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気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解 ウィリアム・ノードハウス(著/文) - 日経BP
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気候カジノ 経済学から見た地球温暖化問題の最適解

発行:日経BP
A5判
452ページ
定価 2,000円+税
ISBN
9784822250768
Cコード
C0034
一般 単行本 経営
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2015年8月13日
最終更新日
2015年8月13日
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書評掲載情報

2019-08-10 日本経済新聞  朝刊
評者: 古城佳子(東京大学教授)
2018-10-27 日本経済新聞  朝刊
2015-05-10 日本経済新聞
評者: 藤田康範(慶応大学教授)

紹介

さらなる経済成長と地球温暖化対策は両立できる
地球温暖化が今日大きな注目を集めていることは間違いない。と同時に、それが果たして真実であり重要な問題なのか、人間社会にとってどのような意味をもっているのかについて、人々の意見が分かれていることも、やはり事実だ。
 対立する主張のはざまで、温暖化問題に関心を寄せる人々は、一体どのような結論を下せばよいのか。仮に「地球温暖化は真実である」が答えだとしたら、それはどのくらい重大なことなのか。下がることのない失業率、膨らみ続ける公的債務、数々の紛争、核拡散など、世界が抱えるあらゆる問題の中で、地球温暖化は私たちにとってどのくらい重要な地位を占めるのだろうか。
 一言で言えば、地球温暖化は人類と自然界にとって大きな脅威だ。本書では、「私たちは気候カジノに足を踏み入れつつある」という比喩を使う。この表現を通じて著者が主張するのは、経済成長が気候システムと地球システムに意図せぬ危険な変化をもたらしているということ、そして経済成長と温暖化問題の対策は両立できるということだ。
 私たちは気候のサイコロを投げている。その結果は数々の「サプライズ」を引き起こし、場合によっては深刻な事態を招く恐れもある。だが、気候カジノには足を踏み入れたばかりだ。今なら向きを変え、そこから出ることができる。
 本書は、米国経済学の権威、ウィリアム・ノードハウス・イェール大学教授が、地球温暖化問題を取り巻く問題、そして今日までの軌道を修正するために必要な取り組みを、経済学のことなど何も知らない人でも理解できるようにわかりやすく、ロジカルに解説した。

目次

第Ⅰ部 気候変動の起源 
 第1章 気候カジノへの入り口  
 第2章 二つの湖のエピソード  
 第3章 気候変動の経済的起源  
 第4章 将来の気候変動  
 第5章 気候カジノの臨界点   

第Ⅱ部 気候変動による人間システムなどへの影響  
 第6章 気候変動から影響まで 
 第7章 農業の行く末  
 第8章 健康への影響  
 第9章 海洋の危機  
 第10章 ハリケーンの強大化  
 第11章 野生生物と種の消失  
 第12章 気候変動がもたらす損害の合計   

第Ⅲ部 気候変動の抑制─アプローチとコスト  
 第13章 気候変動への対応─適応策と気候工学  
 第14章 排出削減による気候変動の抑制─緩和策  
 第15章 気候変動抑制のコスト 
 第16章 割引と時間の価値  

第Ⅳ部 気候変動の抑制─政策と制度  
 第17章 気候政策の変遷  
 第18章 気候政策と費用便益分析  
 第19章 炭素価格の重要な役割  
 第20章 国家レベルでの気候変動政策  
 第21章 国家政策から国際協調政策へ  
 第22章 最善策に次ぐアプローチ  
 第23章 低炭素経済に向けた先進技術   

第Ⅴ部 気候変動の政治学  
 第24章 気候科学とそれに対する批判  
 第25章 気候変動をめぐる世論  
 第26章 気候変動政策にとっての障害

上記内容は本書刊行時のものです。