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冷戦変容と歴史認識
発行:晃洋書房
縦220mm
302ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2017年2月
- 登録日
- 2018年11月10日
- 最終更新日
- 2018年11月10日
書評掲載情報
2018-11-10 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 渡邊啓貴(東京外国語大学教授) |
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紹介
冷戦後の世界でも、戦後日本の対外政策は日米安保体制の枠組みから容易に一歩を踏み出せない状況が続く。このため日本はアメリカの政策に追随し、従属してきたと捉える研究や論調が、近年改めて増えている。本書はその要因を探ることで、今日の日本外交が直面する諸問題について改めて熟考する機会を提供する。
目次
序論 変容する冷戦と歴史認識(冷戦史研究と日本外交の再検討
アジアの歴史認識問題と歴史和解の難しさ
ヨーロッパの歴史認識問題と西ドイツの外交)
第1部 アジアの冷戦(日米とアジア地域主義の変遷
米中接近と日米関係-沖縄返還と日米安保体制の問題の視点から
中印国境問題をめぐる中国の戦略的選択とその影響、一九五〇‐一九六二年
一九七〇年代の対ベトナム援助をめぐる日米中の対応)
第2部 アジアの歴史認識問題(日中関係における「歴史問題」
日韓歴史摩擦と「六五年体制」のきしみ
東アジアの社会的和解は可能か-域外アクターがもたらすダイナミクス)
第3部 ヨーロッパの冷戦と歴史認識問題(冷戦期における西ドイツとの和解の機会と限界-フランス、イスラエル、ポーランド、チェコスロヴァキアの比較分析
デタント時代における米独関係、一九六八‐一九七二年
英独関係の中の西ドイツ東方政策、一九六九‐一九七二年)
上記内容は本書刊行時のものです。