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LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる
- 書店発売日
- 2021年8月6日
- 登録日
- 2021年7月9日
- 最終更新日
- 2021年7月9日
書評掲載情報
2022-01-29 | 日本経済新聞 朝刊 |
2021-12-25 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 入山章栄(経営学者) |
2021-09-04 |
朝日新聞
朝刊 評者: 宮本恵理子(ライター) |
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紹介
★自分の視野を超えた知識が持て、一生の友人をつくり、
孤独ではなくなる、ただひとつの方法★
・つまらないギャグを言う人は、大抵人の話を聞いていない
・友情を深めるいちばんの方法は、「いつもの会話」
・みんな「自分には先入観がない」と思いがち
・つじつまが合わない会話をそのままにしておくとだまされる
・なぜあの人は「空気が読めない」のか
・「自分とは違う」グループに、人は「恐怖」を抱いている
・「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない
・「だれかの悪いうわさ」を聞くと、自己肯定感があがる
・その人の話を聴くと苦しくなる人は有害な人
本当に優秀な人は聞く能力が異様に高い
「自分の話をしっかり聞いてもらえた」体験を思い出してみてください。それはいつでしたか? 聞いてくれた人は誰だったでしょうか? 意外に少ないのではないかと思います。
他人の話は、「面倒で退屈なもの」です。どうでもいい話をする人や、たくさんしゃべる人などいますよね。考えただけでも面倒です。その点、スマホで見られるSNSや情報は、どれだけ時間をかけるか自分で決められるし、面白くないものや嫌なものは、無視や削除ができます。しかし、それがどれほど大事でしょうか。
話を聞くということは、自分では考えつかない新しい知識を連れてきます。また、他人の考え方や見方を、丸ごと定着させもします。話をじっくり聞ける人間はもちろん信頼され、友情や愛情など、特別な関係を育みます。「自分の話をしっかり聞いてくれた」ら、自分の中でも思いもよらなかった考えが出てくるかもしれません。どんな会話も、我慢という技術は必要です。しかし、それを知っておくだけで、人生は驚くほど実り豊かになります。
目次
chapter1 「聞くこと」は忘れられている
・「話を聞かれない」と孤独になる
・「聞きなさい」と言われて聞かされる話は「会話」ではない
・「暮らす人」の声に耳をふさいだ政治家が分断を生んだ
chapter2 私たちは、きちんと話を聞いてもらえた経験が少ない
・「天才」も、聞くことによって共有される
・孤独をいちばん感じるのは、「よいことが起こった」のに誰にも注意を払ってもらえないこと
chapter3 聞くことが人生をおもしろくし、自分自身もおもしろい人物にする
・見知らぬ人よりも、「知っている嫌な人」に話しかけてしまう理由
・人の話を聞かないことは、何も起こらないつまらない人生
Chapter4 親しい人との仲もレッテルからも「聞くこと」が守ってくれる
・友情を維持するいちばんの方法は、「日常的な会話」
・半分以上の人は、「心配事を仲のいい人には話さない」
chapter5「空気が読めない」とは、そもそも何が起こっているのか
・「よい聞き手」とは、話し手と同じ感情になって聞ける人
・相手が自分でもわかっていないことを聞けるのが、優れた聞き手
chapter6 「会話」には我慢という技術がいる
・自分の考えを忘れて相手の話を聴いた方が、結局おもしろい会話になる
・嫌なやつでも、聴こうとすれば不快感は少し減る
chapter 7 反対意見を聞くことは「相手の言うことを聞かなければならない」ことではない
・優れた聞き手は、「相容れない考え」に耐えられる
・グレーゾーンに耐えられる人は、アイデアを思いついたり、判断をするのが得意
chapter8 ビッグヒットは消費者の声を「聴く」ことから生まれる
・聞き上手は「なぜ?」という質問を使わない
・うまく聞ければ、自分ひとりでは絶対に見られなかったものが見られる
chapter9 チームワークは、話をコントロールしたいという思いをやめた人のところにやってくる
・最も生産性の高いチームは、全員の発言量が同じくらい
chapter10 話にだまされる人、だまされない人
・優れた聞き手になるには、「自分の弱さを理解する」
・先に相手に話をさせて会話を操る
chapter11 他人とする会話は、自分の内なる声に影響する
・読書は自分をつくる
・多くの人が、自分に批判的な内なる声を持っている
chapter12「アドバイスをしよう」と思って聞くと失敗する
・話に素直に耳を傾けるためには、冒険心がいる
・「アドバイス」をしだす人は、きちんと相手の話を聞いていない
chapter13 騒音は孤独のはじまり
・話のニュアンスも、脳は聞きとれる
・難聴にならないために騒音に気をつける
Chapter14 スマートフォンに依存させればさせるほど、企業は儲かる
・「聴くこと」は、最高の友情でもある
・よく聞いていないと間違いなく交渉は失敗する
Chapter15 「間」をいとわない人は、より多くの情報を引き出す
・0.5秒以上の沈黙があると、人はそれを不満や罰だと解釈する
Chapter16 人間関係を破綻させるもっとも多い原因は相手の話を聞かないこと
・「だれかの悪いうわさ」を聞くと、自己肯定感があがる
・自分が聞き逃したと思った人間関係は、大抵手遅れ
Chapter17 だれの話を「聴く」かは自分で決められる
・なぜあの人は、婚活でも自分の話だけしてしまうのか
・聞くという過程で親密になったり相手のことを理解できる
Chapter18「聴くこと」は学ぶこと
・優れた聴き手は、愚かな人を見わける
など
上記内容は本書刊行時のものです。