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死の海
発行:洋泉社
四六判
384ページ
定価
1,800円+税
- 初版年月日
- 2019年8月21日
- 書店発売日
- 2019年8月7日
- 登録日
- 2019年6月12日
- 最終更新日
- 2019年7月30日
書評掲載情報
2019-11-17 |
読売新聞
評者: 宮部みゆき(作家) |
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紹介
昭和30年(1955)7月28日――天気は快晴、風も波も穏やかで、絶好の海水浴日和だった。
この日、三重県津市の中河原海岸では、同市の橋北中学校の生徒約400名が参加する水泳の授業が行なわれていた。
そして、生徒たちがいっせいに海へ入った直後、異変が起こる。
突如として溺れだす生徒が続出し、女子生徒36名が溺死するという大惨事となったのである。
事故原因をめぐっては、諸説囁かれたが、今なお明らかにはされていない。
しかし……事故の生き残りの女子生徒の証言が思わぬ波紋を呼んだ。
「防空頭巾をかぶった何十人もの女たちに足を引っ張られた……」
悲劇から64年――日本最恐の「幽霊事件」の真実が、明らかになる……。
目次
序章 昭和30年7月28日――
第1章 スケープゴート
第2章 「防空頭巾の亡霊」はどこからやってきたのか
第3章 法廷の記録と事故原因
第4章 水難事故の黒い影
第5章 週刊誌の記事がすべての発端だった
第6章 決裂と重い十字架
第7章 女子生徒たちを海に引きずり込んだ「亡霊」の正体
第8章 あの日、彼女は何を見たのか――真実の告白
終章 水難事故と震災
上記内容は本書刊行時のものです。