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団地へのまなざし
ローカル・ネットワークの構築に向けて
発行:新泉社
四六判
296ページ
定価
2,700円+税
- 初版年月日
- 2020年1月15日
- 書店発売日
- 2019年12月26日
- 登録日
- 2019年12月3日
- 最終更新日
- 2019年12月12日
書評掲載情報
2020-01-26 |
読売新聞
朝刊 評者: 稲野和利(ふるさと財団理事長) |
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紹介
戦後、高度経済成長の歩みとともにあった「団地」は、時代の象徴的存在のひとつであった。団地は私たちの社会の歩みの記録であり、現在の問題を映し出す鏡であり、未来を見通す羅針盤でもある。
目次
序 章 団地への視角
1 高度経済成長の文化遺産としての「団地」
2 日常の記憶を記録する
3 草加松原団地の概要
4 団地の研究史
5 本書の構成
第1章 団地へのまなざし―描かれた羨望、忌避、偏愛
1 文化論からみる「団地」
2 記号としての団地―二つの閉鎖性
3 団地へのまなざしと近代の欲望―羨望・忌避・偏愛
4 二つの閉鎖性とイメージの変容
5 おしゃれな団地ライフ―生活の場としての団地、再び
第2章 ローカルな記憶の記録
1 日常を記録するということ
2 さようなら、松原団地駅
3 水害についての私的記録
第3章 団地のローカル・ネットワーク
1 災害時におけるローカル情報と情報格差
2 ローカルな領域としての団地
3 東日本大震災後の情報伝達と相互扶助
4 団地のローカルネットワークと情報弱者
5 「私たちの場所」の情報
第4章 松原団地の相互扶助的な関係
1 一三号棟の交流会
2 松原団地見守りネットワーク
3 野ばら会
4 第三の場所と共助社会を可能にするもの
終 章 団地をめぐる現代の問題―ネットワークから考える
1 団地と孤独死
2 国際化のなかの団地
3 地域の結節点としての団地
4 人間関係という資本
5 団地研究から見えてくること
あとがき
参考文献
上記内容は本書刊行時のものです。