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子どもに寄り添うライフストーリーワーク 園部 博範(編著) - 北大路書房
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子どもに寄り添うライフストーリーワーク (コドモニヨリソウライフストーリーワーク) 社会的養護の現場から (シャカイテキヨウゴノゲンバカラ)

社会科学
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発行:北大路書房
A5判
204ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7628-3117-1   COPY
ISBN 13
9784762831171   COPY
ISBN 10h
4-7628-3117-4   COPY
ISBN 10
4762831174   COPY
出版者記号
7628   COPY
Cコード
C3036  
3:専門 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年8月20日
書店発売日
登録日
2020年6月25日
最終更新日
2020年10月20日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2020-11-16
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この本を推薦します! 才村眞理(元帝塚山大学教授)「みなさん,ライフストーリーワークってご存じですか? これは,施設や里親宅で暮らす子どもたちの視点に立って,事例も豊富で,ライフストーリーワークについて,とても分かりやすく書かれた本です!」

紹介

家庭の事情で児童養護施設や里親のもとで暮してきた子どもが,未来に向けて自身の生い立ちを整理するライフストーリーワーク。欧米で始まったものだが,日本の環境面との違いから,現場への導入・活用に困惑を生じている。実践ベースで成果を上げている事例を通じ,現場での様々な悩みに応えることを意図して本書は編まれた。

この本を推薦します! 才村眞理(元帝塚山大学教授)
みなさん,ライフストーリーワークってご存じですか?
これは,施設や里親宅で暮らす子どもたちの視点に立って,事例も豊富で,ライフストーリーワークについて,とても分かりやすく書かれた本です!
九州の現場からの声をベースに,子どもたちに自己物語を紡ぐことができるよう支援する方法について,とても具体的にイメージできます。
九州の研究会活動は10年もの歴史があり,その成果もまとめられています!
社会的養護に関わる現場の人の必読書です!
そして,是非,児童福祉の実践を志す人は,一読してほしいと思います!

【主な目次】
第1章 社会的養護下の子どもたちを取り巻く環境
第2章 ライフストーリーワークの現状と課題
第3章 ライフストーリーワークの基礎知識
第4章 ライフストーリーワークの方法論
第5章 ライフストーリーワークのツール
第6章 ライフストーリーワークの実践報告
1.児童相談所の事例:なかよし3姉妹が“家族”を知っていくこと―未成年後見人申立に向けて―
2.乳児院の事例:保護者の行方がわからず出産時~入所までの情報把握が困難だったケース
3.児童養護施設の事例①:気持ちを言葉にできるように
4.児童養護施設の事例②:たけちゃんへの真実告知
5.里親の事例:愛されてきた足跡をたどる時間
6.特別養子縁組当事者の体験記:「10月19日」

目次

はじめに

第1章 社会的養護下の子どもたちを取り巻く環境
1.社会的養護の現状
2.乳児院
(1)乳児院を取り巻く現状
(2)子どもの育ちをつなぐ
3.児童養護施設
4.里親
5.子どもの権利と「新しい社会的養育ビジョン」
6.社会的養護下の子どもを取り巻く環境とライフストーリーワーク

第2章 ライフストーリーワークの現状と課題
1.ライフストーリーワークを始めるきっかけ
2.家庭から離れて暮らすことについて
3.家庭から離れて暮らすことへの捉え方
4.家庭から離れて暮らすことについての説明
5.説明が不十分な場合について
6.家庭から離れて生活することの子どもの受け止め方について
7.ケースに関わる責任
8.「知る権利」について
9.ライフストーリーワーク実践の課題
10.日常の生活支援とワークの併合性の矛盾について
11.心の深い奥底を垣間見るということ
12.ライフストーリーワークの現状と課題について

第3章 ライフストーリーワークの基礎知識
1.ライフストーリーワークを実施するにあたって
(1)ライフストーリーワークとは
(2)ライフストーリーワークは誰のためのものか
(3)子どもにとっての各機関の役割と協働
2.ライフストーリーワークを始める前に知っておくこと
(1)支援者が子どもを護るための取り組み
(2)実施する前の段階でやっておくこと
(3)実施しているときに注意すること
(4)実施した後の段階でやること
(5)実施する子どもの年齢と方法の違い
3.ライフストーリーワークの理論や方法
(1)ライフストーリーワークの定義と必要性
(2)ライフストーリーワークの方法
4.ライフストーリーワークのリスクやハードルに関する考え方
(1)ライフストーリーワークを行うことで子どもが不安定になることについて
(2)施設内の合意と実施する時間について

第4章 ライフストーリーワークの方法論
1.ライフストーリーワークの必要性
2.あるケースについて
3.ライフストーリーワークの実施の前に日常生活の支援の見直しを図る
4.過去について
5.社会的養護下の子どもたちの時間の感覚
6.「旅立ち」のきっかけ
7.自身の生い立ち,「物語」を再編する
8.「過去」を訪ねる
9.過去と現在の関連性
10.季節と関連するキーワード
11.「過去」へと
12.「過去」へ行く前の準備
13.「過去」の旅から「現在」へ
14.「過去」をまとめていく作業
15.ケースワークとしてのライフストーリーワーク
16.母親の視点から考える
17.母親の「語り」について
18.母親との関係性の上に成り立つ合意
19.養育者と子どもをつなぐ架け橋として
20.相手に主体をもたせるインタビューについて

第5章 ライフストーリーワークのツール
1.「知識」について
2.ライフストーリーワークの研修会に参加する
3.数多くのケースの事例に触れる
4.使用するライフストーリーブックについて
(1)ライフストーリーブックを使用する
(2)独自のライフストーリーブックを使用する
5.インターネットを利用してのワークの実際
(1)インターネットを用いたセッション型のワーク
(2)「過去」をたどるツールとして使用する
6.写真とビデオなど
7.母子手帳
8.「情報」について
9.アセスメントシートについて

第6章 ライフストーリーワークの実践報告
1.児童相談所の事例:なかよし3姉妹が“家族”を知っていくこと―未成年後見人申立に向けて―
(1)事例の概要
(2)ライフストーリーワークの実践に向けて
(3)実施経過
(4)振り返り
(5)読者へのメッセージ
2.乳児院の事例:保護者の行方がわからず出産時~入所までの情報把握が困難だったケース
(1)事例の概要
(2)ライフストーリーワークの実践に向けて
(3)実施経過
(4)振り返り
(5)読者へのメッセージ
3.児童養護施設の事例①:気持ちを言葉にできるように
(1)事例の概要
(2)ライフストーリーワークの実践に向けて
(3)実施経過
(4)振り返り
(5)読者へのメッセージ
4.児童養護施設の事例②:たけちゃんへの真実告知
(1)事例の概要
(2)ライフストーリーワークの実践に向けて
(3)実施経過
(4)振り返り
(5)読者へのメッセージ
5.里親の事例:愛されてきた足跡をたどる時間
(1)事例の概要
(2)ライフストーリーワークの実践に向けて
(3)実施経過
(4)振り返り
(5)読者へのメッセージ
6.特別養子縁組当事者の体験記:「10月19日」

付録:ライフストーリーワーク・アセスメントシート
文献
索引
あとがきにかえて

上記内容は本書刊行時のものです。