..
【利用不可】
書店員向け情報 HELP
出版者情報
時間
発行:みすず書房
四六判
重さ 350g
208ページ
定価
4,000円+税
- 初版年月日
- 2020年6月1日
- 書店発売日
- 2020年6月3日
- 登録日
- 2020年4月22日
- 最終更新日
- 2020年5月18日
書評掲載情報
2020-09-06 |
読売新聞
朝刊 評者: 山内志朗(慶應義塾大学教授、倫理学者) |
2020-08-01 | 朝日新聞 朝刊 |
2020-07-25 | 日本経済新聞 朝刊 |
MORE | |
LESS |
紹介
〈私たちは驚くほど時間的な生き物である。身体そのものがタイマーであり、精神と五感を通して時間を内面化し、内側から時間に構造を与える。それ以上に重要なのは、時間は意味と不可分だということだ。なぜなら時間は、人間に意味をもたらすための基本的な媒体であり条件だからだ。あらゆる実存的な問いの根源には、時間の有限性がある。人間は死の宿命の地平をどう乗り越えるか考え、自分自身の終末を認識しつつも、それに対抗する問いを立てる。限りある人生にどのような意味があるのか、そこから何を導きだせるのかと〉
生物学、文学、哲学、精神分析などジャンルを横断しながら、時間に対する万能感と人間的な時間への軽視に警鐘を鳴らし、ポストヒューマンの時代、テクノロジーとAIの時代に、人間はどう生きるべきかを問いかける、根底的かつアクチュアルな書。
目次
序
第一章 時間と身体
第二章 時間と心
第三章 時間と文
第四章 私たちの時代の時間
原注
謝辞
監訳者あとがき
参考文献
人名・作品名索引
上記内容は本書刊行時のものです。