながら、夢を叶えていくエッセンスをお伝えします。

目次

はじめに

第1章 「他人軸」で生きている私たち
 「自信」という幻想
 中学生で、もう夢をあきらめている?
 他人と比べていると、気持ちは常にざわつく
 自分のすべてを他人に委ねるのは、もったいない!
 資格をとれば、人生は変わるのか?
 「できない理由」をみつけて安心する
 あまりにも低かった「自己肯定感」
 「教える」から「自分軸」が奪われる

第2章 あなたは人生で、何を成し遂げたいですか?
 実際にコーチをつけてみる
 あなたは自分の人生で、何を成し遂げたいですか?
 子どもの頃の〝夢〟がよみがえる
 自信がつく日は、一生来ない!
 「なぜ、できないの?」から「どうすればできる?」へ
 問題が、問題でなくなる!
 今回は、たまたま上手くいかなかっただけ
 私以上に、私のことを信じて接する
 「次もいけるのでは」という自信
 夢を叶える力は、誰にでもある

第3章 自分の気持ちと、じっくり向き合う
 気づきの連鎖を生み出す
 耐えて、耐えて見守る
 自ずとしゃべりたくなる
 勝手に気づき、勝手に前進する
 コントロールはしない
 自分の意識が「現実」を引き寄せる
 話をするだけで、課題が解決する
 自分の枠に気づく
 自分にOKを出すと、結果もついてくる
 すべては自分次第
 目の前の人を信じ続ける

第4章 自分で計画を立て、実践し、振り返る
 コーチングがベースにあるオランダ
 行きたい学校は、自分で選ぶ
 勉強したいことも、自分で決める
 学ぶ手段は、1つではない
 とことん強みを伸ばし、活かしていく
 時間割を自分で作り、評価も自分でする
 自分で考え、学ぶことを促す
 子どもの可能性を、どこまでも信じる
 4歳から「PDCA」
 他人の評価に振り回されて、生きるのはやめよう!

第5章 失敗はない! あるのは「体験」と「省察」だけ!
 徹底して実践力を養う
 不完全でも、まずはやってみる
 実践して、振り返る。そして、次へ
 うまくいかなくても大丈夫!
 「自分なりの理念」を確立する
 今、自分ができることは何か?

第6章 「教えない」から夢が叶う
 「教える」から、正解を求め続ける
 外側に「答え」を求めるから、混乱し続ける
 「こうすれば、必ずうまくいく!」って本当?
 知識ややり方だけでは、結果は出ない!
 健全な自己肯定感を育てる
 自己基盤が整うと、目の前の人が変わる
 「自己探求」と「アウトプット」が自分を整える
 今、やりたいことが1番目
 「できる」が前提で考える
 他人の価値観に縛られ続けるの、やめませんか?
 外側で、何が起きても大丈夫!
 楽しく生きている姿に、勝るものはない!
 私自身のあり方と、これからの夢

おわりに

前書きなど

はじめに

 子どもの頃から、私は人の目が気になって仕方がありませんでした。

「こんなことを言ったら、何と思われるのだろう?」
「批判されたら、どうしよう?」
「失敗するのは怖いし、かっこ悪い」
「自分だけ目立つのは、なんか恥ずかしい」

 それなのに、どこかで、
「“スゴイ人”だと一目置かれたい」
「もっと人から認められたい」
「誰からも〝良い人〟だと思われたい」
「まわりから『いいなぁ』と、うらやましがられたい」
などの気持ちもあるのです。
 これらの気持ちがせめぎ合いながら、折々に自分を苦しめてきました。不安や恐れをもたらし、「やりたい」と思ったことがあっても、
「本当にやっていいのか?」
「ダメだと言われるかも?」
「これでいいのか? やっぱり、私には無理じゃないのか?」
といちいち行動をとめるのです。心の中に、ずっと重苦しい何かが居座っていました。
 こんな私が、今では、
「自分がやりたいことをやったらいいんだよ」
「いつだって、自分が選んだ道が一番正しい」
「何が起きても、私は絶対に困らない」
「私が私である時が一番パワフル」
などと本気で思えるようになり、子どもの頃にあきらめたはずの夢を、次々と叶えています。そして、人に伝える仕事までしているのです。
 
 悲観的で自分に自信がないと思っていた私が、今のようになったのには、いくつかの出会いがありました。まず、コーチングとの出会い。次にコーチングを通して、人が夢を叶えていく瞬間に幾度も立ち会えたこと。そして、コーチングがベースにあるオランダの教育現場に触れたことです。
 これらの出会いを通して、子どもの頃から、心の中に居座り続けた重苦しいものが、清々しいほどに軽くなりました。霧が晴れて、青空が見えてきたような気持ちです。「自分で考え、自分で決めて、自分で行動すること」のパワフルさを知ったことは、私の人生をより豊かにしてくれました。誰かに答えを教わらず、依存し過ぎず、自分の内側に答えを探しにいき、自ら答えを見つけることによって、次第に「自分軸」が鍛えられる心地良さ。「他人軸」から「自分軸」へとシフトした時に、人は内側にある不安や恐れから解放されます。そして、夢の実現が加速していくのです。
 もし、今の不安や恐れを手放して、人目を気にせずに前進したいと思うのなら、「教わる」ことに依存しないことをオススメします。また、自分のお子さんや部下、スタッフに、自己肯定感が高く、自発的に夢を叶える人になってもらいたいと願うのなら、「教えない」関わり方をすることを強くオススメします。
 それはなぜなのか? 

 本書の前半では、ネガティヴだった私がコーチングに出会って、自分の夢を叶え、自分と人の可能性を信じられるようになった過程を、自分の体験を通して紹介していきます。後半では、オランダの教育現場に触れたことによって、さらに私の「自分軸」が強化されていった経緯をお伝えしていきます。私がオランダから持ち帰った「オランダ流コーチング」が、きっと多くの人たちの背中を押すものと信じています。

 本書を通して、
「なんかラクになった」
「『自信がなくてもいいんだ』と思えた」
「悩んでいたことが、どうでもよくなった」
「ずっとやりたかったことをやってみよう」
「『自分軸』で生きていこう」
と思っていただけたら幸いです。
 そして、そう思えたのなら、自分の夢はもちろん、自分が関わる人たちの夢が叶っていく現実を、遠からず目の当たりにするでしょう。

著者プロフィール

石川 尚子  (イシカワ ナオコ)  (

 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ。 
 出版社にて、企業研修、講演会の運営、企画、教材開発や講師を担当した後、2002年、ビジネスコーチとして独立。
 経営者、管理職をはじめ、教育関係者や営業職、医療職など様々な職種へのパーソナル・コーチングを行う傍ら、「夢を叶えるコミュニケーション」などをテーマにしたコーチング研修の講師として活躍中。小中学生から企業の経営者まで、幅広い層に対して、全国で講演を行う。2016年より、オランダ流コーチングに基づく講座も開講中。
 著書に『子どもを伸ばす共育コーチング』(柘植書房新社)、『やってみよう! コーチング』(ほんの森出版)「コーチングのとびら」(Dybooks)など。

上記内容は本書刊行時のものです。