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国民皆兵とドイツ帝国 中島 浩貴(著) - 彩流社
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国民皆兵とドイツ帝国 一般兵役義務と軍事言説 1871 ~ 1914
原書: Das „Volk in Waffen”und das deutsche Kaiserreich:Allgemeine Wehrpflicht und Militardiskurs 1871-1914

発行:彩流社
A5判
縦215mm 横155mm 厚さ21mm
重さ 440g
270ページ
上製
定価 3,200円+税
ISBN
978-4-7791-2588-1
Cコード
C0022
一般 単行本 外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年5月
書店発売日
登録日
2019年3月19日
最終更新日
2019年5月9日
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紹介

ドイツ帝国創成の軍事力を支えたものが、
一般兵役義務言説なのであった。

一般兵役義務については、軍国主義、軍事史研究の対象として
多くの論考がなされているが、
本書では、この一般兵役義務を、これに伴う社会的な繋がりに
よって形成された様々な言説とドイツ帝国内における国民皆兵の
位置づけとその変化から検討することで、当時における
その意義を見い出して行った。

第一部では、プロイセン・ドイツ軍の制度、軍事文化、
一般兵役義務の優位性に関する議会と軍の認識の
共通性と差異を検討し、軍事組織内言説の論理の正当化
とその自律性を保持しようとした姿を詳らかにする。
第二部では、戦争への実戦的な関心へ向かう軍内部の自らの
言説の論理立てが状況の変化にどう対応し、いかなる言説の
変化をもたらしたかを具体的に検証する。

目次

序 章 ドイツ第二帝政期における一般兵役義務言説

第一部 ドイツ統一戦争直後の一般兵役義務言説

第一章 義務・平等・安定
――ドイツ統一戦争直後の帝国議会での一般兵役義務言説

第二章 比較のなかの軍隊
――独仏戦争後の一般兵役義務とその正当化

第二部 軍事テクノクラートの思考様式と軍事言説の急進化

第三章 軍事テクノクラートの世界内における
    フォルクスクリークと兵力動員
――クラウゼヴィッツ『戦争論』を手掛かりに

第四章 「外敵」への対応と戦史叙述の政治化
――コルマール・フォン・デア・ゴルツを中心に

第五章 「国内の敵」と「外敵」に対する二正面戦略
── 一般兵役義務をめぐる言説の転換と
   軍事雑誌上の言説の急進化

第六章 「外敵」に対する生存競争の道具としての精神
――フリードリヒ・フォン・ベルンハルディを中心に

補 論 軍事的オリエンタリズム
――ドイツ帝国における一般兵役義務と東洋言説

終 章

あとがき

参考文献



索 引

著者プロフィール

中島 浩貴  (ナカジマ ヒロキ)  (

なかじま ひろき
Hiroki Nakajima.
1977年、北海道旭川市生まれ。
2003年、立正大学大学院文学研究科
    修士課程史学専攻修了。
2008年、早稲田大学大学院教育学研究科
    博士後期課程単位取得退学。
2017年、博士(学術、早稲田大学)取得。
 現在、東京電機大学理工学部共通教育群講師。
著訳書等に
『クラウゼヴィッツと『戦争論』』
(清水多吉・石津朋之 編、共著、彩流社、2008年)、
『戦争と近代  ポスト・ナポレオン200年の世界』
(石塚正英・工藤豊・中島浩貴・山家歩 編著、
社会評論社、2011年)、
『ドイツ史と戦争 「軍事史」と「戦争史」』
(三宅正樹・新谷卓・石津朋之・中島浩貴 編著、
彩流社、2011年)、
『軍事史とは何か』
(トーマス・キューネ、ベンヤミン・ツィーマン 編著、
中島浩貴 他訳、原書房、2017年)
『「技術」が変える戦争と平和』
(道下徳成 編著、共著、芙蓉書房出版、2018年)等がある。

上記内容は本書刊行時のものです。