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発行:みすず書房
四六判
重さ 415g
256ページ
定価
2,800円+税
- ISBN
- 9784622089759
- Cコード
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C0097
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一般 単行本 外国文学小説
- 初版年月日
- 2021年1月18日
- 書店発売日
- 2021年1月20日
- 登録日
- 2020年12月4日
- 最終更新日
- 2021年1月15日
書評掲載情報
2021-02-20 |
毎日新聞
朝刊 評者: 荒川洋治(現代詩作家) |
紹介
1970年冬のニューヨーク、再開発で立ち退きを迫られながら、新作完成まではと居座るユダヤ系作家レサーはたったひとりの住人(テナント)のはずが……空き部屋から聞こえるタイプライターの音。もうひとり、だれかが書いている! 黒人ウィリーとの物書き同士の凄惨な対決がはじまる。激動の時代にマラマッドが挑戦したサイケデリックな異色作を、半世紀後の今日に向けて初紹介。
「『テナント』はアメリカの文学の歴史においてターニングポイントになっており、文学にアイデンティティー・ポリティクスが台頭してきたこと、〈純粋芸術〉の可能性への信頼がなくなってきたことの始まりを示している」(アレクサンドル・ヘモン)
上記内容は本書刊行時のものです。