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悪意の科学 サイモン・マッカーシー=ジョーンズ(著/文) - インターシフト
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悪意の科学 (アクイノカガク) 意地悪な行動はなぜ進化し社会を動かしているのか? (イジワルナコウドウハナゼシンカシシャカイヲウゴカシテイルノカ)

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四六判
縦188mm 横130mm 厚さ20mm
重さ 290g
272ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7726-9578-7   COPY
ISBN 13
9784772695787   COPY
ISBN 10h
4-7726-9578-8   COPY
ISBN 10
4772695788   COPY
出版者記号
7726   COPY
Cコード
C0011  
0:一般 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年1月
書店発売日
登録日
2022年10月23日
最終更新日
2023年1月12日
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書評掲載情報

2023-03-18 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 栗原裕一郎(評論家)
2023-02-19 読売新聞  朝刊
評者: 尾崎世界観(ミュージシャン・小説家)
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紹介

●嫌がらせ、意地悪・・人間の心の闇にひそむ悪意は、
 なぜ進化し社会を動かしているのか? 
 ・・悪意の起源から驚きの効用まで、人間観をくつがえす傑作●

人間関係、ビジネス、政治、SNS、神話、文学、テロ、宗教・・・
具体例をもとに、悪意の力を解き明かす。

・悪意はなぜ失われずに進化してきたか?
・悪意をもたらす遺伝子、脳の仕組みとは?
・なぜ自分に危害が及んでも意地悪をするのか?
・善良な人まで引きずり下ろそうとするわけ
・「共感」は人間が本来持っている性質か?
・悪意と罰の起源とは?
・悪意にはどのような効用・利点があるか?
・悪意をコントロールするには?

・・・脳科学・心理学・遺伝学・人類学・ゲーム理論などの最新成果を駆使して、
まったく新しい人間観が示される。

★佐藤優、橘玲、竹内薫、吉川浩満、栗原裕一郎、池内了、冬木糸一、佐藤健太郎、尾崎世界観さんなど推薦!
★読売新聞、日本経済新聞、中日新聞、東京新聞、週刊文春、週刊東洋経済、週刊ダイヤモンド、週刊エコノミスト、ニューズウィーク日本版、サライ、日刊ゲンダイ、夕刊フジ、HONZほか多数メディアで書評!

・「悪意は複雑怪奇だが、自分と他人の悪意と向き合うために、ぜひ一読をお勧めしたい」 ーー竹内薫『日本経済新聞』
・「悪徳から美徳が生まれるのだ」ーー吉川浩満『週刊文春』
・「悪意が発露されるのはどんな時なのか・・科学の様々な観点から悪意を解き明かしてみせる」
ーー冬木糸一『HONZ』
・「心理学の立場から神義論を扱っている」ーー佐藤優『週刊東洋経済』
・「神的で悪魔的な人類の心の揺らぎとしての「悪意」を科学する」ーー池内了『週刊エコノミスト』

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::著者:: サイモン・マッカーシー=ジョーンズ
ダブリン大学トリニティ・カレッジの臨床心理学と神経心理学の准教授。
さまざまな心理現象について研究を進めている。幻覚症状研究の世界的権威。

::訳者:: プレシ南日子
翻訳家。訳書は、アレックス・バーザ『狂気の科学者たち』、
サンドラ・アーモット&サム・ワン『最新脳科学で読み解く0歳からの子育て』ほか多数。

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::目次::

はじめに・・人間は4つの顔をもつ
第1章・・たとえ損しても意地悪をしたくなる
第2章・・支配に抗する悪意
第3章・・他者を支配するための悪意
第4章・・悪意と罰が進化したわけ
第5章・・理性に逆らっても自由でありたい
第6章・・悪意は政治を動かす
第7章・・神聖な価値と悪意
おわりに・・悪意をコントロールする

目次

●はじめに・・人間は4つの顔をもつ
 なぜ悪意は進化で失われなかったか?/悪の中にある善の起源
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●第1章・・たとえ損しても意地悪をしたくなる
 人間観をくつがえす研究/悪意に満ちた入札/
 最後通牒ゲームによる発見/配偶者や恋人への悪意/
 ビジネスでの悪意/選挙における悪意/終末論的な人/Dファクター

●第2章・・支配に抗する悪意
 平等主義はなぜ生まれたか?/ホモ・レシプロカンス/
 文化が違えば公平さの基準も違う/正義中毒/怒りと脳/
 共感は人間が本来持っている?/コストのかかる第三者罰/
 安上がりな悪意/善人ぶる者への蔑視/悪意のソーシャルネットワーク

●第3章・・他者を支配するための悪意
 ホモ・リヴァリス/限られた場所での競争/
 セロトニンが減ると悪意が高まる/勝負に役立つ

●第4章・・悪意と罰が進化したわけ
 悪意をもたらす遺伝子/公平さと罰の起源/オオカミがヒツジのふりをする

●第5章・・理性に逆らっても自由でありたい
 ブレイブハート効果/ドストエフスキーと実存主義的悪意/不可能を可能にする

●第6章・・悪意は政治を動かす
 勝たせたくないから投票する/カオスを求める人々/悪意を刺激する/
 「悪党ヒラリー」/挑発的なメッセージと菜食主義/
 専門家にはうんざり/エリートが過剰になるとき

●第7章・・神聖な価値と悪意
 神と罰/自爆テロ犯はなぜ生まれるか?/神聖な価値への冒とく/
 社会的疎外/宗教が新しいストーリーを提供する/
 アイデンティティ融合/人々の協力を促し、地球を救う方法
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●おわりに・・悪意をコントロールする
 インターネット上の悪意にどう対処するか?/気難しい性格と創造力/
 民主主義を弱らせないために/慈悲の怒り

著者プロフィール

サイモン・マッカーシー=ジョーンズ  (サイモンマッカーシージョーンズ)  (著/文

ダブリン大学トリニティ・カレッジの臨床心理学と神経心理学の准教授。
さまざまな心理現象について研究を進めている。幻覚症状研究の世界的権威。
『ニューサイエンティスト』『ニューズウィーク』『ハフポスト』など多数メディアに寄稿。
ウェブサイト『The Conversation』に発表している論評は100万回以上閲覧されている。

プレシ南日子  (プレシナビコ)  (翻訳

翻訳家。訳書は、アレックス・バーザ『狂気の科学者たち』、
サンドラ・アーモット&サム・ワン『最新脳科学で読み解く0歳からの子育て』、
ジャクソン・ギャラクシー&ミケル・デルガード『ジャクソン・ギャラクシーの猫を幸せにする飼い方』ほか多数。

上記内容は本書刊行時のものです。