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国際共同研究 三・一独立万歳運動と植民地支配体制 笹川 紀勝(編著) - 明石書店
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国際共同研究 三・一独立万歳運動と植民地支配体制 国民意識の誕生

発行:明石書店
A5判
724ページ
上製
価格 8,800円+税
ISBN
978-4-7503-5136-0
Cコード
C0022
一般 単行本 外国歴史
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年12月31日
書店発売日
登録日
2020年12月25日
最終更新日
2021年1月13日
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紹介

1919年に起きた三・一運動の前後、日本の植民地支配体制のなかで、どのような朝鮮人のメンタリティが形成されたか。三・一運動を、これまでの民族解放運動史の文脈による研究から、大韓民国の国民意識の形成という新しい視点から捉え直した画期的な国際共同研究。

目次

 はじめに[邊英浩]
 凡例
 序文[笹川紀勝]
 韓国語版序文『本が出るまで』[李泰鎮〈翻訳・鳥海豊〉]

第1部 総論

第1章 国民誕生の歴史――三・一独立万歳運動の背景[李泰鎮〈翻訳・鳥海豊〉]
第2章 日本の憲法体制の樹立と植民地の清算について[笹川紀勝]
第3章 三・一独立万歳運動の世界史的視角――世界史認識・世界史叙述との関連[荒井信一]

第2部 三・一独立宣言と万歳デモ運動

第4章 三・一独立万歳運動の京城(ソウル)学生デモ実況――「京城地方法院予審終結決定書」の分析[李泰鎮〈翻訳・鳥海豊〉]
第5章 三・一運動万歳デモ参加の官立専門学生たちの内面世界[金泰雄〈翻訳・鳥海豊〉]
第6章 三・一運動万歳デモの韓国人普通学校学生の参加様相と民族意識の成長[金泰雄〈翻訳・鳥海豊〉]
第7章 三・一に基づく韓国と自由民権運動激化を力で抑えた日本――国家形成にかかわる「僣主」と「暴君」の課題[笹川紀勝]
第8章 三・一独立運動関係の判決に即して――内乱罪をめぐる判決の点検[笹川紀勝]

第3部 三・一万歳運動の思想と文学

第9章 孫秉熙の思想と三・一独立万歳運動[邊英浩]
第10章 趙素昻の「民国」認識に対する淵源の探索[金勝一〈翻訳・崔誠姫〉]
第11章 三・一独立運動と日本文学との関連様相[芹川哲世]
第12章 植民地期、安重根に対する記憶の伝承、流通[金大鎬〈翻訳・崔誠姫〉]

第4部 三・一万歳運動前後の植民地支配体制

第13章 安重根と日本、日本人[金鳳珍]
第14章 植民地期社稷の廃止と社稷祭の国家神道的変容[金大鎬〈翻訳・崔誠姫〉]
第15章 三・一独立運動と植民地近代化論[鳥海豊]
第16章 第二次朝鮮教育令施行期における中等女子修身教育[崔誠姫]

第5部 特別寄稿

第17章 韓国併合無効化運動と欧米のメディアと学界――特に三・一運動以降、国際連盟の動向を中心に[李泰鎮〈翻訳・崔誠姫〉]

 あとがき[邊英浩]
 三・一独立万歳運動研究資料及び著作論文目録

著者プロフィール

笹川 紀勝  (ササガワ ノリカツ)  (編著

職位・専攻分野:国際基督教大学名誉教授、元明治大学教授 憲法、国際法
主要業績
・笹川紀勝・李泰鎮編『韓国併合と現代――歴史と国際法からの再検討』明石書店、2008年
・笹川紀勝・金勝一編『ICU 21世紀COEシリーズ 日本の植民地支配の実態と過去の清算――東アジアの平和と共生に向けて』風行社、2010年
・笹川紀勝・邊英浩監修『国際共同研究 韓国強制併合一〇〇年 歴史と課題』都時煥編、明石書店、2013年
・「北東アジアと日本――植民地支配の過去と現在、特に三一独立運動と朝鮮行政法のかかわりに即して」『法律時報』75巻7号、2003年
・「良心の自由の原理的事例的研究」『法律論叢』第79 巻2・3号、明治大学法律研究所、2007年3月
・「日本の植民地支配下の抵抗の軌跡――信頼醸成のためには相手の苦悩を知る必要がある」『平和憲法の確保と新生』北海道大学出版会、2008年
・「韓国併合一〇〇年 安重根の抵抗の精神と平和論」『世界』801号、岩波書店、2010年2月

李 泰鎮  (イ テジン)  (編著

職位・専攻分野:ソウル大学校名誉教授、韓国歴史研究院長 韓国近世、近代史
主要業績
・李泰鎮編『日本の大韓帝国強占』カチ出版社、1996年
・『朝鮮王朝社会と儒敎』法政大学出版会、2000年
・『高宗時代の再照明』太学社、2000年
・李泰鎮編『韓国併合の不法性研究』ソウル大学校出版部、2003年
・『東京大生に語った韓国史』明石書店、2006年
・The Dynamics of Confucianism and Modernization in Korean History(Cornell East Asia Series, 2007),『韓国社会史研究 増補版』知識産業社、2008年
・李泰鎮編『安重根と東洋平和論』勝村誠・安重根東洋平和論研究会監訳、日本評論社、2016年
・『終わらない歴史』太学社、2017年

邊 英浩  (ピョン ヨンホ)  (編著

職位・専攻分野:都留文科大学文学部比較文化学科教授、朝鮮・韓国思想史、東アジア比較思想史
主要業績
・『朝鮮儒教の特質と現代韓国――李退溪・李栗谷から朴正煕まで』クレイン、2010年。
・笹川紀勝・邊英浩監修『国際共同研究 韓国強制併合一〇〇年 歴史と課題』(都時煥編、明石書店、2013年)担当「Ⅳ 歴史認識と残された課題 第1章「韓国強制併合100年と在日韓国人」
・荒木勝監修、邊英浩編集『東アジアの共通善――和・通・仁の現代的再創造をめざして』(岡山大学出版会、2017年)担当「編者序文」「第3章 東アジアの共通善と社会」「あとがき」
・共著「現代韓国政治における伝統の記憶――士(ソンビ)社会の形成と公共善」『せめぎあう記憶』都留文科大学比較文化学科編、2013年、柏書房
・「韓国の儒者的ソンビ――李退溪・李栗谷・丁茶山を中心に」『都留文科大学研究紀要 第86集』2017年10月
・「天道教の近代化運動――孫秉煕を中心に」『〈霊性〉と〈平和〉』第三号、2018年3月東アジア〈霊性〉・〈平和〉研究会発行

上記内容は本書刊行時のものです。