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出版者情報
ナガサキ
核戦争後の人生
発行:みすず書房
四六判
重さ 570g
464ページ
定価
3,800円+税
- 初版年月日
- 2019年7月1日
- 書店発売日
- 2019年7月2日
- 登録日
- 2019年5月28日
- 最終更新日
- 2019年6月28日
書評掲載情報
2019-12-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: 西崎文子(東京大学教授) |
2019-08-17 |
日本経済新聞
朝刊 評者: 橋爪大三郎(社会学者) |
2019-08-10 |
朝日新聞
朝刊 評者: 西崎文子(東京大学教授・アメリカ政治外交史) |
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紹介
「人類の歴史において核兵器の攻撃とその後の惨状を生き抜いてきた唯一の人々である被爆者。人生の終わりの時期に差しかかっている彼らの記憶のなかには私たちの心を奮い立たせるような、核戦争による長期の破滅的影響についての明白な事実が刻まれている」
郵便局の配達員、路面電車の運転士あるいは軍需工場に駆り出されるごくふつうの10代の若者だった「語り部」たちのあの日――1945年8月9日、原子雲下の「同日同刻」から苦難とともに生きのびた「長い戦後」まで。「赤い背中の少年」ほか5人の主要登場人物とその家族、関係者への聞き書きにくわえ、他の多くの被爆者や治療に携わった医師たちが残した証言、アメリカ軍兵士・司令官の手記、戦略爆撃調査団報告をはじめ占領軍検閲政策、原爆傷害調査委員会をめぐる公文書資料などにあたりながら、12年の歳月をかけ書きあげられたノンフィクション。被爆者の側に徹底的に寄り添った本書の姿勢は、2015年に刊行されるや「原爆投下不可避」論の根強いアメリカ国内で議論を呼び起こした。
「スーザン・サザードはジョン・ハーシーが広島のためにした以上のことを長崎でおこなった。本書は綿密で情熱的、思いやりに満ちたこのうえない歴史書だ」(ジョン・ダワー)
目次
まえがき
プロローグ
第1章 集束
第2章 爆発点
第3章 残り火
第4章 被爆
第5章 動かぬ時
第6章 浮揚
第7章 新たなる人生
第8章 忘却に抗して
第9章 がまん
謝辞
注
訳者あとがき
索引
図版出典
上記内容は本書刊行時のものです。