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目からウロコのポイントチェック2 深山 尚久(著) - スタイルノート
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目からウロコのポイントチェック2 ヴァイオリン・レッスン 43の上達例

B5判
144ページ
並製
価格 2,800円+税
ISBN
978-4-7998-0181-9
Cコード
C1073
教養 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年1月29日
書店発売日
登録日
2019年12月7日
最終更新日
2020年4月13日
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紹介

ヴァイオリン専門誌で大好評だった連載をまとめたヴァイオリン上達のための指南書。個人でヴァイオリンレッスンに通っている人、大学オケやアマチュアオケでヴァイオリンを演奏している人、クヮルテットなどでアンサンブルをやっている人、それぞれが陥りやすい失敗点、また悩んでしまう点を「楽譜は読めなくていい!」「不要な音に気づいていこう!」「もう一度、弓との対話を確認!」「腕の形を作るための一つの考え方」など具体的に解決方法を説明している。ピアノに次いで習っている人が多いと言われるヴァイオリン。ヴァイオリンを演奏する人々が共通して抱える悩みを、著名オーケストラのコンサートマスターとして活躍し、現在は音楽大学でプロ奏者の育成に情熱を燃やす著者による、具体的な悩みを解決する方法が満載。

目次

Case59:少し荒療治? だけれど/今、直したら後が楽です
Case60:ブレスして弦の上に弓を置く
Case61:後打ちの裏技
 質問コーナー
Case62:楽譜は読めなくていい!
Case63:弓が無くても弓は持てるか!?
Case64:やることはその辺にころがっている
Case65:多彩な音色と豊かな音量を出すために
 コラム1:「指慣らし」について
Case66:アイテムは人それぞれ
 コラム2:オーケストラ考Ⅳ
Case67:“逆C字”に松ヤニは付くか?
Case68:不要な音に気づいていこう!
 コラム3:「聴く」と「聞こえる」との違い
Case69:弦楽合奏のトレーニングより
Case70:基礎こそ感性に訴えて
Case71:練習曲とは音楽も練習する曲集
 コラム4:ベートーヴェン「第九」考
Case72:小指の上げ下げする筋肉を知っているか?
Case73:オーケストラのゲネプロにて
Case74:音楽と向き合い、シンプルに。この標語
 質問コーナー
Case75:切り返したあとはゆっくりと
Case76:体力減退=テクニック見直しのチャンス!
 コラム5:本当の楽しさとは?
Case77:肩の位置の前後ってわかりますか?
 質問コーナー
Case78:歩くときは余計な力が入らないはず
Case79:楽器を構える前に……
Case80:もう一度、弓との対話を確認!
Case81:チェンジ・ポジションは立体的に
 コラム6:「上あがる」ということ
 質問コーナー 
Case82:ぜひ、実行してもらいたいアコードの弾き方
Case83:人差し指の役割を認識しよう!
Case84:楽器を構える動作もリズムの中で
 コラム7:新感覚を頭に残す
Case85:ヒアリングからスタート
 質問コーナー
Case86:手首には避けて通りたい角度がある!
質問コーナー
 コラム8:オーケストラ考Ⅴ
Case87:弓をつかむ場所は1ヶ所ではない
 質問コーナー
Case88:やはり肘の位置は本当に大事!!
Case89:弓を多く使うデリカシーを
 コラム9:サンパウロのオーケストラ
Case90:マルシュナー氏のアイディア
Case91:左の指は上のほうから!
 シリーズ:“右手のこと”(1)音の出るメカニズム
Case92:腕の形を作るための一つの考え方
Case93:オーケストラ弦セクションのトレーニング
 シリーズ:“右手のこと”(2)弓の持ち方
 シリーズ:“右手のこと”(3)手首について
 質問コーナー
Case94:流れるようなアルペジオを目指すためには
 シリーズ:“右手のこと”(4)私の経験より
Case95:いい形で指をきたえよう
 シリーズ:“右手のこと”(5)肘について
 シリーズ:“右手のこと”(6)質問コーナーより
Case96:理屈で説明しない
 質問コーナー 
Case97:弓に気持ちで負けないこと
 シリーズ:“右手のこと”(7)肩について
Case98:ずっと同じ圧力ではダメ!
 シリーズ:“右手のこと”(8)弓の取り扱い
 シリーズ:“右手のこと”(9)指の働き(その1)
 コラム10:楽器の取り扱いについて
 質問コーナー
 シリーズ:“右手のこと”(10)指の働き(その2)
Case99:小指は悪者ではない
 コラム11:呼吸について
Case100:ヴィブラフォンのイメージを
Case101:大きな筋肉を意識しよう

