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出版者情報
冷戦終焉期の日米関係
分化する総合安全保障
発行:吉川弘文館
A5判
390ページ
定価
9,000円+税
- 初版年月日
- 2023年2月1日
- 書店発売日
- 2023年1月21日
- 登録日
- 2022年11月22日
- 最終更新日
- 2023年2月8日
書評掲載情報
2023-03-26 | 産經新聞 朝刊 |
2023-02-26 |
読売新聞
朝刊 評者: 井上正也(慶應義塾大学教授・政治学者) |
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紹介
総合安全保障とは何か。それはただ経済や食糧を含む安全保障を意味してはいなかった。日米の政府機密解除文書や当事者への聞き取りに基づき、大平正芳・鈴木善幸・中曽根康弘政権とカーター・レーガン政権の政治外交過程を再現。当該期の日米同盟を、多層性と多様性の概念を用いて捉え直す。今日活発な安全保障論議を建設的にするための意欲作。
目次
序章 総合安全保障と日米関係の交錯/大平正芳政権とカーター政権(近代を超えて―大平政権による総合安全保障の提唱/デタントから新冷戦へ―イラン問題とアフガニスタン問題/日本の防衛力増強―狭義の安全保障/戦略援助の「発見」と「擬装」―広義の安全保障/日米の変化―対米協調姿勢)/鈴木善幸政権とカーター・レーガン政権(総合安全保障関係閣僚会議―鈴木政権による総合安全保障の制度化/日米の齟齬―狭義の安全保障の限界/組み込まれた総合安全保障―レーガン政権による受容)/中曽根康弘政権とレーガン政権(国際国家日本―中曽根政権による総合安全保障の継承/「ロン・ヤス」の時代―日米安全保障関係の進展/ペルシャ湾安全航行問題―総合安全保障の課題)/終章 見出された総合安全保障
上記内容は本書刊行時のものです。