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理念の国がきしむとき 中山 俊宏(著/文) - 千倉書房
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理念の国がきしむとき (リネンノクニガキシムトキ) オバマ・トランプ・バイデンとアメリカ (オバマトランプバイデントアメリカ)

社会科学
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発行:千倉書房
四六判
縦190mm 横130mm 厚さ30mm
重さ 520g
430ページ
定価 3,600円+税
ISBN
978-4-8051-1285-4   COPY
ISBN 13
9784805112854   COPY
ISBN 10h
4-8051-1285-9   COPY
ISBN 10
4805112859   COPY
出版者記号
8051   COPY
Cコード
C3031  
3:専門 0:単行本 31:政治-含む国防軍事
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年4月
書店発売日
登録日
2022年12月20日
最終更新日
2024年1月24日
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書評掲載情報

2023-06-24 朝日新聞  朝刊
評者: 三牧聖子(同志社大学准教授・国際政治)
2023-05-13 日本経済新聞  朝刊
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紹介

2022年5月に惜しくも急逝した気鋭のアメリカ研究者、葛藤に満ちたその思索と分析の過程をたどる。

オバマ登場後の2016年から、トランプ、バイデンによって深まる混迷など、折々の状況を踏まえつつ、死の直前まで書き継がれた、未発表作を含む時評28編をセレクト。そこには揺れ動き、先行きの定まらない米国を新たな枠組みから捉え直そうとする、実直な研究者の、挑戦の過程が現れています。【2023年10月 第35回「アジア・太平洋賞 選考委員会特別賞 受賞」】

目次

刊行にあたって 土屋大洋/加茂具樹 

01 「衰退するアメリカ」のしぶとさ――日米同盟を「再選択」する
02 トランプのアメリカと日米関係
03 オバマ外交とはなんだったのか
04 異形の大統領は世界をどこへ連れていくのか――トランプ外交の世界観 
05 トランプ現象とはなにか――アメリカにおける排外主義の淵源
06 アメリカン・ナショナリズムの反撃――トランプ時代のウィルソン主義
07 トランプ大統領は本当に異質な存在なのか?
08 中間選挙の喧騒を渦中で見て――共和党と民主党、それぞれの「いま」と「未来」
09 トランプ化する共和党――アメリカにおける保守主義運動の変質、もしくは終焉
10 極限化する政治的分断――中間選挙で浮かび上がったアメリカの政治的基層
11 トランプ後も続くアメリカ・ファースト
12 アメリカ・ファーストの系譜――それはトランプを超える現象なのか
13 トランプ時代に進む米国の地殻変動――「保守」と「リベラル」共に変容
14 アメリカに社会主義はない?――民主党の「左傾化」をどう考えるか 
15 二〇二〇年米国大統領選挙の外交的含意
16 トランプ外交のルーツ 
17 タフな対中路線に舵を切るアメリカ 
18 大統領選後も続く復元なき政治風景 
19 二〇二〇年代のアメリカにおけるイデオロギー状況の暫定的考察 
20 政治的分断と「いい加減な二極化」 
21 バイデン政権の対中政策を信用できるか?
22 アフガン崩壊――「最も長い戦争」を強制リセットしたバイデンの「アメリカ・ファースト」
23 バイデン政権発足の意味 
24 復元しないアメリカ――バイデン政権を拘束するもの
25 理念なき大国間競争時代の幕開け――理念国家アメリカの蹉跌とアフガン撤退という「諦め」が意味するものは何か
26 コリン・パウエルと共に「大きな合意」を喪くす分断のアメリカ
27 バイデン政権と中東――「九・一一戦争」の終結とその含意 
28 バイデン政権が向き合った三つの危機――そして、新たに加わったウクライナ危機

解題 会田弘継
中山俊宏さんの思い出 久保文明

著者プロフィール

中山 俊宏  (ナカヤマトシヒロ)  (著/文

中山俊宏 (なかやま・としひろ)
慶應義塾大学総合政策学部教授、国際政治学博士。
1967年生まれ。気鋭の国際政治学者(アメリカ政治外交、アメリカ政治思想)として、メディアで活躍。防衛省参与、日本国際問題研究所客員研究員などを歴任するも、2022年5月、くも膜下出血で急逝。

上記内容は本書刊行時のものです。