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石平の新解読・三国志
「愚者」と「智者」に学ぶ生き残りの法則
発行:PHP研究所
四六判
重さ 333g
232ページ
定価
1,600円+税
- 書店発売日
- 2021年4月12日
- 登録日
- 2021年2月11日
- 最終更新日
- 2021年4月2日
書評掲載情報
2021-05-30 |
産經新聞
朝刊 評者: 早坂隆(ノンフィクション作家) |
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紹介
中国出身の日本人評論家だからこそわかる『三国志』の奥深い人間模様と処世術。いつ死んでもおかしくない武将・家臣・文人らの知略を尽くした生き残り策は、どのようなものだったのか。本書は、『三国志』に登場する人々の事績と人物をクローズアップする。事例を取り上げる際の大きな視点の一つは「大物や凡人は、乱世をどう生き延びたのか」。『三国志』の時代は、約100年間で人口が5分の1に激減するほどの殺し合いが横行した乱世である。高官であろうと庶民であろうと、男であろうと女であろうと、誰もが殺戮や一族滅亡と背中合わせの日常を送っていた。乱世を生き延びることは、すべての人々にとってまさに至難の業だった。だからこそ当時の人々は皆、身分や立場を問わず必死に生きようとした。そして渾身の力で生き延びるための知恵を絞り出し、己の才能を満開させたのだ。「英雄史観」から「庶民史観」へ、歴史の見方が変わる目からウロコの一冊である。
上記内容は本書刊行時のものです。