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先にしくじる
絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術
- 書店発売日
- 2018年5月18日
- 登録日
- 2018年5月10日
- 最終更新日
- 2018年5月14日
書評掲載情報
2018-07-14 |
朝日新聞
朝刊 評者: 梶山寿子(ジャーナリスト) |
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紹介
軍隊、病院、消防
絶対失敗できない極限状態で働くプロが実践
米国最先端の仕事術が、ついに上陸!
頑張っているのに、なぜか"成功できない"、努力しているのにいつも"失敗する"。
常に失敗を繰り返すような「成功できな人たち」が、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。
小さな失敗を含めれば、まさに、私たちの誰もがそうなのかもしれなません。
なぜ、人間は失敗を繰り返すのか。
それは何も、あなたが悪いからではありません。
あえて言うなら、「人間だから」と言うことになります。
人間には、生来持つ「バイアスの罠」があります。
それにはまってしまうと、どうしても失敗から抜け出せなくなります。
次のような「七つのバイアスの罠」に、心当たりはありませんか。
(1)「現在バイアス」の罠 :ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
(2)「オプション選好性」の罠 :どっちがいいか決められない
(3)「非合理的な信念」の罠 :勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
(4)「コンコルド効果」の罠 :もはや、引くに引けない
(5)「自己中心性バイアス」の罠 :俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
(6)「完璧主義」の罠 :すべてがそろわないと動けない
(7)「計画の錯誤」の罠 :必ず想定外のことが起こる
本書では、ビジネスパーソンが陥りやすい「七つのバイアスの罠」を克服し、
あなたの仕事や、あなたがかかわるプロジェクトを、絶対に成功に導くための仕事術をお教えします。
本来「プレモータム」とは、医学界の用語です。
「ポストモータム」とは、患者の死亡「後」に死因を特定して次の医療を改善させるためのもの。
その反対語の「プレモータム」は、患者を死に至らしめないために、死亡する「前」に、対処策を検討する方法です。
これが転じて、米国では「プレモータム・シンキング」が、軍や病院、消防などといった、一つの判断ミスが命取りになりかねない、
「絶対に失敗が許されない」現場で使われるようになりました。
そして、この「プレモータム・シンキング」を、「絶対に失敗が許されない」事業やプロジェクトに応用する企業が増えていったのです。
事業やプロジェクトの「失敗」を事前にリアルにイメージして、どうしてそうなるのか分析し、失敗の"芽"を確実に取り去る。
「先にしくじる」ことを想定することで、成功へと導くメソッドが、「プレモータム・シンキング」なのです。
≪本書の特別特典≫
「プレモータム・シンキング」を実践するための2大ツールを無料でプレゼント!
目次
【導入編】
・はじめに-「絶対に失敗したくない」人のために
・人間が必ず陥る「バイアスの罠」
・絶対に失敗が許されない、軍や医療の現場で実践
・「お前はもう死んでいる」から始める
・日本人になじみやすい「プレモータム・シンキング」
・もう、あなたは失敗できなくなる
【基礎編】
「なぜか成功できない」「いつも失敗する」-それはなぜ?
・人間が生来持つ「七つのバイアス」の罠
・先回りして未来の失敗に備える
◆一つ目の罠
「現在バイアス」││ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
・「現在バイアス」による失敗例
・四つのステップで対処する
(一)未来の失敗をイメージする
(二)失敗の原因や問題点を抽出する
(三)対策と新しい実行プランの立案
(四)新プランにコミットして、チェックしながら遂行する
・ポイント解説
◆二つ目の罠 .
「オプション選好性」││どっちがいいか決められない
・「オプション選好性」による失敗例
・プレモータム・シンキングと消去法を併用
・消去法だけでも、そこそこ使える
・ポイント解説
◆三つ目の罠
「非合理的な信念」││勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
・「非合理的な信念」による失敗例
・非合理的な信念をあらかじめ自分の中で論破
・ポイント解説
◆四つ目の罠
「コンコルド効果」││もはや、引くに引けない
・「コンコルド効果」による失敗例
・プレモータム・シンキングで「執着」を手放す
・三つのステップで対処する
・なかなか執着を捨てられない場合は?
(一)何に執着しているかを明確にする
(二)執着がもたらす未来の失敗像をイメージする
(三)執着を手放した時、未来の失敗像がどう変わるかを把握し、(二)と比べる
・ポイント解説
◆五つ目の罠
「自己中心性バイアス」││俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
・手応えや自信を感じたらプレモータム
・見えないライバルに負かされるとイメージする
・見えないライバルを意識し、計画に織り込む
・ポイント解説
◆六つ目の罠
「完璧主義」││すべてがそろわないと動けない
・恐怖の正体を白日の下に引きずり出す
・ポイント解説
◆七つ目の罠
「計画の錯誤」││必ず想定外のことが起こる
・ポイント解説
◎Column 実践! プレモータム会議
【応用編】
「絶対に失敗できない」プロジェクトに適用するプロジェクトで威力を発揮する二つのツール
ステップ一:プロジェクトのゴールを明確にする
ステップ二:基本プランを考える(実行計画の立案)
ステップ三:未来の失敗をイメージし、失敗の原因や問題点を抽出する
◎Column How To プレモータム・イメージェリ・ツール
ステップ四:失敗の原因や問題点を分類し、分析する
ステップ五:失敗しない新しいプランをつくる
ステップ六:新プランの実行(プレモータム・ノードマップ・ツールの活用)
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。