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メンタライジングによる子どもと親への支援 N. ミッジリー(著) - 北大路書房
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9784762831393

メンタライジングによる子どもと親への支援 時間制限式MBT-Cのガイド
原書: Mentalization-Based Treatment for Children: A Time-Limited Approach

哲学・宗教
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発行:北大路書房
A5判
320ページ
並製
定価 3,800円+税
ISBN
978-4-7628-3139-3   COPY
ISBN 13
9784762831393   COPY
ISBN 10h
4-7628-3139-5   COPY
ISBN 10
4762831395   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3011  
3:専門 0:単行本 11:心理(学)
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年2月20日
書店発売日
登録日
2020年12月10日
最終更新日
2021年11月18日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2021-12-02
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精神科・心理臨床・児童福祉の領域で広がりつつある,「メンタライゼーション=自身や他者の心の状態を想像して想定する能力」に基づく治療とは?

紹介

子どもを対象とし短時間で効果をあげることが可能な心理療法,時間制限式MBT-Cについて解説。問題「行動」の背景にある,「心」を理解するMBTの基本原則や基本姿勢を踏まえながら,子ども特有の発達課題を考慮した体系的なサイコセラピーの全体像を示す。親も含めた事例を通し効果的な治療作業の実際について詳述。

目次

目 次

日本語版への序文
訳者前書き
前書き
謝辞
イントロダクション


第Ⅰ部 理論的枠組み

第1章 メンタライジングの発達
 1.なぜメンタライジングが問題になるのか
 2.メンタライズする能力を促進する要因
 (1)省察的養育と伝承的姿勢の重要性
 (2)自然な伝承とメンタライジングの早期起源・自己・認識的信頼
 (3)メンタライジングの形成における注意制御の役割
 3.子ども期の異なる段階におけるメンタライズ能力
 (1)自己・他者・心についての理解の出現
 4.結語

第2章 メンタライジング能力が未発達であるか途絶えるとき
 1.メンタライジングの困難について考えるための枠組み
 2.親がメンタライズすることに苦労するとき
 3.子どもたちにおける未発達なメンタライジング
 4.子どもたちにみられる様々な非メンタライジング・モード
 5.愛着とメンタライジングの途絶
 6.虐待およびネグレクトと関連するメンタライジングの失敗
 7.メンタライジングの困難と子ども期の障害
 8.結語


第Ⅱ部 治療的アプローチの解説

第3章 時間制限式MBT-Cの構造と目的
 1.時間制限式MBT-Cが有効なのはどのような子どもたちか?
 2.時間制限式MBT-Cの包括的な目的
 3.時間制限式MBT-Cの構造と枠組み
 (1)アセスメント段階(MBT-Cを始める前の3~4回の面接)
 (2)1-3回目:初期段階
 (3)4-8回目:中期段階
 (4)振り返り面接
 (5)9-12回目:終結段階
 (6)確認または追加支援のセッション
 4.セラピーの物理的設定
 5.セラピーの枠組みとしての時間
 6.焦点定式化
 7.セラピストは1名か2名か?
 8.事例の紹介
 (1)アン(6歳)
 (2)モハメド(7歳)
 (3)ベリンダ(7歳)
 (4)ジョン(8歳)
 (5)ライザ(11歳)
 (6)ルース(12歳)
 9.結語

第4章 時間制限式MBT-Cにおけるセラピストの姿勢
 1.MBT-Cセラピストの治療的存在感
 2.行動だけでなく,心に関心を持つこと
 3.好奇心と無知の(虚心に問いかける)姿勢
 4.誤解を自己観察すること
 5.スーパービジョンを用いてメンタライジング的姿勢を支えること
 6.結語

第5章 時間制限式MBT-Cのアセスメント・プロセス
 1.アセスメント・プロセスの構造
 2.子どもおよび家族との初回面接
 (1)家族紹介
 (2)問題について探索すること
 (3)家族による遊び活動やゲーム
 (4)報告することと次に何を行うのかを説明すること
 3.子どもとのアセスメント面接
 (1)子どもの注意制御あるいは基本的な自己調整のアセスメント
 (2)子どもの感情調整を査定すること
 (3)明示的メンタライジング能力およびどこでメンタライジングが途絶えるか
 4.親とのアセスメント面接
 5.集めた印象の事例定式化への集約
 6.治療における焦点定式化の使用
 7.目標の設定
 8.結語

