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先にしくじる 山崎裕二(著/文) - 日経BP
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先にしくじる (サキニシクジル) 絶対に失敗できない仕事で成果を出す最強の仕事術 (ゼッタイニシッパイデキナイシゴトデセイカヲダスサイキョウノシゴトジュツ)

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発行:日経BP
四六判
184ページ
定価 1,400円+税
ISBN
978-4-8222-5788-0   COPY
ISBN 13
9784822257880   COPY
ISBN 10h
4-8222-5788-6   COPY
ISBN 10
4822257886   COPY
出版者記号
8222   COPY
Cコード
C0034  
0:一般 0:単行本 34:経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年5月10日
最終更新日
2018年5月14日
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書評掲載情報

2018-07-14 朝日新聞  朝刊
評者: 梶山寿子(ジャーナリスト)
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紹介

軍隊、病院、消防
絶対失敗できない極限状態で働くプロが実践
米国最先端の仕事術が、ついに上陸!

頑張っているのに、なぜか"成功できない"、努力しているのにいつも"失敗する"。
常に失敗を繰り返すような「成功できな人たち」が、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。
小さな失敗を含めれば、まさに、私たちの誰もがそうなのかもしれなません。

なぜ、人間は失敗を繰り返すのか。
それは何も、あなたが悪いからではありません。
あえて言うなら、「人間だから」と言うことになります。
人間には、生来持つ「バイアスの罠」があります。
それにはまってしまうと、どうしても失敗から抜け出せなくなります。

次のような「七つのバイアスの罠」に、心当たりはありませんか。

(1)「現在バイアス」の罠    :ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
(2)「オプション選好性」の罠  :どっちがいいか決められない
(3)「非合理的な信念」の罠   :勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
(4)「コンコルド効果」の罠   :もはや、引くに引けない
(5)「自己中心性バイアス」の罠 :俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
(6)「完璧主義」の罠      :すべてがそろわないと動けない
(7)「計画の錯誤」の罠     :必ず想定外のことが起こる

本書では、ビジネスパーソンが陥りやすい「七つのバイアスの罠」を克服し、
あなたの仕事や、あなたがかかわるプロジェクトを、絶対に成功に導くための仕事術をお教えします。

本来「プレモータム」とは、医学界の用語です。
「ポストモータム」とは、患者の死亡「後」に死因を特定して次の医療を改善させるためのもの。
その反対語の「プレモータム」は、患者を死に至らしめないために、死亡する「前」に、対処策を検討する方法です。
これが転じて、米国では「プレモータム・シンキング」が、軍や病院、消防などといった、一つの判断ミスが命取りになりかねない、
「絶対に失敗が許されない」現場で使われるようになりました。
そして、この「プレモータム・シンキング」を、「絶対に失敗が許されない」事業やプロジェクトに応用する企業が増えていったのです。
事業やプロジェクトの「失敗」を事前にリアルにイメージして、どうしてそうなるのか分析し、失敗の"芽"を確実に取り去る。
「先にしくじる」ことを想定することで、成功へと導くメソッドが、「プレモータム・シンキング」なのです。

≪本書の特別特典≫
「プレモータム・シンキング」を実践するための2大ツールを無料でプレゼント!

目次

【導入編】
 ・はじめに-「絶対に失敗したくない」人のために
 ・人間が必ず陥る「バイアスの罠」
 ・絶対に失敗が許されない、軍や医療の現場で実践
 ・「お前はもう死んでいる」から始める
 ・日本人になじみやすい「プレモータム・シンキング」
 ・もう、あなたは失敗できなくなる
【基礎編】
 「なぜか成功できない」「いつも失敗する」-それはなぜ?
  ・人間が生来持つ「七つのバイアス」の罠
  ・先回りして未来の失敗に備える
 ◆一つ目の罠
  「現在バイアス」││ずるずると課題を先延ばしにしてしまう
   ・「現在バイアス」による失敗例
   ・四つのステップで対処する
    (一)未来の失敗をイメージする
    (二)失敗の原因や問題点を抽出する
    (三)対策と新しい実行プランの立案
    (四)新プランにコミットして、チェックしながら遂行する
   ・ポイント解説
 ◆二つ目の罠 .
  「オプション選好性」││どっちがいいか決められない
   ・「オプション選好性」による失敗例
   ・プレモータム・シンキングと消去法を併用
   ・消去法だけでも、そこそこ使える
   ・ポイント解説
 ◆三つ目の罠
  「非合理的な信念」││勝手な思い込みで人間関係をこじらせる
   ・「非合理的な信念」による失敗例
   ・非合理的な信念をあらかじめ自分の中で論破
   ・ポイント解説
 ◆四つ目の罠
  「コンコルド効果」││もはや、引くに引けない
   ・「コンコルド効果」による失敗例
   ・プレモータム・シンキングで「執着」を手放す
   ・三つのステップで対処する
   ・なかなか執着を捨てられない場合は?
    (一)何に執着しているかを明確にする
    (二)執着がもたらす未来の失敗像をイメージする
    (三)執着を手放した時、未来の失敗像がどう変わるかを把握し、(二)と比べる
   ・ポイント解説
 ◆五つ目の罠
  「自己中心性バイアス」││俺たちのやり方なら必ず成功すると思い込む
   ・手応えや自信を感じたらプレモータム
   ・見えないライバルに負かされるとイメージする
   ・見えないライバルを意識し、計画に織り込む
   ・ポイント解説
 ◆六つ目の罠
  「完璧主義」││すべてがそろわないと動けない
   ・恐怖の正体を白日の下に引きずり出す
   ・ポイント解説
 ◆七つ目の罠
  「計画の錯誤」││必ず想定外のことが起こる
   ・ポイント解説
◎Column 実践! プレモータム会議
【応用編】
 「絶対に失敗できない」プロジェクトに適用するプロジェクトで威力を発揮する二つのツール
  ステップ一:プロジェクトのゴールを明確にする
  ステップ二:基本プランを考える(実行計画の立案)
  ステップ三:未来の失敗をイメージし、失敗の原因や問題点を抽出する
◎Column How To プレモータム・イメージェリ・ツール
  ステップ四:失敗の原因や問題点を分類し、分析する
  ステップ五:失敗しない新しいプランをつくる
  ステップ六:新プランの実行(プレモータム・ノードマップ・ツールの活用)
おわりに

著者プロフィール

山崎裕二  (ヤマザキ ユウジ)  (著/文

早稲田大学政治経済学部卒業、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校アンダーソン-シンガポール国立大学ビジネススクール(UCLA-NUS)でEMBA(エグゼクティブMBA)学位取得。大学卒業後、東芝、ゲートウェイ、モバイルベンチャーなどを経て、IT企業の米国法人で、シニアプロダクトマネジャーを務める。カリフォルニア工科大学でテクノロジー・プロダクトマネジメントを学び、2011年にUCLA-NUS EMBAを卒業。現在はIT企業のマーケティング部門でディレクターを務める。著書は『世界の最も野心的なビジネスエリートがしている 一流の頭脳の磨き方』(岡田美紀子氏との共著、ダイヤモンド社)。

上記内容は本書刊行時のものです。