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代替行動の臨床実践ガイド
「ついやってしまう」「やめられない」の〈やり方〉を変えるカウンセリング
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年6月20日
- 書店発売日
- 2022年6月8日
- 登録日
- 2022年4月27日
- 最終更新日
- 2022年11月16日
書評掲載情報
2023-02-21 |
心理臨床学研究
Vol.40 No.5 評者: 瀬口篤史 氏(西知多こころのクリニック) |
2023-01-12 |
臨床心理学
133(第23巻第1号) 評者: 柳澤博紀 氏(犬山病院) |
2022-10-29 |
図書新聞
3565号(2022年11月5日) 評者: 北川 清一郎 氏(心理オフィスK代表) |
2022-08-06 |
ミヤガワRADIO
評者: ゲスト:横光健吾先生&竹林由武先生/ホスト:宮川 純 |
2022-06-19 | サイコロサイエンスラジオ 22 |
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重版情報
5刷 | 出来予定日: 2022-12-06 |
4刷 | 出来予定日: 2022-08-24 |
3刷 | 出来予定日: 2022-07-28 |
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秋の学会シーズンにおきましても,日本心理学会,日本認知・行動療法学会,日本LD学会,日本認知療法・行動療法学会など,幅広い関連学会で売上好調です。 |
紹介
「どうしてもついやってしまう」「やめたくてもやめられない」
夜更かし,ゲーム,ギャンブル,飲酒,喫煙,風俗通い,薬物,リストカット,家族間のコミュニケーション不全……。
クライエントを取り巻く状況やその悩みの特異性に応じて,試行錯誤してきた経験豊富なセラピストたちのノウハウを惜しみなく公開。依存・自傷・家族関係に寄り添う心理学的支援の方法とは。
■ 本書の主な目次
少し長い「はじめに」
●第Ⅰ部 ふだんの生活
第1章 夜更かし
第2章 気分の波
第3章 回避行動/抗不安行動
●第Ⅱ部 嗜癖行動・自傷行為
第4章 ギャンブル行動――刺激を遠ざけ、感情を豊かにしていく
第5章 飲酒――万能薬に代わる行動を習得する
第6章 喫煙――「一人で我慢」を手放すことから始める
第7章 性的な問題行動――対人関係・犯罪(痴漢)
第8章 自傷行為(リストカット)
●第Ⅲ部 家族間のやりとり
第9章 育児におけるパートナーや家族との対話
第10章 物質使用によって生じる問題への家族の対処行動
第11章 中高生のゲーム問題に対する家族のコミュニケーション
第12章 子どもの困った行動への対応
第13章 精神疾患患者を抱える家族の間に起こるコミュニケーション不全
編集後記
目次
少し長い「はじめに」
第Ⅰ部 ふだんの生活
第1章 夜更かし
事例を通して考える
◆ 事例1「Aさんの場合」
睡眠-覚醒リズムのアセスメント
問題行動を代替行動へ置き換える
入床-起床のスケジュール化
日中の活動のスケジュールの確立
セラピストや養育者の関わり
まとめ
第2章 気分の波
◆ 事例2「トクシマさんの場合」
双極性障害とは
心理教育
セルフモニタリング
双極性障害の感情調節の問題
マインドフルネス
まとめ
第3章 回避行動/抗不安行動
事例紹介
◆ 事例3「Bさんの場合」
面談開始前後のBさんの状況
面談開始前後の病棟スタッフの状況
Bさんの回避行動を考えてみる
病棟スタッフの回避行動を考えてみる
病棟スタッフへの働きかけ
Bさんへの働きかけ
Bさんのその後の経過
自然に維持される行動を考える
第Ⅱ部 嗜癖行動・自傷行為
第4章 ギャンブル行動―刺激を遠ざけ、感情を豊かにしていく
ギャンブル障害の事例
◆ 事例4「Cさんの場合」
ギャンブル障害の支援にあたって
Cさんの不適応行動とその悪影響
初期にはいわゆる「ギャンブルの代わりの行動」には触れない
ギャンブルにつながる刺激を避けるような生活スタイルを送る
ギャンブルにつながる刺激にたどり着く方法を面倒にする
ギャンブル行動のハーム・リダクション
ギャンブルの代わりとなる行動
まとめ
第5章 飲酒―万能薬に代わる行動を習得する
なぜ依存症になるのか
認知行動療法への誘い
アルコール依存症のための認知行動療法
◆ 事例5「Dさんの場合」
あいまいな言葉はより具体的に
アルコールに太刀打ちできる代替行動のリストとは
連鎖反応に備える
◆ 事例6「Eさんの場合」
セラピーのゴールとセラピストのあり方
まとめ
第6章 喫煙―「一人で我慢」を手放すことから始める
禁煙への第一歩―三つの視点から
視点1
視点2
視点3
二つの事例から
◆ 事例7「Fさんの場合」
◆ 事例8「Gさんの場合」
最後に―社会が変われば禁煙につながる
第7章 性的な問題行動―対人関係・犯罪(痴漢)
◆ 事例9「電車内痴漢行為」
◆ 事例10「風俗通い」
個別面接の流れ
「反省」という減っていくブレーキ
「いいところ」を話してはいけないという呪い?