前書きなど

かつて「ストリング」という弦楽専門誌がありました。本書(第2巻)は、その「ストリング」に12年2ヶ月にわたって連載してきた「目からウロコのポイントチェック」の中から、2003年の1月号から2005年12月号までの3年間をまとめたものです。
 第1巻目と同様、興味を感じるコーナーから読んでいただけるように作ってあります。回を重ね、毎月取材し、原稿を書いているうちに、何度も似たようなパターンに出くわしました。しかし、これはあくまでも“似たような……”であり、決して“同じ……”
ではありません。以前と重なってくる症例でも、受講者の性別、年齢、環境、人柄、などは千差万別で、毎回、光を当てるアングルを変えることによって、それぞれに理解を深めてもらいました。場合によっては同じ到達点を目指しながら、人により、逆のことを提示することがあるほどです。しかし、その都度、私は最後に一つ、様々なパターンでも必ず共通していることを、その時の状況にうまく適応する形になるよう表現を変えて伝えるようになってきていたことに気づきました。
 そのテーマは、「ヴァイオリンと意思の疎通を図ろう」というものです。弓の動きを感じ、弓と会話をする。そして、楽器から出てくる音をよく聴く。こんな音を出してみたいと思い、弾いてみると楽器からは違った答えが出てきたりして、そこで、やり取りが始まるのです。
 冷静に考えれば、ヴァイオリン自体に自主性があるわけではなく、全ては演奏者から端を発していますが、いわば使っている道具がベストパートナーになっていくことが、スキルアップの秘訣の一つですから、手にしたものを擬人化する考え方は、大切な感覚ではないかと思います。
 言うまでもなく、ヴァイオリンは魅力的な楽器です。そして演奏の上達は長い道のりです。しかし、この不可思議な者…と付き合うことによって、生きて行く上で、思わぬメッセージをもらうこともある。そんな付加価値がこの楽器には潜んでいるのです。
 本書を読み、実践してみて「やっぱり、やってて良かった!」と思っていただけたら大変幸せです。

版元から一言

東フィルをはじめとする、多くのオーケストラでコンサートマスターを務めてきた著者による、ヴァイオリン上達のための問題解決法が載っています。例えば、「多彩な音色と豊かな音量を出すために」「弦楽合奏のトレーニングより」「小指の上げ下げする筋肉を知っているか?」「チェンジ・ポジションは立体的に」「人差し指の役割を認識しよう!」「左の指は上のほうから!」「オーケストラ弦セクションのトレーニング」「弓に気持ちで負けないこと」「大きな筋肉を意識しよう」といった、誰でもかかえている悩み、中には、いまさら聞くに聞けないという悩みに具体的に回答しています。中には、しばらくヴァイオリンから遠ざかっていた人に向けた「体力減退=テクニック見直しのチャンス!」といった項目も。
また、長年のコンサートマスター経験や、数多くのマチュアオーケストラ指導の経験からのエピソードや、アマチュアオーケストラの楽しみ方、様々なレベルの奏者がいる悩み、長続きさせる秘訣なども紹介されています。
「自分の知っていることは何でも教えます」と言う著者の深山先生。オーケストラの指導をはじめると、音大のオーケストラでも音色が突然変わってくると言われるほどです。その指導の中身がぎゅっと詰まった本の第2弾です。
なお本書には、目的別の索引と作品別索引がついています。

著者プロフィール

深山 尚久  (ミヤマ ナオヒサ)  (

武蔵野音楽大学教授、深山アカデミー主宰、日本弦楽指導者協会関東支部理事、ソナーレ・アートオフィス所属。
東京藝術大学から同大学院修了。1984年文化庁海外芸術家派遣研修員としてドイツに留学。
大学院在学中より東京フィルのコンサートマスターに就任。以来、新星日響、札響、広響、神奈川フィル、東響のコンサートマスターを歴任。国内ほとんどのプロ・オーケストラの客演コンサートマスターを務める。
1998年サントリーホールにて3曲の協奏曲を一夜で演奏する『ヴァイオリン・コンチェルトの夕べ』を、東京交響楽団と田中良和の指揮で開催。「プロ・アマ・聴衆間の垣根を取り除く」をモットーに、現在、国内主要オーケストラとの協奏曲の協演や各地でのリサイタル、室内楽活動、放送出演、指揮、教育等、幅広く活躍している。

上記内容は本書刊行時のものです。