第6章 時間制限式MBT-Cにおける子どもとの直接的治療作業
 1.時間制限式MBT-Cは遊びを中心に置いている
 2.遊びのナラティヴを触発すること
 3.遊びをメンタライズすること
 4.子どもが象徴的遊びに打ち込めないとき
 5.介入を確実に子どもに合った適切なレベルに調整すること
 6.メンタライジングを支えるための基盤を築くこと
 7.波長合わせ,ミラリング,随伴的協応
 8.感情状態を明確化し,それに名前を付けること
 9.明示的メンタライジングによる治療作業とメンタライジングの途絶
 10.メンタライジングの途絶に直面したときに共感と支持を提供すること
 11.停止と巻き戻し
 12.関係をメンタライズすること
 13.プリテンド・モードに対する治療作業
 14.トラウマ的出来事をめぐるメンタラインジング・ナラティヴを創り出すこと
 15.結語

第7章 メンタライゼーションに基づく枠組みによる親との治療作業
 1.親との治療作業におけるメンタライジング的姿勢
 2.強さに基づく治療作業,観察の促し,遊びの促進
 3.強い情動への引き金を見出すこと
 4.不和状態にある親たちとの治療作業
 5.里親との治療作業
 6.親との治療作業の終結に向けて
 7.結 語

第8章 別れへの歩み:時間制限式MBT-Cにおける終結
 1.治療作業の時間制限性を紹介すること
 2.終結を念頭に置くこと
 3.やめるときか続けるときかを決めること
 4.子どもと親に振り返りセッションのための準備をさせること
 5.振り返り面接
 6.セラピーの最終段階
 7.セラピー終結後:「追加支援セッション」
 8.セラピーが予期せぬ終わり方をするとき
 9.結語

第9章 時間制限式MBT-C:事例研究
 1.治療依頼とインテークでの情報
 2.家族とのアセスメント・セッション
 3.両親とのアセスメント面接
 4.子どもとのアセスメント面接
 5.アセスメントの共有と焦点定式化の作成
 6.初期段階
 7.ルルの両親との治療作業
 8.振り返りセッション
 9.セラピーの中期段階
 10.終結段階
 11.第2回振り返りセッションと終結に向けての作業
 12.結語

結論:回顧と展望
 1.回顧
 2.展望

付録:子どもと親における省察機能の測定尺度

文献
索引
訳者後書き

著者プロフィール

N. ミッジリー  (ミッジリー エヌ)  (

「国立アンナ・フロイト子ども家族センター」で児童・青年サイコセラピストとして訓練を受け,現在は「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン臨床教育健康心理学研究部門」の教授,および「アンナ・フロイト/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン:子どもの愛着と心理学的セラピー研究ユニット」(ChAPTRe)のコーディネーター。幅広い著作があり,共編著にMinding the Child: Mentalizaion-Based Interventions for Children, Young People and Families(2012)がある。

K. エンシンク  (エンシンク ケイ)  (

カナダのケベック州にある「ラバル大学」の児童・青年心理学教授であり,同大学で子ども,青年,親に対するメンタライゼーションに基づく治療(MBT)と精神力動的サイコセラピーを教えている。Mary TargetとPeter Fonagyの指導の下で博士の学位を取得。彼女の研究と臨床作業の重点は,児童・青年・親のメンタライゼーションの発達とアセスメントに置かれ続けている。親子の相互交流の状況下でのメンタライゼーションの失敗と,これが精神病理,パーソナリティ,さらには治療にどう関連するかということに,とくに関心を抱いている。

K. リンクビスト  (リンクビスト ケイ)  (

スウェーデンのストックホルムにある「エリカ財団」で子どものMBT(MBT‒C)と親のMBT の訓練を受けた臨床心理士であり,同財団で非常勤の研究員・臨床心理士として働いている。彼女の研究は,児童・青年・成人に対する精神力動的サイコセラピーと関連している。省察機能の研究についての訓練を受け,臨床サンプルを用いてメンタライジング能力の研究を行った。「エリカ財団」での仕事に加えて,ストックホルムで里親に養育される子どもやその家族に対して治療作業を行っている。

