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出版者情報
埋葬からみた古墳時代
女性・親族・王権
発行:吉川弘文館
四六判
284ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2018年4月18日
- 登録日
- 2018年3月8日
- 最終更新日
- 2018年3月31日
書評掲載情報
2019-08-11 |
毎日新聞
朝刊 評者: 鹿島茂(明治大学教授・仏文学) |
2018-07-07 |
朝日新聞
朝刊 評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長) |
2018-05-27 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 澤宮優(ノンフィクション作家) |
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紹介
男女の地位に違いがなかった双系的社会から父系的社会へ移行する中で、古代の女性首長たちは、どのような活躍をしていたのか。関東から九州に至る数多くの古墳群の発掘成果(埋葬施設・副葬品・人骨の性別)から埋葬のルール(埋葬原理)を抽出。古墳時代の親族や首長を問い、王位継承のあり方を分析する。「王朝交替論」についても一石を投じる。
目次
女性首長の墓が語るもの―プロローグ/埋葬原理研究のこれまで(古墳の被葬者は何人か/用語と定義/田中良之の基本モデルと課題)/一般層の埋葬原理(人骨の分析による埋葬原理/考古資料の分析による埋葬原理/夫婦原理の埋葬)/首長墳の埋葬原理(首長墳におけるキョウダイ原理/古墳群にみる父系化の過程/父系化の諸段階とその背景/キョウダイ原理の埋葬と首長位継承)/大王墓の埋葬原理(大王墓の複数埋葬/大王陵における埋葬原理/大王墓における夫婦原理の埋葬)/埋葬原理研究から見た「王朝交替論」(「王朝交替論」をめぐる研究略史/初期ヤマト政権は連合政権か?/過渡期の大型古墳/王墓群移動が意味するもの/王族はさらに分派する)/埋葬原理の意味するもの―エピローグ
上記内容は本書刊行時のものです。