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アルシノエ二世 エリザベス・ドネリー・カーニー(著/文) - 白水社
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アルシノエ二世 ヘレニズム世界の王族女性と結婚

発行:白水社
四六判
300ページ
定価 4,400円+税
ISBN
9784560096673
Cコード
C0022
一般 単行本 外国歴史
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年10月26日
最終更新日
2018年12月4日
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書評掲載情報

2019-03-09 朝日新聞  朝刊
評者: 出口治明(立命館アジア太平洋大学学長)
2019-03-02 日本経済新聞  朝刊
評者: 長谷川岳男(鎌倉女子大学教授)
2019-02-24 読売新聞  朝刊
評者: 宮下志朗(放送大学客員教授、フランス文学者)

紹介

「クレオパトラの先駆者」の生涯

 アルシノエ二世は、初期ヘレニズム時代における王族女性の苦難と栄光を一身に体現した人物である。アレクサンドロス大王の死後、後継将軍たちが互いに抗争しながら独自に王国を建設していった当時、王権は一夫多妻制をとりつつ明確な王位継承原則をもたなかったため、息子たちの間で継承をめぐって激烈な争いが起こった。アルシノエ二世は三度の結婚のうち二度でそうした争いの渦中に置かれ、息子を目の前で殺される。ようやく安定と栄光を手にすることになる三度目の結婚相手は、実の弟、プトレマイオス二世であった。両親を同じくする同士の結婚はギリシア世界ではタブーでありながら、二人はなぜこの特異な結婚にふみ切ったのか。著者は倫理的偏見を廃した上で、これをアルシノエ二世の生存戦略という観点から解明していく。
 生前に神格化されたアルシノエの祭祀は、エジプトにおけるギリシア人とエジプト人の新しい絆となった。そしてアルシノエの地位と権力、その表象は、マケドニアおよびプトレマイオス王国の王族女性の歴史で大きな転換点となり、あのクレオパトラ七世にも影響を与えたのである。

著者プロフィール

エリザベス・ドネリー・カーニー  (カーニー)  (著/文

アメリカ、クレムゾン大学教授。古代マケドニア女性史研究の第一人者で著書は他にWomen and Monarchy in Macedonia (2000)、Olympias:Mother of Alexander the Great (2006)、King and Court in Ancient Macedonia:Rivalry, Treason,and Conspiracy (2015、論文集)がある。

森谷 公俊  (モリタニ キミトシ)  (翻訳

1956年生まれ。帝京大学文学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史。著書に『アレクサンドロス大王 東征路の謎を解く』『図説アレクサンドロス大王』(以上、河出書房新社)『アレクサンドロスの征服と神話』(講談社学術文庫)など多数、訳書にプルタルコス『新訳アレクサンドロス大王伝』(河出書房新社)がある。

上記内容は本書刊行時のものです。