N.マルバーグ  (マルバーグ エヌ)  (

ロンドンの「アンナ・フロイトセンター」で訓練を受け,MBTを小児科病院でのグループワーク向けに修正した研究により,「ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン」で博士の学位を取得した認定児童・青年精神分析家である。現在は,米国コネチカット州のニューヘイブンにある「イエール大学子ども研究センター」の臨床助教授であり,同所で個人開業もしている。里親家庭の子ども,さらには慢性疾患や制約が大きい他の身体状態(例えば,てんかん,慢性皮膚病,喘息)を抱えた子どもにMBT を適用することに,とくに関心を抱いている。

N.ミューラー  (ミューラー エヌ)  (

オランダのハーグにある「デ・ユッターズ子ども・青年メンタルヘルスサービス」を拠点とする子ども・青年サイコセラピストおよび家族療法家である。はじめに認知行動療法家として訓練を受けたが,後にMBT に関心を持ち,愛着障害,トラウマ,萌芽期のパーソナリティ障害を持つ児童と青年およびその家族への治療作業で長年にわたってMBTを使用してきた。専門領域の1つに,里子と養子およびその家族に対する治療作業がある。

上地 雄一郎  (カミジ ユウイチロウ)  (監訳

1955年 高知県に生まれる
1981年 広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了
2010年 広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了
現 在 岡山大学大学院社会文化科学研究科教授 博士(心理学)
[主著・論文]
メンタライジングの理論と臨床(共訳) 北大路書房 2014年
メンタライジング・アプローチ入門(単著) 北大路書房 2015年
愛着関係とメンタライジングによるトラウマ治療(共訳) 北大路書房 2017年

西村 馨  (ニシムラ カオル)  (監訳

1965年 兵庫県に生まれる
1996年 国際基督教大学大学院博士後期課程退学
現 在 国際基督教大学教養学部上級准教授
[主著・論文]
集団精神療法の実践事例30 ―グループ臨床の多様な展開―(共編著) 創元社 2017年
The social unconscious in persons, groups, and societies. Volume2:Mainly foundation matrices.(共著) Karnac Books 2016年
「私たち」のグループを求めて 集団精神療法,第35 巻2号,140‒149.2019年
AGPA集団精神療法実践ガイドライン(共訳) 創元社 2014年

石谷 真一  (イシタニ シンイチ)  (

1964年 奈良県に生まれる
1993年 京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程修了
現 在 神戸女学院大学人間科学部心理・行動科学科教授 博士(教育学)
〔主要業績〕
自己と関係性の発達臨床心理学(単著,培風館,2007年)
発達障害と心理臨床(共著,創元社,2009 年)
人形遊び技法による子どものメンタライゼーションの評価(論文,単著,神戸女学院大学論集59‒1,pp. 22‒38,2012年)

菊池 裕義  (キクチ ヒロヨシ)  (

1976年 埼玉県に生まれる
1998年 早稲田大学法学部卒業
2005年 東京国際大学大学院臨床心理学研究科博士前期課程修了
2012年 東京国際大学大学院臨床心理学研究科博士後期課程修了
現 在 医療法人財団青溪会駒木野病院心理科主任 博士(心理学)
〔主要業績〕
メンタライゼーションと境界パーソナリティ障害(共訳,岩崎学術出版社,2014年)
メンタライゼーション実践ガイド(共訳,岩崎学術出版社,2019年)

渡部 京太  (ワタナベ キョウタ)  (

1968年 埼玉県で生まれる
1993年 山形大学医学部卒業
1997年 山形大学医学部大学院医学研究科修了
現 在 広島市こども療育センター医療部長
〔主要業績〕
臨床医のための小児精神医療入門(分担執筆,医学書院,2014 年)
注意欠如・多動症―ADHD―の診断・治療ガイドライン 第4版(分担執筆,じほう,2016 年)
集団精神療法の実践事例30(分担執筆,創元社,2017 年)

上記内容は本書刊行時のものです。