性的な問題行動の体験と同じ体験ができる行動なんてありません
代替行動を必要としない生活
社会通念や偏見にとらわれないアプローチ
第8章 自傷行為(リストカット)
代替行動に取り組むまでのアセスメントとコミュニケーション
◆ 事例11「Hさんの場合」
その自傷の自殺リスクは?
セラピストの過剰な反応による自傷行為の強化に注意!
「適度な距離を保った相談関係」を築くためのコミュニケーション
二つの次元で考える代替行動
まとめ
第Ⅲ部 家族間のやりとり
第9章 育児におけるパートナーや家族との対話
育児中の対話を工夫することで、養育者が直面する問題に取り組む
育児に関する対話に影響するさまざまな要因
産後におきる生物学的変化
アイデンティティの模索
夫との対話
◆ 事例12「Iさんの場合」
臨床のヒント
相手への言葉かけを工夫する
セラピストは母親にも父親にも共感しノーマライズする
一番苦痛なことは何か、変えられそうなことから一緒に考え取り組む
行動を変えたい場合
考えを変えたい場合
癒しや楽しみを感じたい場合
まとめ
第10章 物質使用によって生じる問題への家族の対処行動
家族の考えと行動
◆ 事例13「薬物の問題に直面する家族」
家族の行動の特徴
家族の行動に随伴する結果
コミュニケーションのポイント
家族の不安の解消に関する代替行動
本人の望ましい行動の増やし方
家族の健康を回復させる行動
まとめ
第11章 中高生のゲーム問題に対する家族のコミュニケーション
インターネットゲーム障害
ゲームの問題に対する一般的な対処
事例から考える
◆ 事例14「ある中学生Kくんの場合」
代替行動の検討
情報収集のためのコミュニケーション
ゲームと拮抗する行動としてのコミュニケーション
今後の問題解決の基盤としてのコミュニケーション
具体的な代替行動
適切な賞賛
ゲームの持つ「ポジティブな部分」を利用する
コミュニケーションが促進され始めた後は
まとめ
第12章 子どもの困った行動への対応
子どもの暴力や癇癪に悩む保護者
◆ 事例15「エミさんの場合」
親子の緊張を高める減らしたい関わり
親子の関係を温かくする増やしたい関わり
子どもの困った行動への対処法
エミさんが新しい関わり方を習得するまで
まとめ
第13章 精神疾患患者を抱える家族の間に起こるコミュニケーション不全
◆ 事例16「強迫症の娘を持つ家族の場合」
事例の解説
アセスメントと問題の焦点化
クライエントは誰?
「これまで」と「今」についてのアセスメント
機能的なコミュニケーション行動を拡大する
般化を促す
編集後記
文献
索引
前書きなど
■執筆者一覧(執筆順)
横光健吾 (編者) はじめに(共著),4章
田中恒彦 (編者) はじめに(共著),13章(共著)
中島 俊 (国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター) 1章(共著)
宮崎友里 (国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター) 1章(共著)
高階光梨 (国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター) 1章(共著)
甲田宗良 (徳島大学大学院社会産業理工学研究部) 2章
中村 亨 (医療法人社団 五稜会病院 札幌CBT&EAPセンター) 3章
村瀬華子 (北里大学医療衛生学部・医療系研究科) 5章
瀬在 泉 (防衛医科大学校医学教育部) 6章
野村和孝 (北里大学医療衛生学部) 7章
谷口敏淳 (一般社団法人 Psychoro) 8章
牧野みゆき(国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター) 9章
辻 由依 (札幌学院大学学生相談室) 10章
入江智也 (編者) 11章,おわりに
上河邉 力(カウンセリング&コンサルティングオフィスふぉるつぁ)12章
姜 静愛 (新潟大学大学院) 13章(共著)
上記内容は本書刊行時のものです。