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出版者情報
大分断
格差と停滞を生んだ「現状満足階級」の実像
発行:NTT出版
四六判
336ページ
定価
2,400円+税
- 初版年月日
- 2019年7月4日
- 書店発売日
- 2019年6月28日
- 登録日
- 2019年4月10日
- 最終更新日
- 2019年5月29日
書評掲載情報
2019-08-18 | 産經新聞 朝刊 |
2019-08-10 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
アメリカはどこに向かうのか
19世紀、トクヴィルの時代以来、米国を世界一の経済大国に発展させてきたのは、アメリカ人の比類なき開拓者精神だ。よりよい暮らしを求め、リスクをとって革新の道を歩む米国人のメンタリティは、フランクリンからスティーブ・ジョブズまで、米国のダイナミックなイノベーションの礎となった。
しかし、その精神がいま減退し、アメリカ社会に格差と停滞を生み出している。本書ではその原因を、変化を先延ばし、現状維持しようとする人たち(本書ではそれを「現状満足階級」=complacent classと呼ぶ)の拡大に見出し、現状満足階級の台頭が、企業間の競争や移住、転職、様々なイノベーションを停滞させる要因になっていると警鐘を鳴らす。
アメリカ人はなぜ創造をやめたのか?デジタルテクノロジーの普及は米国社会に何をもたらしたか?
開拓者精神を失いつつある米国はどこに向かうのか?
全米ベストセラー『大停滞』『大格差』で話題を呼んだ経済学者が、米国社会の行方を占う問題作。
目次
日本語版への序文
第1章 現状満足階級の誕生
第2章 移住大国の変容
第3章 甦る社会的分断
第4章 創造しなくなったアメリカ人
第5章 マッチング社会がもたらす幸福
第6章 アメリカ人が暴動をやめた理由
第7章 活力ある社会の姿
第8章 政治の停滞と真の民主主義の縮小
第9章 現状満足階級が崩壊する日
解 説 タイラー・コーエンの思想的立ち位置: リバタリアニズム(自由至上主義)という視点
上記内容は本書刊行時のものです。