版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
認知症の取扱説明書 平松 類(著/文) - SBクリエイティブ
..
SB新書

認知症の取扱説明書

新書判
288ページ
定価 840円+税
ISBN
9784797395969
Cコード
C0236
一般 新書 社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年3月8日
最終更新日
2018年4月13日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2019-03-09 日本経済新聞  朝刊
評者: 野村進(ノンフィクションライター)

紹介

今回のテーマは認知症。
本書でも、高齢者の困った行動に対して、
・周囲はどうすればいいのか
・高齢者本人は何をすればいいのか
を優しく解説します。
どれも簡単で、すぐに実行に移せる方法です。

「徘徊」
「おもらし」
「家の中をゴミだらけにする」
「すぐキレる、暴力を振るう」
「昼夜逆転により、介護をする家族は夜も眠れず」
「『アタシのもの盗んだでしょ?』など被害妄想をする」
最悪の場合は
「交通事故を起こす」
「火事を起こす」
はたまた「銀行口座から預金がおろせず、介護貧乏になって破産」…。

認知症だと思われるこれらの問題行動の数々。
「認知症だから治らないし、どうすることもできない」
と思っていませんか?

でも、諦めていません。
まずは、認知症とは全然違う原因であることが多いから。
目や耳や手足が老化しているだけで、改善すれば問題行動が減ることも多いのです。
残念ながら認知症だったとしても、状況をよくしたり、認知症の進行を遅らせることができる場合も案外多いものです。

本書では、これら、認知症“が原因だと考えられる”問題行動について、
真の原因を探り
少しでも状況をよくするための方法を具体的に簡潔に解説します。
周囲ができることもあれば、問題行動を起こす本人にできることも取り上げます。


著者は、現役の医師であり医学博士の著者・平松類先生。
診療で10万人以上の高齢者と接してきた経験に加え、
国内外の膨大な医学論文やデータを読みあさって得た知識を総動員してまとめたのが本書です。

次のどれかに当てはまった方は、必読です。
1、老いた親など、困った行動をする高齢者が身近にいる方
2、高齢者全般、高齢者に近い将来になる方
3、高齢者と接することが多い介護施設の職員や医療関係者など


以下の問題行動が気になる方、必読です。
↓ ↓ ↓
・すぐにキレる/暴力を振る/セクハラをする
・オシッコを漏らす/ウンコを漏らす
・徘徊する
・睡眠不足になる/昼夜が逆転する
・「もの盗られ妄想」など、被害妄想をする
・家の中をゴミだらけにする
・暇なのに待てない/曜日や月日、さらには自分の年齢も答えられない
・気温や季節を無視した服装をする/風呂場で倒れる
・身なりに無頓着になる
・新しいものを頑なに拒否する
・交通事故を起こす
・火事を起こす
・介護費用がおろせず破産

目次

【第1章】認知症の5大問題行動
・すぐにキレる/暴力を振る/セクハラをする
――認知症以外でも、難聴、記憶力低下、鬱、妄想、幻覚、便秘など、原因は数知れず…

・オシッコを漏らす/ウンコを漏らす
――おもらしの原因は認知症だけに限らず。それと、認知症の薬がおもらしを招くことも…

・徘徊する
――便秘、視界が狭くなることでも、徘徊は起きてしまう

・睡眠不足になる/昼夜が逆転する
――夜中に排泄の世話や徘徊を止めるなどで、家族が夜通し寝れなくなることも…

・「もの盗られ妄想」など、被害妄想をする
――介護に献身的な家族のほうが、疑いの標的になりやすい


【第2章】本人にとっていいことが全然ない問題行動
・家の中をゴミだらけにする
――目や耳の衰えだけで、認知症と関係なくゴミだらけにする

・暇なのに待てない/曜日や月日、さらには自分の年齢も答えられない
――70歳を過ぎると、30秒が1分に感じてしまう。年齢は、わざとでたらめを答えることもある

・気温や季節を無視した服装をする/風呂場で倒れる
――部屋内で熱中症、ヤケドで入院、風呂場で死亡…。簡単に起きてしまいます

・身なりに無頓着になる
――高齢者の6割以上はオシャレをしたい! でも、できない理由がたくさんある

・新しいものを頑なに拒否する
――プレゼンとの定番「マッサージ機」や「食べ物」が危険である理由


【第3章】大惨事にもなりかねない問題行動
・道路に急に飛び出してくる
――実は、慣れない道よりも近所で、自分で運転中よりも歩行中のほうが危ない死亡事故が多い

・車を運転して交通事故を起こす
――信号無視が多い、交差点での右折が苦手なのには、ワケがあった

・火事を起こす
――火事こそ、認知症以外の原因が盛りだくさん

・介護費用がおろせず破産
――「家族信託」を知らないと大変な目に遭うことが

著者プロフィール

平松 類  (ヒラマツ ルイ)  (著/文

平松 類(ひらまつ・るい) 医師/医学博士 愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業。 現在、昭和大学兼任講師、二本松眼科病院、彩の国東大宮メディカルセンター、 三友堂病院で眼科医として勤務している。 のべ10万人以上の高齢者と接してきたことから、高齢者の症状や悩みに精通している。 医療コミュニケーションの研究にも従事し、シニア世代の新しい生き方を提唱する新老人の会の会員でもある。 専門知識がなくてもわかる歯切れのよい解説が好評で、連日メディアの出演が絶えない。 NHK『あさイチ』、TBSテレビ『ジョブチューン』、フジテレビ『バイキング』、 テレビ朝日『林修の今でしょ! 講座』、TBSラジオ『生島ヒロシのおはよう一直線』、 『読売新聞』、『日本経済新聞』、『毎日新聞』、『週刊文春』、『週刊現代』、 『文藝春秋』、『女性セブン』などでコメント・出演・執筆等を行う。

内野 勝行  (ウチノ カツユキ)  (監修

内野 勝行(うちの・かつゆき) 医師 帝京大学医学部を卒業後、神経内科に入局し神経救急や変性疾患などを専門に扱う。 2015年に金町脳神経内科・耳鼻咽喉科を開業し、東京都葛飾区認知症対策委員を務める傍ら、 外来と訪問で月100人以上の認知症患者を診察している。 薬物治療のみではなく栄養指導や介護環境整備、家族のサポートなど積極的認知症治療を行なっている。 著書に『講習予備検査まるわかり本(認知症検査解説)』(ものわすれ対策研究所)があり、 テレビや講演などでも活躍中。

上記内容は本書刊行時のものです。