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メディア・リテラシーの教育論 中橋 雄(編著) - 北大路書房
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メディア・リテラシーの教育論 (メディアリテラシーノキョウイクロン) 知の継承と探究への誘い (チノケイショウトタンキュウヘノイザナイ)

教育
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発行:北大路書房
A5判
240ページ
並製
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7628-3141-6   COPY
ISBN 13
9784762831416   COPY
ISBN 10h
4-7628-3141-7   COPY
ISBN 10
4762831417   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3037  
3:専門 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年2月20日
書店発売日
登録日
2020年12月23日
最終更新日
2021年2月19日
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書評掲載情報

2021-04-26 日本教育新聞    2021年4月26日
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紹介

メディア・リテラシーにまつわる概念・構成要素や能力測定等の「理論」,小中高大での「実践」,国語科教育等「周辺領域との関連」の3つの観点から先行研究を概観。知と知をつなぎ合わせるとともに,今後の研究課題や可能性を提示。研究のきっかけにも,より深めるときにも役立つ,これまでの知見を体系的に編んだ1冊。

目次

序章 メディア・リテラシー教育に関する研究の展開   

1.メディア・リテラシーの必要性  
2.メディア・リテラシー教育に関する研究アプローチ  
3.本書の構成  


第1部 理論研究の展開


第1章 概念・構成要素に関する研究   

1.概念・構成要素について検討する意義  
2.多様な立場の存在と概念・構成要素の広がり  
3.概念・構成要素の整理を主たる目的とする研究  
4.今後の研究課題  

第2章 能力測定に関する研究   

1.能力測定に関する研究の意義  
2.メディア・リテラシーの能力測定の研究  
3.今後の研究課題  

第3章 諸外国の取り組みに関する研究   

1.本章の趣旨  
2.日本の教育工学分野における諸外国についての先行研究  
3.諸外国における教育工学分野での先行研究  
4.今後の研究課題

第4章 教材開発に関する研究   

1.「メディア・リテラシー教育」のための教材の分類  
2.教材の対象と形式による分類  
3.教材の対象ごとにみる先行研究の概要  
4.今後の研究課題


第2部 教育実践研究の展開


第5章 小学校を対象とした教育実践研究   

1.小学校段階からのメディア・リテラシーの育成とその背景  
2.小学校の教育実践研究の整理  
3.日本教育メディア学会の教育実践研究と構成要素との関係  
4.小学校で活用されてきた教育メディアの分析  
5.今後の研究課題  

第6章 中学校を対象とした教育実践研究   

1.メディア・リテラシー教育の4つの系譜  
2.理論を主軸とする系譜  
3.メディア活用を主軸とする系譜  
4.映像教育を主軸とする系譜  
5.国語科教育を主軸とする系譜  
6.今後の研究課題  

第7章 高等学校を対象とした教育実践研究   

1.高等学校における教育実践研究の状況  
2.教科による分類  
3.育成する力による分類  
4.今後の研究課題

第8章 大学を対象とした教育実践研究   

1.創造的な試行錯誤を振り返る  
2.1990年代の実践研究:多様なメディアを使ってみる  
3.2000年代前半の実践研究:インターネットと映像への着目  
4.2000年代後半の実践研究:映像実践の拡張と学びの分析  
5.2010年代前半の実践研究:学際的,社会的,身体的アプローチ  
6.2010年代後半の実践研究:協働による創発  
7.今後の研究課題

第9章 教員養成・教師教育に関する研究   

1.学校の変化とメディア・リテラシー教育の必要性  
2.教科書の内容の変化と教師の意識の差  
3.授業設計の能力の向上  
4.自己を成長させる能力の向上  
5.教員養成・教師教育における先行研究  
6.今後の研究課題  


第3部 多様な研究領域との関連

第10章 放送・視聴覚教育とメディア・リテラシー   

1.日本のメディア・リテラシーの源流  
2.放送・視聴覚教育とメディア・リテラシーの関わり  
3.現代の放送・視聴覚教育とメディア・リテラシー  
4.今後の研究課題  

第11章 国語科教育とメディア・リテラシー   

1.本章の目的と構成  
2.メディア・リテラシー教育が国語科教育にもたらしてきた変革・観点  
3.国語科における今後の研究・教育実践の課題   

第12章 メディア論とメディア・リテラシー   

1.水越敏行とマクルーハンとマッキントッシュ  
2.マクルーハンの2つの位相  
3.私たちはデスクトップ・メタファを越えたのか  
4.今後の研究課題

第13章 学習指導要領とメディア・リテラシー   

1.はじめに  
2.学習指導要領の性格づけ  
3.学習指導要領における主たるメディア・リテラシー関係記述  
4.今後の研究課題  

第14章 ICT環境整備の動向とメディア・リテラシー   

1.ICT環境の現状  
2.ICTを活用して「理解」する  
3.ICTを活用して「表現」する  
4.ICTを使いこなす
5.今後の研究課題 


終章 メディア・リテラシーの教育論   

1.本書で得られた知見
2.メディア・リテラシーに関する教育論の知を広げるために

文 献  
人名索引  
事項索引  
あとがき

版元から一言

【執筆者一覧】
中橋  雄(武蔵大学社会学部) 編著者,序章,第1章,終章
後藤 康志(新潟大学教育・学生支援機構教職支援センター) 第2章
森本 洋介(弘前大学教育学部) 第3章
宇治橋祐之(日本放送協会放送文化研究所) 第4章
佐藤 和紀(信州大学教育学部附属次世代型学び研究開発センター) 第5章
中村 純子(東京学芸大学人文社会科学系) 第6章
鶴田 利郎(国際医療福祉大学小田原保健医療学部) 第7章
土屋 祐子(広島経済大学メディアビジネス学部) 第8章
前田 康裕(熊本大学大学院教育学研究科) 第9章
浅井 和行(京都教育大学) 第10章
奥泉  香(日本体育大学児童スポーツ教育学部) 第11章
水越  伸(東京大学大学院情報学環) 第12章
堀田 龍也(東北大学大学院情報科学研究科) 第13章
中川 一史(放送大学) 第14章

著者プロフィール

中橋 雄  (ナカハシ ユウ)  (編著

2004年 関西大学大学院総合情報学研究科博士課程後期課程修了
現  在 武蔵大学社会学部教授 博士(情報学)

主著・論文
メディア・リテラシー教育─ソーシャルメディア時代の実践と学び(編著) 北樹出版 2017年
メディア・リテラシー論ーソーシャルメディア時代のメディア教育(単著) 北樹出版 2014年
映像メディアのつくり方ー情報発信者のための制作ワークブック( 共著) 北大路書房 2008年
AI技術に関する資質・能力とメディア・リテラシー 公益財団法人日本教材文化研究財団 研究紀要,49, 98-104. 2020年
SNSの交流で生じた現象を題材とするメディア・リテラシー教育の単元開発 教育メディア研究,24(1), 1-12. 2017年

上記内容は本書刊行時のものです。