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ハイデガー=レーヴィット往復書簡 マルティン・ハイデガー(著) - 法政大学出版局
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叢書・ウニベルシタス 1094

ハイデガー=レーヴィット往復書簡 1919–1973

四六判
360ページ
上製
価格 4,000円+税
ISBN
978-4-588-01094-1
Cコード
C1310
教養 全集・双書 哲学
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年6月12日
書店発売日
登録日
2019年5月15日
最終更新日
2019年6月12日
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紹介

1919年の出会い以降、ドイツの哲学者と若きユダヤ系思想史家は、第一次大戦後の時代思潮や困難な研究生活をめぐって赤裸々な書簡を交わし続けた。ナチス政権期の政治的断絶を明確に刻印しながらも、73年のレーヴィットの死まで続いた120通を超える往復書簡群は、時代の証言であると同時に、世界大戦期を生きた師弟の運命的な抗争、そして不可能な友愛を示す稀有のドキュメントである。

目次

マルティン・ハイデガー書簡集成 編者まえがき

往復書簡 1919–1973
書簡1~書簡124

補 遺
1 エリーザベト・フェルスター=ニーチェのカール・レーヴィット宛て書簡(一九二七年)  293
2 レーヴィットの教授資格論文についてのハイデガーの所見(一九二八年)  295
3 カール・レーヴィットのイタリア日記から(一九三六年)  300
4 アーダ・レーヴィット=クレマーのエルフリーデ・ハイデガー=ペトリ宛て書簡(一九七六年)  307
5 トートナウベルクのハイデガー家の山小屋帖へのレーヴィットの書き込み(一九二四年)  308
6 レーヴィットが出席したハイデガーの講義・演習一覧  309

編者あとがき

付 録
略 号
マルティン・ハイデガー略年譜
カール・レーヴィット略年譜
カール・レーヴィットの著作(抜粋)
収録ドキュメント一覧
画像の説明

訳者あとがき
人名索引

著者プロフィール

マルティン・ハイデガー  (ハイデガー マルティン)  (

(Martin Heidegger)
1889年、ドイツ南西部、メスキルヒ生まれ。20世紀最大の哲学者の一人と呼ばれる。フライブルク大学で当初神学を専攻し、のち哲学専攻に転じ、リッカート、フッサールに学ぶ。1919年、フライブルク大学私講師となり、「事実性の解釈学」を講じる。マールブルク大学員外教授、教授を経て、1928年フライブルク大学教授。多くの優秀な弟子を育てる。1927年、普遍的存在論の書『存在と時間』を出版、爆発的反響を呼ぶ。1933年から翌年まで、ヒトラー政権のもとでフライブルク大学長。1976年、フライブルクで死去、メスキルヒに埋葬。他の主要な著書は『哲学への寄与論考』、『ニーチェ』、『道標』、『杣道』、『講演と論文』、『言語への途上』など。全集は100巻をこえる。

カール・レーヴィット  (レーヴィット カール)  (

(Karl Löwith)
1897年、ミュンヘン生まれ。第一次世界大戦に従軍し、大けがを負いイタリア軍の捕虜となる。戦後1917年からミュンヘン大学で生物学と哲学を専攻。1919年フライブルク大学に移り、シュペーマン、フッサール、ハイデガーに学ぶ。ハイデガーの最初期の弟子の一人で、1928年ハイデガーのもとで教授資格を得る。その後、マールブルク大学で私講師。1934年ナチドイツを逃れてローマに滞在するが、1936年ナチの影響を避け、ハイデガーの推薦で仙台の東北帝国大学で教えることとなる。1941年三国同盟の日本からアメリカに亡命。1952年から1964年までハイデルベルク大学教授。1973年死去。その哲学的生涯は、常にハイデガーとの関係を抜きには語ることはできず、ハイデガー批判者であり、また、歴史に定位する思惟を批判し続けた。主著は、『ヘーゲルからニーチェへ』、『ニーチェの哲学』、『ハイデガー──乏しき時代の思索者』など。

後藤 嘉也  (ゴトウ ヨシヤ)  (

1953年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。現在、北海道教育大学名誉教授。単著は『ハイデガーにおける循環と転回─他なるものの声』(東北大学出版会)、『哲学書概説シリーズXI ハイデガー『存在と時間』』、『ハイデガーとともに、ハイデガーに抗して─無意味な世界における意味の誕生』(以上、晃洋書房)。主な訳書は『ハイデッガー カッセル講演』(平凡社)、『フィヒテ─シェリング往復書簡』、H.ハイムゼート『近代哲学の精神─西洋形而上学の六つの大テーマと中世の終わり』、H.ブルーメンベルク『コペルニクス的宇宙の生成Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』(以上共訳、法政大学出版局)。

小松 恵一  (コマツ ケイイチ)  (

1954年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、仙台大学教授。レーヴィット関係の論文は「森鴎外とカール・レーヴィット覚書」(「ヨーロッパ研究」6、東北大学)、「レーヴィットにおける「歴史と理性」の帰趨」(「東北哲学会年報」27)、「歴史の空間性と時間性:レーヴィット、ブルクハルト、武田泰淳」(「フィロソフィア・イワテ」43)、「レーヴィット、アンダース、マルクーゼ─弟子たちのそれぞれの道」(『続・ハイデガー読本』法政大学出版局)。主な訳書はディーター・ヘンリッヒ『フィヒテの根源的洞察』(共訳、法政大学出版局)、ノルベルト・ヒンスケ『現代に挑むカント』(共訳、晃洋書房)。

上記内容は本書刊行時のものです。